和書「痴人の愛」



痴人の愛

谷崎 潤一郎

1924年

読まず嫌いの谷崎潤一郎です。中でもたぶん私の毛嫌いの根っこにあると思われる「痴人の愛」を読みました。


今人気のアイドルグループや、デート系ゲームなど、男性の「育てたい・見守りたい」願望を上手くくすぐっているらしいですが、美少女育成ゲームって昔っから日本人好きですよね。光源氏と紫の上とか。

「育てて見守る父性愛目線」と言いながらも、しっかり色気を秘めているわけで、なんなんでしょうか、その辺の男性心理って。

さて、大正時代に「ナオミズム」という流行語まで生み出した、文豪谷崎の代表作の一つ。読んだ人も多いと思いますが、一応あらすじです。

河合という中年男が、カフェで働く女給(メイドカフェですか)のナオミ(14歳)を見初め、「自分の手で育ててみたい」と願望にかられ、一緒に暮らすようになります。ナオミがやりたいと言う英会話教室やダンスのレッスンに通わせてあげながら、ナオミの成長を見守り、でもすることはちゃんとして女にするわけです。ナオミはそのうち河合の手に負えないレベルの女になっていくのですが、その頃には河合はすっかりナオミの肉体の奴隷になっていて、ご主人様と奴隷の立場がすっかり逆転してしまうような、これ一体何時の時代に書かれたのですか?数年前ですか?みたいな小説です。


このナオミという美少女ですが、当時では珍しいハーフっぽい名前(実際は奈緒美)と、ハーフっぽい外見なんです。第一次大戦後の、誰もが「ハイカラ」になろうと頑張ってる大正末期の日本で、主人公河合はナオミという欧米人のような名前にまず惚れるんです。そのうちとんでも女に成長していくのですがね。「ナオミちゃ~ん、ナオミちゃ~ん」と甘やかすもんだから。

で、ナオミちゃん。家事は一切しないで食事は全て外食か店屋物。昼まで寝てて掃除ももちろんしないので部屋はぐちゃぐちゃ。服や着物をあれもこれも買い放題。遊び好き。そんなに散財しちゃうとお金が無くなっちゃうよとこぼせば「私に我慢させる気か」とふてくされる。借金させる。男を家に連れ込む。追っかけてでも男と密会する。何人もと浮気している。恥美主義なのか、マゾなのか、女性拝跪なのか、自虐趣味なのかは知りませんが、主人公河合は制するどころかある意味助長しています。楽しんでます。

浮気で家を追い出されたナオミが、河合の家に戻り、河合を屈服させる手練手管は見事です。ナオミの身勝手振りをイライラしながら読んでましたが、笑いさえこみ上げてきます。ナオミ最強(笑)。はっきり言って見習いたいくらい。こんなに愉快な小説だとは知りませんでした。

読まず嫌いでしたが、まだいろいろ読んでみようと思います。今度はもう少し日本的なのも。「細雪(ささめゆき)」とか、なんて綺麗な日本語なんだろう。

それにしても私、ちょうどこの小説を読む前、小津映画「東京物語」をま~た見ていたのですが、痴人の愛の「ナオミ」は、原節子演じる「のり子さん」の、四半世紀も前の女性なんですよね・・・・。大正女性の高飛車ぶりと、それに続く昭和女性の地味さのギャップが恐ろしい。。戦争が入りますからねえ。まあ今でもバブル世代女子と氷河期世代女子とか、似たような話ありますけどね。


さてなんだかもう週末ですね~。ちょっと最近あれこれあってなんだかも~。


.

朝の新聞タイムと朝いちでセフォラ


最近暑いですけど、朝は涼しく最高に気持ちがいいので、毎朝9時頃、近所のどこかのコーヒー店までブラブラ歩き、んで新聞だけ読んで来てます。

でも今日はセフォラにまず寄りたかったので(化粧品がすっかり切れてしまって)、コーヒーを飲む頃には11時近くなっていました。
さすがに朝の気持ち良さは半減。朝の1~2時間はでかい!

