CIMG6011150.jpgエンパイアステイトビルの一番上の部分。
またまた寒かったー。何やってんだか。
2012年も終わる。ああ終わる。
そして2013年がやってくる。

マヤ歴を作った人たちの、一番遠い未来の日にいる私たち。
彼らが思いを馳せたであろう、その未来に住んでいる私たち。摩天楼の灯。車のライトの河。
ロマンチックな時代に居合わせたなあ、おい。

そしてその2012もまた過去の日となり。。。

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タイトル:Mulholland Dr. (2001)
邦題:マルホランド・ドライブ
監督:デビットリンチ
製作:アメリカ

人は何時死ぬのでしょうか。

蘇生処置というのがあって、一度心臓が停止した人間も、再び生き返ったりしますよね。その心臓停止から、蘇生するまでの間、人はどこにいるのでしょうか。臨死体験をした人は、実際に心臓停止していた時間はごく短いにも関わらず、長い旅をしてきたようなことを語ります。これはなぜでしょうか。

そして、もし心臓が停止したとしても、こちらの世界に再び同じ意識を持って戻ってくることが出来るのなら、戻って来れなかった時、その意識はどこへいくのでしょうか。少なくとも、しばらくは、時間も物体もない世界を彷徨っているのでしょうか。


こちらの映画、または「ドニー・ダーコ」系の映画、または世界一有名なツイストエンディングの短編とも言われる、Ambrose Bierceの "An Occurrence at Owl Creek Bridge"。これらの作品では、怖いですけれども、この「死後の意識」をかいま見せてくれるものです。
(An Occurrence at Owl Creek Bridgeはこちらで読めます)。
Owl Creek Bridgeから落とされた男性は、一体、どこへいったのでしょうか。


この映画はとても、とても、とても面白いです。デビットリンチは基本どれも好きだけど、これは個人的にかなり高得点作品。
主役として登場するのは二人の女性。まずお金持ちそうなパールのイヤリングの女性が、車の中で襲われます。そしてもう一人は、ハリウッドスターを夢見て、田舎から出てきた夢いっぱいで素直な女の子。彼女を演じるのはまだそれほど売れる前のナオミ・ワッツです。親戚の叔母さんが留守の間、間借りすることになったアパートに、先のパールイヤリングの女性が入り込んでいて、ナオミワッツは彼女を追い出せず、むしろ助けてしまいます。記憶のないパールの女性と、ハリウッドスターを夢見る素朴な娘。

謎のレストランでの二人の男、人々の視線、交わされる謎の会話。ツインピークスのように、訳がわからないのに思いっきり引きつけられるこの磁力(でもツインピークスよりも、伏線はドラマ内できちんと回収されます)。

ラストですべてがガラガラと崩れ去ります。理想と現実に打ちのめされます。

話のポイントも分らず、道しるべすら渡されないのに、この妙~な世界から出たくない、もっとジワジワゆっくり進んでくれと願うばかり。映画はこうでなくちゃなあ。


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今年のクリスマスは、去年に引き続き、くるみ割り人形を流れ上、また観に行くこととなり、もう一日はサーカスを観ました。

リンカーンセンターです。
教会でエッグノッグを頂いてから向いました。
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ナットクラッカーの入り口。毎年場所一緒なんですね。。
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[*中は撮影禁止なのでこちらは頂き画像]
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前半の舞台劇より、後半のバレエ中心のショーの方が100倍見ものです。

そしてサーカス。
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薄暗くて、小じんまりして、ダークな感じもあって、わりと好みのサーカスで嬉しかった。サーカスって、明るく派手に「ザ・エンターテイメント」みたいに洗練されたものよりも、昔っぽい感じの、言葉は悪いけど「見せ物」の延長戦上にある暗い感じの方が断然味があって素敵なのですよ。

お子様は確かに多かったけれど、ショーはどちらかというと大人も十分楽しめる感じで良かったです。童心に帰ってコットンキャンディーを食べながら観ました。動物がもっと出ると良かったんだけどなー。馬と犬だけなのがちと残念。

さて今年も残すところあとわずか。早いなあ。なんでこんなに時間が早く過ぎていくのか。

今年の我が家は、「一度も引越しをしなかった」珍しい年です。エリア移動はなくても我が家は毎年かならず(騒音問題とか、まあ良い物件があったりとかで近場の引越しなど)、最低でも1回、多いと2回くらい引っ越すので、これはかなり珍しい。たぶん一度も引越しをしなかった年なんて、7年ぶりくらいです。

