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読書 "The Perfect Nanny" ブラッディ・ナニー

オリジナルはフランス語で、昨年英語訳が出た本です。

両親の留守中に、子供を守るはずのナニーによって幼い子供二人がバスタブで殺されてしまいます。
NYCエリアにお住まいの方ならピンときたはず。おそらく「例の事件」がもとになっている小説です。

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Title: "The Perfect Nanny"
Author: Leila Slimani
LibraryBook/Paperback/238pp/Published(English version)2018
psychologicalthriller/immigrant/class/mother and children

作者はモロッコ生まれのフランス人です。モロッカンフレンチでいいのかしら?ナニーが子供を殺したら、
100%ナニーが悪く、どんな言い訳もできませんが、移民の立場に立てる作者。どのように話をまとめるのかとても興味を持って読みましたよ!

小説の元になった事件をまず軽く説明します。2012年の10月、NYCのアッパーウェストサイドの高級コンドミニアムで事件は起こります(余談ですが私が住んでいたアパートもこの近所だったので、当時は本当ーにいろいろ噂を聞きました。警察やら取材やらで大騒ぎだったことを覚えています)。
家族同様に周りからは見られていたベテランナニーが、両親の留守中に罪のない幼いきょうだいをバスタブで殺害。戻って来た母親が発見するという衝撃的なもの。家族の父親は大手テレビ局の役員でセレブ階級、一方のナニーはハーレムに住むドミニカ移民ということで、いろいろ話題になりました。
家族はナニーを家族同様に扱い、一緒に旅行をしたり、またナニーの故郷であるドミニカにまで遊びに行ったり、それは仲が良い関係に見えていたそうです。一方で、家族のようななれあいの関係から、時間外の頼まれごともよくされていたようです。事件当日も就労時間外でした。
しかし、殺害にいたるほどのこれといった動機もないため、精神的な病気ではないかと(実際事件前に不審な行動も多かったそう)言われましたが、それで罪を逃れることはなく、今ナニーは終身刑で刑務所に入っています。

小説の大筋も同じ流れです。ニューヨークではなく、舞台はパリのおしゃれなアパルトマン。音楽プロデューサーの夫Pauと弁護士事務所で働く妻Myriamとまだ幼い二人の子供MilaとAdam。家族も居場所もない中年の子守り女Louise。
Louiseは子守りだけでなく、料理も掃除も完璧な理想的なナニーです。最初、夫婦は大喜びで家族友人に自慢していますが、だんだんと慣れてくるとまあいろいろおかしなことも起こります。
仕事でパリに来る以外のLouiseの私生活や、生い立ちのエピソードが随所随所で語られ、精神面のもろさや、積みあがっていくモヤモヤを感じることができます。ただし、それが罪のない子供を殺す言い訳にはなりません。そして最後までLouiseの行動は説明さません。ニューヨークのリアル殺人鬼ナニーYoselyn Ortegaにも具体的な動機がないように。
感情を押し殺し、溜に溜めてからある日突然爆発する、そんな人は多い。特に文句の言えない受け身的な立場にいたり、介護や誰かの世話をせざるえない状況だと、その爆発も大きく、悲劇は間々起こります。そしてそれが子供の話になると、預かる方が悪いのか、預ける親が悪いのかでいつも議論になりますが、、。問題にされて殺されてしまう子供たちが不憫で仕方ない。大人は勝手だな、と。

で、小説として、もう少し作者の考えで流れをつくってもいいように思いました。現実の被害者がいるデリケートな問題なので、難しいとは思いますが週刊紙の記事ではないので、なんかこうもう一歩踏み込んで欲しかったかな。

おやつ紹介ですが、先日まで日本にいたこともあり、今月いっぱいは日本で食べたお菓子シリーズ。
食べたかったコメダ。初コメダ。
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読書 "The Silent Wife" 怒らない妻は怖い

久しぶりの日本、かなりゆっくり楽しんできました。東京は10年ぶりでした。
また近いうちに行くかもしれません。
日本では日本語の本ばかり読んでいたけど、アメリカに戻って来た途端、やはり英語で本が読みたくなりますなー。

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Title: "The Silent Wife"
Author: A.S.A. Harrison