新聞は先日買ったキンドルで。いろいろトライアルしてみましたが、結局は日系の新聞はやはり興味が続かず、USA Todayで落ち着いています。




セフォラでは、ついでにファンデーションも買ったのですが、これは初挑戦のもの。

美容液と同じブランドのタン・ミラクを。

あまり「つけてます!」って感じになるのも、艶が無いのも嫌なのですが、これはちょうど私好みの仕上がりでした。

って夏はあまりファンデつけないんですけどね。暑いから。

105冊目:The Lady with the Dog and Other Stories

OL14017514M-M.jpg
Book No.105

Title: The Lady with the Dog and Other Stories

Author: Anton P. Chekhov

ちょうどクラシックな短編集を何か読みたいなあと思っていたので、チェーホフを読みました。

でも考えてみればそもそもロシア語の本だし、あまり英語で読む意味はなかったんですよね・・・


収録作品です。
The Lady with the Dog
A Doctor's Visit
An Upheaval
Ionitch
The Head of the Family
The Black Monk
Volodya
An Anonymous Story
The Husband

有名どころは、 The Lady with the Dog と、Ionitch あたりでしょうか。A Doctor's Visit も面白かったです。An Anonymous Storyは、少し無駄に長いような気がしました。

チェーホフは短編小説家だそうですが、この短編小説を得意とする作家と、長編を得意とする作家の差って何なんでしょうね。日本で短編小説と言えば、やはり芥川龍之介でしょうか。

私は短編小説作は、Raymond Carverとかは今でもすごく好きなんですが、最近はあまり読みません。昔は大好きだったのですが、年とともに(感受性が無くなるとともに)だんだん読まなくなってしまったように思います。短編小説って、小説よりも詩に近く、感じる能力も必要とするので、繊細でないと楽しめないのかもしれません。

気に入ったのをいくつか紹介します。
*The Lady with the Dog
Dmitri Dmitrich Gurovはヤルタビーチにやって来て2週間ほどの、アラフォーの既婚男性。結構大きい子供もいるが、まだまだ女受けする風貌をしており色気もある。所帯染みた奥さんは女としては見れなくなっている。新しい土地にも慣れて、次々とやってくる新参者を物色していたある日、ポメラニアンを連れた小柄な可愛らしい女性を見かけ、俄然興味を持つ。この女性Anna Sergeyevnaもやはり既婚者で、旦那さんは後からやって来るという。犬にちょっかいを出しAnnaに近づき、やがて自然のことのように、二人は関係を持ち始める。
*Doctor's Visit
リッチな工場のオーナーの一人娘が、長いこと病気で寝込んでいるということで、往診に出向いた若いジュニアドクター。娘は動悸が激しく眠れず、家族も心の底から心配をしているのだが、ドクターは別に異常はなく、たいして治療も必要としないと診断する。それでもと無理矢理頼まれ、一晩付き添うことを承諾したドクターは、夜中に工場から聞こえて来るもの凄い音に驚かされる。それはまるでモンスターで、ここで働く労働者たちも、この家の経営者も、みんなそのモンスターに操られているのではないかと思う。そして娘の病気が、ある意味正常のように思い、工場の相続からも財産からも自由になることを進める。
*Ionitch
医者のDmitry Ionych Startsevは、町一番の芸術一家の娘 、Yekaterinaに惚れ込み、プロポーズまでしますが、「私は芸術家。芸術の勉強をしにモスクワに行くの。主婦なんかごめんだわオホホ~」とあっさり振られます。数年後、この一家に再び招待され出かけると、どうやらYekaterinaは音楽では成功出来ず、また婚期も過ぎそうで、どうやらDmitry Ionychと結婚したがってる様子。Dmitry Ionychは、彼女から好意をほのめかされるたびに、「ああ良かった、あんな女と結婚しなくて」と何度も思い、彼女からもこの一家からも距離を置きますが、自分は自分でどんどん嫌なヤツになって行きます。外見も見苦しく、お金を増やすことしか興味のないつまらない人間になってしまいます。
そういえば、「男と交際しない女は次第に色褪せる。女と交際しない男は次第に阿呆になる。」という台詞を残してましたっけね・・

しかし毎日暑ですね~。今週もあと少しですので、みなさん頑張って乗り切って下さいね。




洋書ブログのランキングに参加中。
いつも遊びに来てくれてありがとうございます☆
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ

お一人さま映画 Midnight in Paris

本のレビューだけなのもつまらないので、また映画のレビューを再開します。

第一弾で、久しぶりに一人で見て来た映画を。

最近、わざわざ映画館に足を運んでまで見たいハリウッド映画はなくて。

アカデミー賞なんかも、ここ数年は紅白並みにつまらないし、どうしたんでしょうね一体。日本映画の方がまだ面白いくらいですよ。


さて、観て来たのはウッディアレンの新作、「Midnight in Paris」です。「映画館で観ること」を前提に作る最近では残り少なくない監督かも。長生きして下さい。