そのためずいぶん間延びしたような、のんびりしたような不思議な気持ちです。旅行も近場のボストンやらワシントンDCには行きましたが、飛行機には一度も乗らなかった。一年間飛行機に一度も乗らなかった年なんてのも、12年ぶりくらいです。

こう考えると、私にとっては驚くほど土地に密着した一年だった。そのためここでは書けませんけど珍しい事件も起きてしまい、物理的には安定しながらも、精神的にグラグラした年でもあります。住んでいる場所も最高に気に入っていってはいるのですが、アパートがイマイチなんですよ。ご近所さんはいいのですが、ビルに致命的な問題があり。なので来年は、エリア移動は無しで、アパートだけ引越したい。ぜひとも引越したい。それも出来るだけ早く。

読んだ洋書は35冊で、月3冊。和書は感想は書いてないけれどこちらも月3冊くらい読んだ感じ。洋書と和書、合わせて月6冊。もっと読みたい。ネットする時間だけでもそのまま読書時間にしたら、倍とはいかなくてもかなり量も増やせるのではないか。その前にゆっくり読書できるカウチと快適な部屋が欲しいところだ。そして生活改善だけど、こちらは全然できない。ダラダラ主婦から抜け出せない。「12時前に寝る」と、何年前から誓っているのかいい加減にしたい。趣味の絵のクラスは充実した。美術館へも毎週どこかしら出かけていた(主にMET)。やはり好きなことは放っておいても続くものだな。

ボストンへ一人旅したくらいで旅行らしい旅行もしておらず、日本にも3年帰ってない。大きな買い物もちろんなく、大変地味な一年だった。そのくせお金が飛ぶように出ていった。でも問題も起きなかった。夫婦関係では、いつもぶつかっていた事柄に対し、私がある意味ブレイクスルー的な解決策を見つけた。痛手を受けた分、報酬もあった。万事そんな感じで、足し引きゼロ、中の中といった年だった。

清水寺の今年の漢字は「金」だそうですが、それにかけると私の今年の漢字は「銅」かなあ。一応それなりの成果は得たものの、あまりパッとしないというか輝きはないというか。でも後から振り返った時に、あらためて価値が見えてくるのかもしれないし、そんなものはそもそもないかもしれない。本当そんな感じです。

来年の豊富はまた年が明けたらゆっくり考えよう。今年の始めに書いたはずの新年の目標を読み返し、実現したかどうか確認してみたが(★2012-1-7)、早寝早起きと歯石取りという、あまりにも地味な目標でびっくりした。これは2011年が気分的に不幸だったせいだと思う。震災があったり、年初めの計画外の大きな引越し等予定が狂いまくりで、先のことは何も保証出来ないと、実はかなり投げやりな気分だったのだ。あとこの記事では日本に帰りたがっている。今ははっきり言って帰りたくない。1年で何が変化したのだろう。好きなことだけしかしなかったおかげかもしれない。

来年は、今年よりは前向きな目標が立てられるといいけれど。


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Book No.158
Title: A Christmas Memory / One Christmas / The Thanksgiving Visitor
Author: Truman Capote

メリークリスマスでした。
クリスマスはカポーティのクリスマス短編集を読みましたよ。

Imagine a morning in late November. A coming of winter morning more than twenty years ago. Consider the kitchen of a spreading old house in a country town. A great black stove is its main feature; but there is also a big round table and a fireplace with two rocking chairs placed in front of it. Just today the fireplace commenced its seasonal roar.

その生い立ちもふくめかなり興味深いカポーティですが、彼の短編はダークなものもそうでないものも、どれも切なく、悲しく、でも暖かく、不思議な魅力があります。
こちらはクリスマスの思い出ものを集めた短編集。自伝的要素が濃さそうな作品です。10代の幼い母親を持ち、両親の離婚と、南部の親戚の家を転々とした生活は、カポーティに生涯つきまとう影を残しましたが、同時に、この少年時代に出会った最高に素晴らしい女性Miss Sook(独り身の60代女性で、学校に通ったことはないけれど料理が上手で、世の中の人はみな良い人だと思っていて、カポーティと同じく親戚の家で居候している)との友情は、彼の中で太陽のように生涯輝く思い出となります。

