ここ数日肌寒かったです。ホットチョコレートを用意して、ついでに暖炉でキャンドルなんぞたいていました。ミステリーを読むにはちょうど良い雰囲気。それで急にアガサクリスティを読みまくっていたわけです。

読書したくなる飲み物と言えば、わたくし、断然このホットチョコレートです。チョコを溶かすのが面倒な時はホットココアでもいいですけど、マシュマロはいれたいものです。
『寒い夜、暖かい部屋でゆっくり読書しながら飲むもの』としか言いようがない。

でもでもさびれたカフェでアメリカンコーヒーを飲んでると、むしょうにスタインベックが読みたくなったり、休日昼間のテラスでビールを飲んでると(好きでもない)ヘミングウェイが読みたくなったり、飲み物で触発される読書ってありますよね。

普段の読書中の飲み物としては、家では紅茶、カフェではラテを飲んでます。


***



休日。オーブンでじっくり焼いて甘くしたパプリカを、冷やしてトマトやフェタチーズ、アンチョビやバジルソース、ディルなどを盛り込んで。

こちらのサイトで紹介されてるのをマネしてみました。もちろん特性ソースはマネできません~。

パプリカの甘みとトマトの酸味が美味しかったですよ。

一緒に作ったシーフードプレートは、
サーモンとエビピラフ、
ルッコラとオリーブ、ビーンズです。


週末はずっとテニス。朝からテニス。
午後はビールと寿司ランチ。




今週は気になることがいろいろあってちょっと胃がキリキリ・・です。
でも頑張ります。




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秋ですなあ~。今年も残るところあと三ヶ月!早いですねー。
来年の手帳第一弾です。

手帳は毎年2~3冊は買います。使い分けするわけではなく、安いのとかセール品を買ってしまうから結局どれもイマイチでね。
数冊用意して、「今年の一冊」になるやつを待つわけです。

ただ来年は、少し落ち着いた暮らしがしたいという野望?があるので、今年はトラベル系ではない、アットホームな手帳を願掛けで買ってみました。










literatureクラスで読む図書。趣味の読書と併読になるので困る。併読苦手なんですよー。

それにしてもこのThe Handmaid's Tale

出生率がおそろしく低下した近未来が舞台で、健康な女性は出産だけが求められ、「産む機械」として存在します。でもある意味、日本全体のいわゆる今の「空気」も、それと変わりないように思いますけどね。







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以前読んだEat, Pray, Loveの時と同様で、とても売れていたのは知っていたけど、あえて手を出さなかった理由から。だってこれ、バトル・ロワイヤルじゃない?

Book No. 80

Title: The Hunger Games
Author: Suzanne Colins
Published: 2008
Pages: 384pgs


と言っても、バトルロワイヤルは読んでないし、映画も見ていないのですが。

ただ、前回読んだクリスティのCrooked Houseだって、「あれ」と同じだし、バトルロワイヤルの作者もスティーブンキングのThe Long Walkがベースになっていると言ってるし。未来都市設定でディストピアだと多かれ少なかれこんな感じになるだろうから仕方ないのかなあ、と。

で、面白かったです、かなり(笑)。素晴らしい本と言うよりは完全なページターナーで、本置けないじゃないのよ状態。YA向けだけど、私も結構興奮してしまいほぼ一気読み。

Sixteen-year-old Katniss Everdeen, who lives alone with her mother and younger sister, regards it as a death sentence when she steps forward to take her sister's place in the Games. But Katniss has been close to dead before―and survival, for her, is second nature.

The Hunger Gamesの舞台はある未来都市で、豊かなCapitolと、貧しい労働者のDistrictsに分かれています。Districtsは12に分かれ、住人は非常に貧しく、Capitolのために食料や原料を生産しています。この12のDistrictsの中から毎年24人(1地区から2人)、12歳から18歳までの少年少女が抽選で選び出され、最後の一人になるまで殺し合う殺人ゲームが、政府主権で行われます。

Districtsの中から反逆者を出さないよう、ガバメントがパワーを見せつけるのがこのHunger Game。誰が優勝するのか、Capitolでは賭けが行われ、闘いの模様は全てテレビ中継されている。最後に残った人間には一生困らないだけの賞金が与えられます。

この本の主役はKatnissという16歳の少女。父親を亡くし、Districtsの中でももっとも貧しいとされる炭坑地区の少女で、妹と母親のためにあらゆる手段を使って食料を集め、彼女たちを守っている強く優しい少女です。
Katnissは、妹を守るために咄嗟に出場権を奪います(お姉ちゃん子だった私はこの辺で涙目)。