ストーリー:ハリウッドではそれなりに成功している脚本家のギル。でも仕事には不満を持っていて、ちゃんとした小説を書きたいと思っている。婚約者とその家族と一緒にパリに来ていて、パリの街が放つ魅力から、何かをつかみ取ろうとするのだけれど、俗っぽい人々に囲まれてむしろブルーになっている。

そんな時、真夜中の鐘の音とともに現れたクラッシックカーに乗り込み、見知らぬ場所に着く。が、その店でギルに話しかけて来たのは、何とあのフィッツジェラルドとゼルダだった・・・

***
ウッディアレンが度々使う異次元トリップものですね。主役ギル(Owen Wilson
)がトリップしたのは、第一次大戦後のパリ。フィッツジェラルド夫妻を始め、ヘミングウェイやらロストジェネレーション世代のアメリカ文化人が、パリに大集合してた頃です。ロストジェネレーションの名付け親、スタイン婦人も登場。ギルは彼女に原稿を読んでもらいアドバイスをもらうの。作家誰もが憧れる妄想じゃないかしら、これ。

ピカソにコール・ポーターにダリにT.S.エリオット、次から次へと今は亡きアーティストたちに出会う夢のような体験をするギル。そして、モジリアーニ~ピカソに愛されたミューズ的女性アドリアナとの恋。その彼女とジャズエイジからベルエポック時代にさらにタイムトリップしたりして、ロートレックまで登場し、ゴールデンエイジとは一体何時なんだという議論になったり。

ウッディアレン好き、パリ好き、本好き、どれかに当てはまる人にはたまらない映画です。3つ全てなら言わずもがな。エンディングも良かった。パリも懐かしいな~。映像も綺麗だし、とっても楽しみましたよ。

いつもの通り、ちょい役でいろんな有名俳優が顔を出しています。元スーパーモデルの、サルコジの奥さんまで出てました。この方本当お美しいですね~。

ファーストフード

毎日何か暑いです。
クソ暑い日のスナックにぴったりなロブスターロールサンド。

この気候で、最近頻繁に通ってます。
ハンバーガーのシーフード版でしょうかね。

ロブスターがたっぷり。
でもこぶりなので、ランチと言うより小腹が空いている時がちょうどいいかも。

こちらは蟹ロールにしてみた日。
やっぱロブスターが美味しいです。

ギリシャ旅行 5

ギリシャ旅行記録続き。エキサイトブログ、写真面倒くさいよ~。

イアの町並み。














この翌日、ちゃんとしたビーチに行きますが、ここはメインエリア近くのビーチ。ここでも少し泳ぎました。ヌーディストビーチでしたが、一昨年のマイアミのヌーディストビーチと比べるとヌード率全然低し。どーでもいいけど。

イアの夕日で人が増えて来たので一時退散。
夕日はまたホテルのプライベートバルコニーから。ワインを飲みながら二人っきりで鑑賞しました。
[#IMAGE|S53#]


少し休憩した後、車で夕食に出かけます。
サントリーニ島ではかなり有名なレストラン。「KATINA」です。


こちらのお店、日本のガイドブックやブログでも多く紹介されていて、行き方として「300段の階段を降り、帰りまた登って帰る」と書いてあるらしいのですが、海岸沿いにちゃんと車道が存在します。車をご利用の方はぜひこのルートで。

道路脇にずら~っと車が止まっています。階道のどん詰まり(?)まで行って駐車し、小道を歩けば、店の海岸沿いのテラス席がすぐ見えてきます。

賑やかなお店だと聞いていたので、夫が事前に海沿いの、ゆっくり会話が出来る席をリクエスト。

当然ですが、シーフードで有名です。一人一匹ロブスターを注文。
新鮮で、身もたっぷりプリプリ?で、もちろんロブスターも美味しいのですが・・

このロブスターのエキスを使ってスパゲティにしてもらって下さい。
クリーミーなロブスターのエキスをたっぷりからめたスパゲティ~。

これがもうすっごく美味しいんですよ~!量もたっぷりだし!今まで食べたロブスタースパゲティではベスト。



ロブスター2匹とパスタ、ギリシャビール、グリークサラダ、あとパンとか、食後のエスプレッソとか、いろいろ注文したのですが、ロブスターの値段しか取られませんでした。
ギリシャの店って、何だか料金アバウトですよね。あってないような。
全部で二人で70ユーローくらいと、かなりリーズナブルでした。

ここにもおなじみの猫。


帰り、車まで戻ると、海岸沿いの道は「どっぷり真っ暗」。
で、すごかったです。満点の星空が。
ギリシャと言えば、ギリシャ神話。子供の頃、うっとり想像していたギリシャの星空。それを実際に目にすることが出来て、感動しまくり。
夫よ、ありがとう~[#IMAGE|S12#]