"One Christmas"だけは父親と息子の関係がメインではありますが、基本的にはどれもMiss Sookとの暖かい思い出が印象深く描かれています。60代の女性と、7歳の少年の間で、これほど完璧な友情が築かれるなんて、誰が想像できるでしょうか。

二人はほとんどいつもどこでも一緒で、"A Christmas memory"ではコツコツ貯めたお金でフルーツケーキを焼いていろんな人に配ったり、手作りの凧をお互いプレゼントしあったり、ラットテリアのQueenieにあげる骨を用意したりしています。
また The Thanksgiving Visitorでは、感謝祭の食卓に、いじめっこのOddをMiss Sookが招いてしまいます。

Miss Sookは、本当に心が綺麗で、優しい女性です。子供の頃、こんな素敵な初老の女性と無二の親友になれたカポーティも、また特別な少年だったのでしょう。
Miss Sookは、いつか親友の少年が成長していなくなってしまうことを想い悲しんだりもします。そして、いつも貧乏で、割の悪い家事仕事を引き受け、自分が欲しいものも何も買えず、大好きな少年にも何も買ってあげられないけれど、それでもクリスマスの日、ミカンを食べながら、少年と二人で凧揚げをし、この上ない幸福に包まれたりしています。

読後もキャンドルライトのような、小さく、優しく、暖かい余韻を残す短編集です。来年のクリスマスにも(というか毎年クリスマスに)、ぜひまた読みかえしたいと思った一冊でした。


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Book No.157
Title: Out of My Mind
Author: Sharon M. Draper
Pages: 304pages
Published: March 9, 2010

Words.
I’m surrounded by thousands of words. Maybe millions.
Cathedral. Mayonnaise. Pomegranate.Mississippi. Neapolitan. Hippopotamus.Silky. Terrifying. Iridescent.Tickle. Sneeze. Wish. Worry.
Words have always swirled around me like snowflakes—each one delicate and different, each one melting untouched in my hands.


11歳のMelodyは、ビデオレコードのようなフォトグラフィックメモリーの持ち主。見たこと、聞いたことは完璧にすべて覚え、決して忘れない。学校でも誰よりもものを知っていて、賢く、優秀です。

けれど残念なことに、それを知る人は一人もいない。Melidyは遺伝性痙性対麻痺をかかえた少女で、車いす生活で、歩くことも、鉛筆を持つことも、トイレに行くことも出来ないどころか、一言の言葉も発することが出来ないからです。誰も彼女の頭の中を知ることはない。

Melodyはかろうじて自由に動く親指があり、これを頼りにYes/Noボードで簡単な意思表示をしたり、または単語ボードを使い、2〜3の単語を組み合わせて会話を成立させています。でもMelodyはもちろんもっともっと遥かにいろいろ考えているのです。それらは単語ボードにある単純な単語だけでは到底作れないものです。

ある時、水槽鉢から飼っていた金魚が飛び出して死んでしまいます。金魚の気持ちが、命をかけて水槽を飛び出そうとした金魚の気持ちが痛いほどわかるMelody。ただ寝てるだけで、自分の気持ちすら伝えられないで、生きていて何の意味があるのだろうか。

そしてそんな時であった新しい医療用コンピューター。これを使ってなんと会話まで出来るようになったMelodyですが・・・

**

その国の言葉を自由に使えないという海外暮らしは、Melodyの気持ちを少しだけでも理解出来る材料になるのかもしれません。言葉を使えないだけで、本当にそれだけで、ひとは簡単に相手をバカ扱いします。痛いほど私も経験しているので、Melodyの状況って決して大袈裟じゃないんだろうな、と思う。

Melodyは言葉をとても大切にします。言葉が持つパワーを誰よりも知っているからです。医学の力を借りて、言葉をどうであれ発することが出来るようになったMelodyは、今までずっと、両親に伝えたかった言葉、どうしても言いたかったひとことを発します。そしてそれはもちろん「あれ」ですね。

もともととても賢く、誤摩化しを嫌う少女ですので(自分のピンクの車椅子を指して、“By the way, there is nothing cute about a pink wheelchair. Pink doesn't change a thing.” と言ったり)言葉を発することで生じるトラブルも出てきますし、言葉が問題すべてを解決するわけでないことも知ります。それでもMelodyは言葉を愛し、自分を諦めないところがとても強いと思った。何かを乗り越える為にも、やはり言葉は必要ですからね。えらいなあ。


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タイトル:The Hobbit: An Unexpected Journey (2012)
邦題:ホビット〜思いがけない冒険
監督:ピーター・ジャクソン
製作:アメリカ

何がびっくりしたって、これも続きものなんですね!