同じ地区から選出された少年は、Peetaというパン屋の少年で、Katnissは一度、飢え死に寸前の状態を彼に救ってもらったことあります。また彼の父親もとても親切で、Katnissがいない間、妹と母親が飢え死にすることがないように、ちゃんと見ててあげると約束してくれます。

しかしPeetaはかなりトリッキーです。Katnissは右往左往します。作戦なのか、優しさなのか。
そして他の出場者の中に、妹そっくりの12歳の小さい少女がいることを知ります。この少女とは、ゲーム中に知り合い、Ktnisshはやっぱり保護し始めちゃうんですね。

最後の一人にならなければ家には帰れない。家に残して来た妹と母親は、Katnissなしではおそらく十分な食料も得られない。しかし最後の一人になるには、強豪な他の出場者たちだけではなく、Peetaも、妹のようなRueも、死ななければならない。そして弱い者だってずる賢く生き残れる。

読みどころはもちろんHunger Gamesそのもの。果たしてKatnissは生き残れるのか。そして誰を殺し、誰を守ることができるのか。

戦場、物資提供、騙し合い、殺し合い、協力、駆け引き。そして意外なエンディング。

この本は三部作になっているので、続きも図書館で予約して読んでみたいと思います。もっと面白いらしいですね。どうやら次の作品もバトロワ2と設定は似てるようなんですけどね。



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ミステリーの女王ご本人が、最も満足している作品の一つとしてあげているこの作品。

こちらでもTOP 10に入れてますね。名探偵は登場しません。名探偵が出て来ちゃうとあのエンディングにはなりませんからね。ミステリーですが、テーマは「ゆがんだ家族愛」。一見幸せそうな家族の、ゆがんだ愛情とゆがんだ関係が生む悲しい殺人事件。

Book No.79
Title: Crooked House
Author: Agatha Christie
Published: 1949
Pages: 302pgs

家族というのは素晴らしいものですが、同時に重いものです。愛という名で家族を縛り、愛と言う名のもとに平気で家族を苦しめる人もいます。

殺害されたAristide Leonidesは、一代で莫大な富を築いた尊敬に値する老人ですが、まさにそんな感じの人間で、愛とお金で強引に家族を結びつけています。そしてある日殺害されます。身内の犯行です。

後妻でまだ若い妻。その妻に思いを寄せる家庭教師。子供達を育ててきた叔母。負債で苦しむ息子と、我関せずの息子、老人のやり方に満足していない息子たちの妻たち、微妙な距離感を持つ孫達、などなど。

物語の進行役はCharles Hayward。彼はAristide Leonidesの孫娘にあたるSophiaの婚約者です。Sophiaから、おじいさんの死が解明されるまでは結婚出来ないと言われ事件に首を突っ込みます。Charlesの父親はスコットランドヤードのえらい人で、Charlesとああだこうだとおしゃべりしながら少しマープル的な働きをします

先へ先へと、はやる気持ちを押さえて読むのが拷問でした。細部を見逃すと犯人を見つけられないですからね。でも気になって仕方がない、犯人は絶対この人でしょ~、と。
びっくりするほどではありませんでしたけど、読後、シンミリしちゃう悲しさが残るお話でした。

さて週末です!来週から始まるクラスに向けて読むテキストがどっさり!でも負けずに読書もしますよ~テニスもしますよ~。みなさまも良い週末と良い読書を♪




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以前住んでいた町で通っていたカレッジのDistance Learningのコースが受けられることになりますた~。わーい。文学のクラスと美術史です。

急な引っ越しで、まことに中途半端な状態でセメスターを終わらせてきただけに、嬉しいです。オリエンテーションも受けられないので無理かな~と思っていたので先生には感謝です。ただしスクーリングとか無理なので(国が違うし)、グレードなどは頂けませんから自己満足の世界です。我が家はまた2~3ヶ月後引っ越しがあるかもしれないし、目先の予定しか立てられないのでこれが精一杯。

週4時間の Online time と、8時間のAssignment time。gmailでも気軽にチャット出来るし、スカイプもあるし、便利な時代になったものです。

先日一晩かけてシラバスを検討。思っていたよりテキストの量が多い・・・。Assignment の提出は毎週月曜日。土日は無理なので、月~金は毎日2~3時間はとらないと。趣味の読書も月4~5冊は読みたいんだけどなー、秋だしね。

で、いつ読むかなんですよ!テキストも趣味の本も。基本的に昼間は本とか開く気分になれないんですよねー。買い物とかジムとか外に出ちゃうし。午前中はヨガのクラスがあるし、やはり起床時間を早めるしかないかなー・・と今考えてます。結局集中出来る時間帯って、平日の夜の10時以降か、早朝なんですよね。

とりあえず明日から、起床時間を1時間早めてみます。いつも7時半に起きるので、6時半起きということで。続けられる予感が全然しないんですけどもね!(寝る時間が早まるだけだったり)




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どうして女性たちは最低男に惹かれてしまうのでしょうか。もおーイライラムズムズしちゃいましたよ~。夢中で読んじゃいましたけど!