Library Book/Mass Market/369pp/Published 2013

Psychological Mystery/Suspense/Wife/Marriage/

サイコロジカルスリラー/ミステリーの分類に入ってたりしますけど、スリラー度やミステリー度は薄いと思います。

主人公のJodyは45歳、子なし主婦、自由の効く範囲でセラピストの仕事をしています。リッチな夫と、シカゴのウォーターフロントのタワーマンションで、ゴールデンリトリバーと幸せに暮らしています。

夫のToddも45歳、ビジネスで成功し、お金もある、根っからの浮気もの。最近付き合っている女子大生のNatashaにはかなり入れ込んでいて、なんと妊娠させてしまいます。Natashaは親友の娘さんなので、かなり危険な関係なんですけどね。

この妊娠騒動から、夫婦は破綻に向かいます。Jodyは一貫して、騒ぎ立てず、静かに夫の帰りを待つタイプです。

サイコロジカルスリラーとして読むと、物足りないと思います。スリラーではないと思う。

読んでいて、Jodyのクールさが逆に気になってきます。ぎゃあぎゃあ騒がないけどねちっこいタイプです。なんだろう、人と向き合うのが苦手で、話し合いや喧嘩ができない。だから愛するか殺すしかない。演歌の歌詞にもあるけれど、誰かに取られるくらいなら、あなたを殺していいですか?的な。日本にはこういう奥様多いのですよね。私も怒らない人なのでそうかも。おほほ。そういう心理を読む本としてなら面白いと思いますよ。

今日のおやつ。
バレンタインなので Jacques Torresへ。ここ、チョコも美味しいけどホットチョコレートが最高です。エスプレッソと合わせたモカが絶品なのでぜひ!
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読書 "Then She Was Gone" by Lisa Jewell


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"Then She Was Gone"
by Lisa Jewell

末娘でみんなから愛されているEllie Mack(15歳)は、家でも学校でも毎日楽しく暮らしていました。しかし、素敵な彼氏と完璧な夏休みを目の前にし、忽然といなくなってしまいました。

Ellieの母親Laurel Mackは、一番お気に入りの娘がいなくなったことで心が壊れてしまいます。

Laurelは、娘が事件に巻き込まれたとを確信していますが、警察は家出の可能性も見ています。Laurel にとってはEllieが一番で、ほかの家族のメンバーといても、「なんで消えたのはEllieなの」と思ってしまうんですね。。

当然ですが家庭は崩壊、夫とも離婚、残された娘と息子ともギクシャクしたまま、10年の歳月が流れます、、、

何もかも失い、時々子供のアパートを掃除しながら一人で生きるLaurelの前に、Floydが現れます。まあカフェでナンパされるわけですが、なぜか心許してしまい、久々のデートや楽しい会話に気持ちが軽くなり、どんどん惹かれていきます。

そんなある日、Floydの家に遊びに行き、彼の娘に出会い、Laurelは凍り付きます。

Floydの娘 、Poppyが、Ellieの生き写しだったのです。

読みやすくで面白いのでグイグイ読めますが、一点納得がいかないことがあります。
「それって可能なの??」みたいな話がひとつあって、それが気になってしまいました。現代では可能なのでしょうか。うーむ。でも面白いからいっか。。

今日のおやつはクリスマスクッキーの残りです。
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年末からすっごく久しぶりに東京に帰ります!何年ぶりだろう、、はは、、、
いろいろ準備もあるので、今年の読書はこれが最後かな?



読書 ”Maybe a Fox” by Kathi Appelt and Alison McGhee

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本というものは、それ自体で完成するものではなく、書き手と読み手が揃ったうえで、つまり共同作業で出来上がるように思います。

いくら面白く、上手く描けていても、読み手が受け取らなければ意味はありません。逆もまた然り。

今回こちらの本を手にしたきっかけは、日本のある少年の感想文を読んだからです。

そして私は、その少年の百分の一も、本の深部に触れることはできなかった。読書というのは、たくさん読んだからと言って読みこなせるものでも、感動が大きくなるわけでもないのだということを、あらためて感じた一冊でした。