寝たのが遅かったので、ゆっくりとした朝。
この日は一日ビーチで過ごす予定です。





(続きます)

無職暇人三人衆

私が現在住んでいるアパートなんですが、昼間ウロウロしている無職の人間が三人ほどおります。

一人目はもちろんわたしくし。子なしの40女。基本何もしてない主婦。

もう一人は隣人で、ひとり言の多いおじいさん。始めの頃、あまりにも大声でひとり言をしゃべっているので、耳の悪い奥さんと二人で暮らしているのかとずっと思っていました。別に気難しいタイプではありません。

あとの一人は、60手前くらいのおばさん。この方の部屋からは、何時前を通っても、必ず大音量でハードロックが流れているので、ずっと引きこもりの若者が住んでいるのかと。最近おしゃべりを交わすようになり、普通の気のいいおばさんであることが判明。

まあ別にだからどうってこと無いのですが、なんとなくこの暇人三人(私含)の、ウロウロ徘徊っぷりに時々笑いがこみ上げます。

出たついでにと一度で物事を済ませるのが嫌いな私は(荷物が嫌)、散歩に出たり、買い物に出たり、お茶に出たり、ジムに行ったり、パンを買いに行ったりと、ちょくちょくアパートを出たり入ったりしているのですが、このニート他2名もまったく同じで、多いと一日に4回も5回もアパート内で出くわすんですよ。

挙げ句に近所のスタバや別のカフェでも遭遇しちゃうので、「またお前か!」みたいな。


こちらはトレジョー帰り。

安いからあれもこれもと買い込んじゃうけど、合計金額はいつも結構な値段になるんですよねえ。

50ドルとか簡単に行くのでびっくり。そのわりに夕食の材料を何も買ってなかったりして。結構クセ者なので、行っても週に1回程度にしています。

紙袋がダブル×2個で、どんどん増えていくのも悩み。ただどうしても毎回お花を買うので、紙袋の方がいいのよね。


あと、絵画教室。ちょっと遠いのですが時間が合いそう&安いので決めて来てしまいました。
金曜からです[#IMAGE|S63#]


和書「八日目の蝉」母性とは


今の街、ブックオフがあるんですよー。安いし、結構新しい本も揃ってるし、嬉しい限りです。

早速先日5ドルで購入した本がこちらです。実は先日の「シズコさん」もブックオフです♪

タイトル:八日目の蝉

作者:角田 光代


私はブックレビューをしている方のブログをよく覗くのですが、好きなブロガーさんがほとんどもれなくレビューしていたのがこちらの本。よく知りませんが映画化もされたそうですね。

***
不倫相手の子供を妊娠し、おろしたことで、二度と子供を産めなくなってしまった希和子。親もきょうだいもなく、子供も産めず、天涯孤独となってしまう。「子供も産めないがらんどうな女」と、不倫相手の妻から罵られ、彼とその妻との間に赤ちゃんが生まれたことを知る。

「彼の子を見たい」。忍び込んだ彼の家で、希和子を待っていたのは、無邪気に笑う赤ちゃんだった。その笑顔をひと目見た瞬間、希和子は悟る。
「私はこの子を知っている」と。

そして、生後間もない赤ちゃんを抱きかかえた希和子の逃走劇が始まるのです。

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか・・・・。


何だかいろんな意味で、母性は強いなあ~と思った1冊です。

子供を失ったエンペラーペンギンが次に取る行動は、隣にいる母親の子供を奪うことです。それもまた母性でしょう。本能なんていうものは、本来きれいなものばかりではないですから。

子供を誘拐した希和子が薫に注ぐ愛情は、感動的に美しく、たくましい。この母性の前では、犯罪すら霞みます。それでも犯罪は犯罪だよと、一言で片付ける人はいないでしょう。

一方薫の実の母恵津子ですが、薫が奪われようが奪われまいが、どうであれだらしのない女性として描かれています。でも生後間もない自分の赤ちゃんを奪われた母親であることは事実です。そしてその娘は、自分の旦那を寝取ろうとした女によって育てられ、知らない子供となって帰って来たわけですから、こちらの苦悩も計り知れないと思います。
愛したいのに愛せない。自分が産んだはずなのに、「自分はこの子をまったく知らない」という空しさ。