Book No.78

Title: Mrs. Kimble
Author: Jennifer Haigh
published: 2003
Pages: 400 pgs

In her masterful first novel Mrs. Kimble, Jennifer Haigh delivers the compelling story of three women who marry the same man -- an enigmatic opportunist named Ken Kimble.

Ken Kimbleは、嘘つきで冷酷で無責任な男ですが、ルックスの良さと表面的な優しさで、女性に不自由しない男です。そして3回も結婚します。そしてこの3人の妻たちですが・・

19歳になる前に、Kenと出来ちゃった結婚をしてヤンママとなるBirdie。

39歳・独身キャリアウーマン・&資産を持つリッチなJoan。

そして生まれつきの痣で、美しいけれど自分に自信のないDinah。

まったくタイプの違う女性達ですが、同じ男に惹かれちゃうんですね~。人間変なところに共通点があるものです。

最初の妻となったBirdieは、19歳になる前にKen Kimbleと出会い、妊娠し、結婚します。この時Kenは30歳そこそこ、聖職者です。19歳の幼妻Birdieは、体の不自由はKenの父親の世話をしながら子供を二人産みますが、最後はKenに逃げられます。幼い子供二人を抱え、社会経験すらないBirdieは、ウェイトレスの仕事を得ながらギリギリの生活で、アル中となり、幼い子供たちを放置状態です。

二番目の妻Joan、39歳独身女性。記者としてニューヨークでバリバリ働いていたキャリアウーマン。父親の葬儀と、父親の残した家と遺産を受け継ぐため、休職してマイアミに越して来ました。けれど数年前に乳がんの手術を受けていて、人生迷い始めています。不動産ビジネスで成功した父親の不動産や遺産で、かなりリッチでお金には困らないけれど、孤独と病気で何の希望もありません。JoanとKenはそんな時出会います。しかし嘘で固められたKenとの暮らしは、決して孤独を癒してくれるものではなかった。

三番目の妻Dinahは当時20代前半。Kenは50歳。昔Kenと最初の妻Birdieのために、ベビーシッターをしていたことがある。ワシントンDCでKenと再会。この頃には、KenはJoanの父親と親族が始めた不動産の仕事を受け継ぎリッチな成功した中年男となっている。Dinahは見習いシェフとして働いていたが、事故に合い、経済的ピンチをKenに救ってもらい、そのまま結婚。Kenの晩年の人生を供に過ごす事になる。

最低男と書きましたが、結婚中は別に暴力を振るわけじゃないし、ギャンブルするわけでもないし、仕事もします。でもね「冷たい」んですよ、とっても。自分しか愛してないんです。最後の最後には化けの皮が全部剥がれて、どうしようもない男の姿が浮き彫りになるんですけどね。

しかしまったくどうしてこんな男に惚れちゃうかね~と思うのですが、まあこのKenという男、女性の心の隙間にスッと入り込む能力でもあるのでしょうかねえ。。彼の最期、あれでも全然物足りないくらいですよ!

ちなみにJennifer Haighは、こちらがデビュー作で、2004年のPEN/Hemingway Awardを受賞しました。この本面白くてかなり気に入ったので、彼女の他の作品も図書館で予約中!


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ちょうど彼女の本を読んでいたら、昨日9月15日はアガサ・クリスティのお誕生日ですってね。そして今年は生誕120周年にあたるそうですね。(昨日のGoogle doodle、すごく可愛かったですよね!) Happy 120th Birthday to Agatha Christie!