”Maybe a Fox”
by Kathi Appelt and Alison McGhee

この本は日本語訳も出ていて、「ホイッパーウィル川の伝説」と邦題がついています。岩手県に住む少年が、この「ホイッパーウィル川の伝説」を読み読書感想文を書いたのです。

彼は2011年の東日本大震災の被災者で、大好きなお母さんを津波でなくしています。少年は津波が起きた時、お母さんと同じ車に乗っていて、目の前で、流される最後の最後まで、お母さんと一緒にいました。そしてお母さんだけ流されてしまったんですね。

”Maybe a Fox”の本には、母親を亡くした二人の少女が出てきます。姉のSylvieと妹のJulesです。姉のSylvieは、目の前で倒れた心疾患の母親を助けられなかったという思いを抱えて生きています。そしてJulesは、薄れていく母親の記憶と姉の秘密の間でもがきます。物語はSylvie、Jules、そして父親の、それぞれの喪失と思い出が絡まりあいながら進み、悲しい出来事の中で成長していく少女の姿が描かれています。

感想文を書いた少年、虹彦くんはこう言います。

「シルヴィは何度、時間を巻き戻したいと思っただろう。その時、自分が母を助ける方法はなかったのか、答えの出ない問いを何度自分にぶつけただろう。きっと尖ったものが心に刺さったままのように、自分を責め続けて生きてきたのではないか」



虹彦くんが表現する、この”尖ったもの”を、読書中感じとれる人は一体どれくらいいるのでしょうか。

おそらく必要なのは読む力ではなく、人間力で、この少年が、大きな悲しみを通して、素晴らしい青年に育っている証でもあるのでしょう。虹彦くんは、読書を通して、読書感想文を書くことで、封印していた気持ちを整理できたようです。

お母さんっ子だった少年と、そのお母さんがとてもかわいがっていた末息子の虹彦くんの記事はこちら。本を読まなくても、こちらの記事はとても素晴らしいので一読をお勧めします。ちなみにNHKの記事です。母の死“封印”した少年が初めて語ったこと|NHK NEWS WEB

本自体も良い本で、人間的に浅い私でも最後は涙が出ます。虹彦くんには素敵な本を紹介してくれてありがとう!と言いたい。ちなみに原本ですが、英語は児童書なので難しくなく読みやすいです。8-12歳レベルかな?でも内容が神秘的なので注意深く読む必要がある本です。




読書 "Flowers in the Attic" by V. C. Andrews

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旅行中、ゴシックっぽいのが読みたくてこちらをチマチマ読んでいました。アメリカンゴシック小説の代表的一冊。
ゴシックホラーではないんですけど、別の方向で怖いというか気分悪くなるというか、そういう話でした。

"Flowers in the Attic"
by V. C. Andrews
(used book)

豪華なお屋敷で暮らす、美人でおしゃれな母、ハンサムで優しい父、4人の子供たちのDollanganger家は、幸せで理想的な毎日を送っていたんですね。
しかしある日突然、お父さんは交通事故で亡くなります。
美人でおしゃれな母親Corrineは生活能力ゼロ。今まの豪華な暮らしも、お嬢様気質の母Corrineのために、父親がかなり無理をしていたようです。

母親Corrineの提案で、子供たち4人は母親の実家に帰ることになります。

母親の実家はかなり裕福ではあるのですが、Corrineはとある理由で両親から勘当されていて、子供たちも祖父母に会ったことすらありません。

今回の事情でCorrineは子供を連れて実家に戻りましたが、父には子供の存在すら話しておらず、母親と協力して子供たちを屋根裏部屋に隠します。父が死んで遺産を相続すれば、大金を手に入れて自由になるからそれまでは我慢するように子供たちに言い聞かせています。

子供たちはCorrineの母(子供たちの祖母)の Oliviaに監視監禁され、特に小さな双子たちCarrieとCoryは心身ともに弱っていきます。
上の子二人長男Chrisと長女Cathyは年頃ということもあり、おかしな関係になっていきます。ちなみにナレーターはこの長女、Cathyです。とにかくあっちもこっちもひどく歪んでいく話で、誰よりもお母さんの歪み方にはイライラするというか腹が立ってきます!