薫にとってはどちらの母親も、どうであれ自分勝手なわけですが(誘拐/育児放棄)、自分もまた子供を身籠ることで、二人の母親を理解しはじめるのです。どうであれ --- それがエゴであれなんであれ --- 自分は愛された。血のつながりは無くても本能で愛する母と、自分で産んだのに意思の力で愛する母、どちらがいいとか、そういう話でもないでしょう。

それにしてもこの小説には、びっくりするくらいたくさんの「母と娘」が登場します。まず希和子と薫。薫(恵理菜)と本当の母親恵津子。薫の友人康枝とその子供。廃墟に住む変なおばさん、とみ子とその娘。千草とその母親。ホームで知り合った久美とその母昌江。小豆島のホテルで働く母親と、幼い薫の面倒をみてくれた少女。そして薫と、薫に芽生えた命。
これにホームの女性たちが加わり、女、女、女だらけの小説です。男は文字通り種馬程度の役割です(笑)。


全体を通して、とても面白かったです。
女性はみな大人になれば、子供を産もうが産まない選択をしようが、母親になるとはどういうことなのか一度は考えると思うので、そういう意味では全ての女性向けです。私も一度開いたらそのまま、本を置けずに一晩で読み終えました。アメリカだったら間違いなくブッククラブで使われそうな1冊です。

ただ最後に、それを言ったらおしまいよ、なのだけど・・

不倫でも犯罪でもいいのですが、ただ産めない環境なら、しっかり避妊だけはして欲しいわ。だってそもそも希和子が妊娠にさえ気をつけていれば(避妊は男性だけの責任ではないしね)、この事件は起きなかったのよねえ。。なあんて。



104冊目:A Patchwork Planet

patchwork planet
Book No.104


Title: A Patchwork Planet


Author: Anne Tyler

Pages: 304 pp




I am a man you can trust, is how my customers view me. Or at least, I'm guessing it is.


前回のDigging to Americaに引き続き、Anne Tyler、2冊目です。英語が難しくないので非常に読みやすいです。

主人公Barnabyは、30歳を目前とした男性で、冴えないルーザーです。お年寄りや障害者の「ちょっとしたご用聞き」を商売としている小さな会社で ”肉体労働” をしています。友人も少なく、離婚した妻との間に出来た一人娘に会いに、時々フィラデルフィアまで出向きます。

Barnabyは、一応それなりの立派な家庭で育ったのですが、若い頃に事件を起こしたこともあり、人生全体を通してパッとしません。ある日、娘に会いにいく列車で、偶然知り合った年上の銀行勤務の堅そうな女性と知り合います。さて彼女は、Barnaby家の男性が代々出会ってきたという、エンジェルなのでしょうか・・・?

いつも誰かが欠けているような感覚を持ち続けた幼少時代、近所の家に押し入って、物よりも、その家のアルバムや郵便物を盗み見ていた青年時代。小利口な兄や、別れた妻、ソーシャル・クライマーの母親から見れば、Barnabyはダメ人間です。大人としての責任から逃れているのが原因だと母は見ています。

興味深い掴みで始まる小説ですが、最後の方まで特に目立った事件は起きません。しかし、一見ルーザーなBarnaby。ラストに向かうにつれ、彼が「結果」ルーザーなのではなく、「狙った」ルーザーなのではないかと思えて来ます。結構クセのある青年だなあと思ったのは私だけでしょうか。

多作ですし、もうちょっと読み増やしたい作家です。

洋書ブログのランキングに参加中。
いつも遊びに来てくれてありがとうございます☆
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ

ストレス


ちょっと時間が思うように使えなくて、イライラな日々。

時間が無いのともちょっと違うので、余計イライラ。

お風呂の時、なるべくキャンドルとか灯して、むりやりリラックスタイムを作っています。

あーイライラする。

仕事してるわけでもないんだし、人には合わせないって決めているのになー。これがなかなか。でも絶対もう好き勝手してやるんだ。他人にはどう思われてもいーやい。


でも一方で、時間って、限られてる方が、やりたいコトがいろいろ出てくるんですよね。

引越しで中断した油絵をまた始めたくて、アダルト向けの教室を物色中。でもこれまたちょうどいい時間のクラスがなくて。まあ半年ぶりだし、ゆっくりデッサンでもしながら気長に探そうと思います。

カレンダー

05 | 2011/06 | 07
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

プロフィール

koburii

Author:koburii
HN:こぶり
*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
*すぐ引っ越すので知り合いが出来にくい/単独行動/インドア派、と引きこもり要素たっぷりではありすが、前向きに楽しみを見つけながら暮らしていければと思っています。
*読書や映画の感想を時々書いてます。

カテゴリ

月別アーカイブ

Copyright © koburii