Book No.77

Title: The Body in the Library
Author: Agatha Christie
Published: 1942
Pages: 245pgs


おばあちゃん探偵、ミスマープルシリーズです。

ある朝、Bantry大佐(Colonel)と奥さんが目覚めると、なんと書斎(library)に見知らぬ若い女性の死体が転がってました。

当然最初に疑われるのはBantry大佐です。そしてここは小さな村。噂は一気に広がります。死体の女性はホテルのダンサーで、Bantry大佐はそのホテルに行ったこともあるので、リタイヤ目前のBantry大佐はあらぬ噂で社交生活までままならなくなっていきます。

夫婦仲が悪かったりすると、ここで奥さんまで家を出ちゃったりしますよね。

でも幸いなことに、Bantry大佐の奥さんは旦那さんを疑いもしないし、その上Miss Marpleの友人です。そして絶対Marpleが事件を解決してくれると信じています。そもそも朝一番でMiss Marpleを呼び出し現場検証させます。警察が本格的に調査を始める前に、関係ないおばあちゃんが死体の周りをウロウロしてるとかって(笑)。ほのぼのしてて最高。殺人事件だというのになぜか和むクリスティワールド。

さてこの死体のホテルのダンサー。実はとある大金持ちのご老人に気に入られ、近々養子になる予定があったことがわかります。ご老人は数年前に、妻と娘と息子を、事故で同時に失っています。でも死んでしまった娘と息子には、それぞれ配偶者がいて、彼ら(義息子、義娘とそのその連れ子)とはご老人は比較的上手くいっています。遺産もトラブルを避けるため、すでに子供達に分けてあります。

警察が解決の糸口を掴めぬまま、第二の殺人が起こります。またまた若い女性です。

ダンサーの少女は誰に殺されたのか?そしてなぜBantry大佐の家の書斎に置かれていたのか?第二の殺人とはどうつながるのか?

「誰を見ても誰かを思い出す」Miss Marpleですが、ここでは彼女の観察力が光ります。特に女性ならではの視点が必要な今回の事件。Miss Marpleなしでは迷宮入りしていたかもしれません。今の時代では絶対考えられない話なんですけどね。





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Book No.76

Title: Stephen King Goes to the Movies
Author: Stephen King
Published: 2009
Pages: 592

映画化された作品のいくつかを収録した短~中編集。「1408」の原作を読んでみたかったのと、「Rita Hayworth and Shawshank Redemption」が収録されているところに惹かれました。

収録作品
"1408"
" The Mangler"
"Low men in the Yellow Coasts"
"Rita Hayworth and Shawshank Redemption"
"Children of the Corn"

『1408』

以前映画を観た時、原作はどんなのだろう?と興味を持った。なんとなく本で読んだ方が怖そうな設定だったので。短いのであっという間に読めちゃいます。

心霊スポットの取材で訪れた作家のMike Enslinが、Hotel Dolphin 1408号室で恐怖の一夜を体験する話。13階の、数字を全部足すとやはり13になるこの部屋で、ホテルマネージャーMr. Olin曰く、過去42人が死んでおり、12人が自殺をはかり、30人が自然死で亡くなっている。不思議なことに、Mr. Olinは、この部屋にゴーストがいるとは思っていない。けれど「何かが」存在し、人を狂わせるとMikeに告げる。部屋に入ったMikeは、取材を進めるうちに、確かに部屋の異様さを感じ、恐怖におびえる。

映画と少し印象が違ったのだけどさて何だろう?原作の方が「シャイニング」や「IT」のエッセンスが出てるかもしれません。何か悪意をもった「存在」を確かに感じますのでね。

『The Mangler』

ランドリープレスマシーンが、人間の血の味を覚え、意図を持って襲って来る。タイトルの名前はマシーンについた名前で、実際スティーブンキングと彼の母親が働いていたクリーニング屋で使っていた機械にこの名前がついていたとか。とても短いお話。よく映画になったなあ、これ・・・

『Rita Hayworth and Shawshank Redemption』

言わずと知れた名画「ショーシャンク」の原作。原作も素晴らしくて、私はこれ読むの何回目でしょう。で読むたび泣いてます。個人的に映画より本での方が感動しやすい体質なので、映画では泣かないんですけどね。本はダメです。泣いちゃう。希望と友情。諦めないこと。自由を、人生を、自分を諦めないこと。

"Remember that hope is a good thing, Red, maybe the best of things, and no good thing ever dies."