ロード・オブ・ザ・リングスは原作が長〜く、たとえ元本は一つでも三巻本で売られているので映画も三部作ってまあわかるんだけど、ホビットって原作は薄い1冊の本じゃないですか。これはさすがに一本でまとめると思ったんだけどなー。わけても二部?それが三部作って、、。商魂たくましいとかって前に「出来るの?」ですよ。とりあえずちゃんと出来てました。その上まんまと乗っかってきた観衆を飽きさせないんだから、もっとすごいわ。ちなみに3Dで観ましたが、やはり意味無し。3Dってもうアイマックスじゃなきゃ意味ないって常識なのかしら?映画の値段が、普通〜3D映画〜アイマックス3Dで全然違うから悩むんですよ、いつも。

話戻りますけど、あの薄い本を3本に分け、しかも最初のこの1本だけでも3時間近くあります。これだけ時間かけてまだ物語の本筋にも入らないってあなた、どんだけ映像的に膨らまし可能なんだ、この監督は。さすがに岩の巨人のケンカはちょっとムッとしましたけどね(映像的にはすごく興奮するんだけど、ストーリー的にこんなものまで延々とやられてもなーみたいな)。

ちなみに「ロード~」と同じ監督さんです。しかしこれから続く第二部、第三部、見どころはガンダルフ役イアン・マッケランの健康管理でしょうか。いやいや73歳でも勢力的に活動されてますなー、尊敬します。

ホビットはフロドの叔父さんビルボの若い頃の冒険物語です。

「ロード〜」で登場した剛力で赤ヒゲのギムリ、彼の種族、ドワーフ族が今回はたくさん出てきます。ドワーフ族は真面目で働き者で頑固、ゴールドの採集に熱心で国は大変豊かで、かつては偉大な大国を築いていましたが、ドラゴンに襲われ、放浪の民となり、オークに襲われ大量虐殺され、さんざんな目にあった部族です(ヒゲの感じもそうだけどユダヤ人っぽいよね)。生き残ったドワーフ族の王の息子、トーリンはビルボと並ぶ今回の主役で、「ロード〜」のアラゴンみたいな位置付け。素敵だし(ちっちゃいから画面がアップから全身にひくと可愛らしくなっちゃうんだけど)。

そのドワーフの故郷を取り戻すのがミッションです。ミドルアースの見張り番のようなガンダルフが音頭を取るのはいいとして、なぜここに唯一ホビット族のビルボが無理矢理参加させられているのかですが、正直イマイチわかりません。ガンダルフもいろいろ理由を言うのですが、リーダーにも最初は思いっきり疑われているし、今ひとつ説得力がないというか。

ただやはり、大切なものは目に見えない。そもそもタイトルも、ドワーフでもビルボでもなく「ホビット」なんですよね。ホビット族は、平和主義で、美味しいものが大好きで、冒険を好まない民族です。でもだからこそ、誰よりも故郷を愛し、故郷の大切さを知っている民です。故郷を取り戻すことの意義を、誰よりも知っている。それは確かに重要な役割ですね。

ビルボ役ですが、ラブ・アクチュアリーでポルノ男優を演じた彼、テレビ版シャーロックのワトスン役の人、マーティン・フリーマンです。彼のコージーなホビット小屋には本当にうっとり。どんな家よりもあそこに住みたいな〜。あと最後に一つ。大鷲でまとめられちゃうとさ、「最初からそれで行けよ」って突っ込みたくなるのは私だけでしょうか。

でもたぶんというか、絶対続き見ちゃうなーこれは。やっぱり面白いもん。

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ジョージ・ベローズ展がMETでも開催中。
結構良かったのでおすすめ。2013年2月18日まで。

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ジョージ・ベローズはオハイオ生まれの画家1882–1925。スポーツの才能もあったので、プロのアスリートになるか、画家になるかで迷った時期もあるそうです。そのためでしょうか、ボクシングやポロなど、動きのある絵が特に素晴らしいです。
卒業後はニューヨークで絵を学び、海外には一度も行ったことはないそうですが、美術館を歩きまわり、ヨーロッパアート、特にゴヤやエルグレコなどシュルレアリスムから影響を受けたそうです。