思っていたよりショッキングな内容で、当時は若い娘さんから主婦までが夢中になって読んだと言われるだけあります。薄気味悪い話なんですけど、ゴシックホラーではなく、ゴシックロマンス、もしくはハーレクインロマンスに近いのかな。

おやつ。
最近はまってしまったパンプキンチーズケーキ。
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読書 "The Friend" by Sigrid Nunez

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一昨日発表になった2018年National Book Awards。フィクション部門の受賞作品。実は偶然読んでいる途中の本だったのでちょっとびっくりしました。といってもロングリストに入っていることは知っていましたけども。

"The Friend"(2018)
by Sigrid Nunez

老いるとは、得たものを一つ一つ失っていく過程でもあります。
悲しいことではあるけれど、同時に失っていくものそのものたちが、私たちが何者であるかを教えてくれます。一流のスポーツ選手が、誰よりも体力の劣えを感じるように。

友情と同時に喪失もまたこの本の一つのテーマです。老い、友情、今の時代の作家の生き方や意味、出版ビジネス、本(特にフィクション)のこと、そして犬と、いくつかの興味深いテーマが絡まりあっていて、それでいてスイスイと流れていく文章。

ストーリーではなく、センテンスを読ませる本で、都会的で知的でドライで苦笑を誘う独特のユーモアがある文体は、エリザベスストラウトさんに似てる気がした。ヴァージニアウルフ的な。私は全員好きなので、こちらの本もとても気に入りました。男性にはどうだろう?ウルフもストラウトも、好きという男性を、聴いたことがないのだが、、。アリス•マンローとか男性にもファンが多いけど。何なのだろうその辺の違いって。

話の筋としては、literatureの世界に身を置く中年女性が主人公で、彼女の長年の親友であり、同じく文学の世界で生きてきた男性が自殺したことから始まります。彼は彼女の元教授&メンターで、男女関係よりも友情が芽生えた間柄です。まあ今だとそれでもセクハラで、彼のようなタイプはやはり生き辛いでしょう。
で、女性は彼の飼っていた犬を引き取ることになるのですが、犬は超大型犬のグレートデンだし、アパートはペット禁止で狭いし、また老犬なのでいろいろ問題があってまあ本当に大変なんですね。

しかし女性は犬を手放さないのです。手放すことはできないのです。
女性が友に語る形にはなっていますが、それは彼であり、犬であり、いやどちらでもいいのかもしれない。

繰り返しになりますが、ストーリーがポイントの小説ではないのであらすじを語ってもあまり意味がないかもしれません。文学関係者好みの文学話もたくさん出てきますし、当たり前のように数々の作家の言葉が引用されているし、最初はこのような本を受賞させるのは内輪受けではないかと心配しましたが、でも、今時本を読むのは本好きだけだし内輪受けで全然いい。むしろその方がいい。他のロングリスト本は読んでいないので比べてはいませんけども。

本にはエンターテインメント本と、文学本があって、私は両方大好きだし(その二つが上手く融合されている本が一番良いけども!)、両方大事にしたいけれど、ただエンターテイメント本は、映画や漫画や他の媒体でいいようにも思う。一方で、言葉自体に重きを置き、大勢の人が感じてはいるけど言語化できないものを形にして思考の回路をつくることは文学にしかできない。私はやっぱり言葉が好きだし、言葉を上手に巧みに操れる人は凄いと思う。

おやつ。
久しぶりにモンブランを食べた!美味しかった!
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テーマ : 洋書
ジャンル : 本・雑誌

読書 "An Unwanted Guest" by Shari Lapena

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森の中の隠れ家ロッジ。雪と氷で閉じ込められた10人のゲストとホテルの経営者親子。そこで次々とおきる殺人事件。。

"An Unwanted Guest"(2018)
by Shari Lapena
(library book)

秋が早足でやってきました!外は冷たい風が吹くこの時期だからこそ、暖かい飲み物とブランケットを用意して、ぬくぬく読みふけりたいミステリーです。

"A Stranger in the House"、"The Couple Next Door"と続いて、 Shari Lapenaさんの最新作です。今月すでに彼女の本3冊全て読みましたが、難しくないしテンポがいいから読みやすいんですね。もっと読みたいんですけど、年に1冊ペースみたいですね。