それにしても冤罪というのは、ゴーストなんかよりもずっとずっと怖いと私は思うのですが。。



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Book No. 75

Title:The Fiction Class
Author: Susan Breen
Published: 2008
Pages: 304pgs



マンハッタンで小説を書いて暮らす。誰もが憧れそうな話です。なので当然たくさんあるんでしょうねえ。このようなカルチャースクールも。



Arabellaは、38歳の独身女性で、ニューヨークのアッパーウェストサイドで、成人向けに「小説の書き方」を教えています。

レクチャーは毎週水曜日、午後2時から5時までで全10回。11人の生徒がいます。Arabellaは、毎週水曜日に授業を終えると、その足でナーシングホームにいる母親に会いに行きます。この母親との関係が第二のストーリーです。

10回の授業ごとに章が分けられていて、キャラクターの作り方、プロットの練り方、テーマの選び方、スタートとエンディングについて、と一通りの小説の書き方を学べます。小説は読むのが専門の私でも、こういう授業は面白いなあと思いました。新しい視点で本が読めそうな気がします。

この作者、実際にマンハッタンで小説の書き方を教えているライターですので(作者のHPと、ワークショップ Gotham Writer's Workshop)、授業内容はリアリティがあるし、価値あると思います。毎回、章(クラス)の終わりには宿題も出るので、一緒にやってみるのも楽しいです。

と、ここまでがpros。conいきますね。Arabellaもお年頃の独身女性ということで、生徒の一人と恋をします。ただこのお相手なんですが・・・

クラス初日から、前の席で微笑んでいるダンディな中年男性。そもそも平日昼間のカルチャースクールで働き盛りの50前後の男性が何で小説の書き方を学んでるかと言えば、ビジネスでどえらく儲けてセミリタイヤなんだと。で、いろいろ経験を書き留めたいと。

おそらくパークアベニューに住んでるらしいこのダンディ、お手伝いさんもいて、クローゼットには未使用のイタリー製の服がびっしりなセレブぶり。ご飯を作って食べさせてくれたり、Arabellaは仕事だけしてなさい~みたいな。ちょっとねえー・・・。なんか無理あるのよー。いないいないそんなやつ(昼間のカルチャースクールには)。

主人公がダンディといちゃつき始める後半から、なんとなく授業もプロフェッショナルな感じじゃなく、レクチャー内容はいいんだけど趣味の世界?みたいな感じに聞こえてきちゃうんだなあ、これが。Arabellaは7年かけてまだ完成していない小説を自分でも書いているんだけど、そんな所とかも、この彼との関係が加わると甘えに見えちゃって残念。

まあ恋愛小説の主人公から名付けられたArabella。母親をそのせいで恨んでたこともあるけど、最後は母の願い通りになったということでまあいいんですけどね。私はこのダンディがイマイチだったけど、全体的には面白いし読みやすい本ですよ。





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定例の引っ越しを終え、荷物とか掃除とかいろいろありますが、また読書出来る環境に戻れると思います♪ 洋書カテゴリーも復活させましたので、本の国のみな様、またまたよろしくお願いします。

Book No.74

Title: Shutter Island
Author: Dennis Lehane
Pages: 414pgs (paperback)
Published: April, 2003

The closer Teddy gets to the truth, the more elusive it becomes, and the more he begins to believe that he may never leave Shutter Island. Because someone is trying to drive him insane. . . .[from the cover]

時は1954年。USマーシャルのTeddy Daniels と彼のパートナーChuck Auleは、ボストン沖の離れ小島、Shutter Island の Ashecliffe Hospitalへとある調査をしにやって来た。

Ashecliffe Hospitalは、凶悪な犯罪を犯したサイコパス患者/犯罪者だけが収容された隔離施設で、TeddyとChuck の任務は、病室から突然消えたRachel Solandoの行方を探る事だった。Rachel は自分の子供3人を殺した若い母親で、謎の暗号メモを残していた。

任務を遂行する一方で、Teddyにはこの島で独自に調査したい事柄があった。実はTeddyの愛妻Doloresは、数年前アパートの放火火事で死亡しており、その放火犯、Andrew Laddisが、この島にいるのではないかとTeddyは疑っているのだ。

しかし、病院側から提供される辻褄の合わない説明、嵐、謎の頭痛に悩まされ、Teddyの調査は進まない。そんな中Rachel Solandoは発見されるが・・

"Someone is missing" 。でも本当にいなくなったのは一体誰なのか・・・


作者は、Mystic River(2001) Gone, Baby, Gone(1998)の作者でもあり、今大人気のDannis Lehane。彼の2003年の作品で、近年映画化もされたShutter Islandです。

とにかく始めから引き込まれ、途中飽きることもなく最後まで一気に読めた本でした。読書中モヤモヤするので先へ先へと読んでしまう王道ミステリー。そして中盤、疑い始めると読書の視点が大きく変わってしまい、"ぐわん" とした感覚を味わいます。

ところでこの本。サマーリーディングとしてバケーション中ビーチベッドで読んだのですが、読みふけってしまいせっかくのピナコラーダが生温くなってしまったという、嬉しいような悲しいようなオチがつきます。

近いうちに映画の方も観てみようと思います。




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