雪でホテルに缶詰めになったお客さんたち10人と、ホテルのオーナー親子2人。計12人で繰り広げられるミステリーです。
友達同士でやってきた女性客2人、息抜きでやってきた弁護士、ゴーストライター、そして男女ペアが3組(倦怠期の夫婦、資産家と美女の組み合わせなど)と、なにやらクセのある人々が集まってます。

舞台のロッジは、日本でもよくある、少人数制の、こじんまりとしているけど贅沢でリッチなホテルという感じ。森と雪で覆われ、シンと静まった冷たい空気、そして暖炉とライブラリー。週末にゆっくり読書をするには最高ですな。私も行きたい。

けれど、尋常ではない吹雪のため、外との繋がりがシャットダウンされ、電気もなく、殺人事件が起きるとなると話は別です。

最初の事件では誰もが 「事故、もしくは殺人であっても犯人はアイツだろう」と予想をつけていましたが、第2の殺人、そして第3の殺人と、ランダムに人が死んでいくと、残された客同士でパニックになります。次は自分が殺されるかもしれない。犯人はこの中にいるのか、もしくは侵入者が潜んでいるのか。

パニック状態なのである意味仕方ないかもしれませんが、お互いがお互いを疑い出す頃からなんだかストーリーがめちゃくちゃになります(笑)。動機もない人をみんなで犯人扱いしたり、謎の行動に走ったり。まあいつものことですが、リアリティには欠けます。でもお気楽ミステリーということでご愛敬。

とにかく勢いで読めてしまうので、軽めで雰囲気重視のミステリーをお探しのあなたにおすすめの一冊。冬の旅行に持って行くのもいいかも。そして読書の前に暖かい飲み物の用意をお忘れなく!

おやつ。
この時期美味しいホットアップルパイ。ホイップとシナモンは必須!
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テーマ : 洋書
ジャンル : 本・雑誌

読書 "A Stranger in the House" by Shari Lapena

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先日読んだ"The Couple Next Door"が、睡魔と闘いながら寝落ちするまで読み続けてしまう「一気読み本」だったので、同じ作者の二作目も借りて読みました。こちらも一気に読みました。

"A Stranger in the House"(2017)
by Shari Lapena
(library book)

十分面白かったのですが、前作ほどの勢いでは読めませんでした。途中でよくある展開になってしまったので中弛みしてしまいました。それでも最後にはちゃんとヒネリがあるだろうと期待して読みましたが。

舞台はお馴染みニューヨーク郊外で、主人公は若い夫婦です。
奥さんのKarenと旦那さんのTom、まだ子供はいませんが、快適な家で仲良く平和に幸せに暮らしています。

ある晩Tomが仕事から戻ると、奥さんがいません。いないというよりも消えたと言った方が正しい。調理中の料理はそのまま、携帯も財布もそのまま、いかにもどこかへ飛び出したか、連れ去られたようです。置手紙もメモもない。いつも慎重で用心深いKarenらしくない行動です。

Tomは警察に連絡し、しばらくしてKarenは見つかります。どうやら交通事故を起こし病院に運ばれているらしい。わからないのは、なぜそんなに慌てて家を飛び出したのか。また交通事故を起こした場所が、町でも有名ないかがわしい場所であったことも謎です。そんな所に近づく理由がないからです。そして何ひとつ、交通事故も、家を飛び出したことも覚えていないKaren。そして交通事故現場の近くで、殺人事件まであったことが分かり、、、。

少しずつ事件が解明されるたびに、Tomの中で芽生える「自分が結婚した女は、一体誰なんだ」、という疑惑。まあでもこういった感情は、殺人事件などが起きなくても夫婦をしていると出てくるものですが。

今回も怪しいご近所さんが重要人物で登場します。期待通り、ラストはちょっとしたヒネリがありゾクっとしますが、面白さは前作の半分くらいかなあ。あとディテクティブが無駄に同じメンバーで少し笑える。探偵ものでもシリーズものでもないので、これはご愛敬でしょうか。

おやつ。
季節スイーツ!パンプキンドーナツ!
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この黄色がカステラみたいで美味しい。



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テーマ : 洋書
ジャンル : 本・雑誌

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国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている子なし40代主婦。

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