馬やスポーツ選手、波の動き、そしてニューヨークの雑踏と人ごみなど「動」を描く一方で、雪景色や田舎道などの「静」を表す対象的な題材が印象的でした。
後期になると、この動と静が混ざりあうかのような独特のトーンに変わります。先ほどのボクシングの絵も、最後はこんな感じに変化しています。
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個人的には初期〜中期の躍動感ある絵の方が好きです。後期の作品は違う意味で洗練されすぎた感があります。それにしても、またしてもラスメニーナスのオマージュのような作品があった。ベラスケス、恐るべし。

また12月いっぱいまで、アンディ・ウォーホール展も開催されてます。自画像、キャンべル缶、マリリンモンロー、ジャッキーオナシス、プレスリーなど、ウォーホールと言えば!みたいな作品が一堂に集められていて楽しい展示になっています。

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ニューヨークにはMOMAがあるのでイマイチ現代アートのイメージが薄いMETですけど、例えばジョージア・オキーフのコレクションなど素晴らしく、有名な作品ばかりなので必見です。
オキーフは、草間 弥生さんを始め、世界各国のアーティストに絶大な影響を与えた画家で、頭蓋骨や花を、奥に奥に入り込んで描く方です。

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「赤・白・青」(上段左の絵)とか、アメリカンカラーだし、真ん中に牛の骸骨だし、別の角度からみたアメリカの国旗みたいだなーと私はいつも素朴に感じたりします。

あとちなみに、現在上野の東京都美術館でメトロポリタン展が開催されていて、(MET展)このためいくつか作品が貸し出されていて見れません(例えばゴッホの糸杉など)。まあさほど気になるほどではありませんが、これ!という作品指定で行かれる方はチェックされたほうがいいかも。こちらは1月4日までですね。

今年はこれで最後だと思うメトロポリタン美術館。絵のクラスで出かける機会が多かったわけですが、入場券変わりのバッジもこの1年だけでその数30以上。毎月2〜3回は足を運んだことになる。
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来年もたくさん行けるといいなー。NYが思いのほか気に入ってしまったようで引越したくありません。東京より住みやすいよ〜。でもどうなることやら・・・。

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タイトル:Chronicle (2012)
邦題:クロニクル
監督:ジョシュ・トランク
製作:アメリカ


映画を観て一番に思ったことは、たぶんすごい若い監督さんなんだろーなーです。そのまんまで20代の監督さんだった。若者っぽいのですよ、何から何まで。

スーパーナチュラルなパワーを持つ主人公というとどうしてもヒーローものになりがちですが、そうではなく、普通の、どちらかというとダメ系の男子が、鬱積した生活上でこの力を手に入れちゃうとどうなるか、それがこちらの映画です。映像が面白いです、ゲームっぽくて。



主人公の少年Andrewは地味でひ弱な高校生。学校では友達もいなくいじめられっこ。家ではアル中の父親に暴力をふるわれる一方、病気で寝込んでいる母親がいて彼女の心配しています。この少年がビデオカメラを買って、自分の日常を録画しはじめるところから物語がスタートします。観衆はこのホームビデオのレンズ越しに出来事を覗き見る感じです。

このAndrewと、Andrewの唯一の理解者で友人の従兄弟のMatt、そしてMattの友人で学校の人気者のSteveの3人は、たまたま好奇心であるものに接触し、不思議な力を得てしまう。

最初はイタズラや自分たちの楽しみとして使っていたこのパワー。このイタズラのシーンなんかはさすがに上手ですね。そしてもちろんどんどん加熱していきます。そりゃまあそうだわな。いじめっ子を「カメハメ波」で倒せるんだもん、黙って今まで通りおとなしくしているわけがない。

なんとなく話の方向性の予想はつきつつも、どうやってこの手の「非現実的ストーリー@舞台は現実」をまとめるのか、妙な好奇心がわきまくりだった。最後、そうまとめるか。アンドリューは最初から言ってたのよね。迷うことなくさっさとあそこに行ってしまえば良かったのにー。


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タイトル: The Innkeepers (2011)

邦題:インキーパーズ
監督:タイ・ウェスト
製作:アメリカ
ジャンル:ホラー

なぜかミステリーだと思ってみてしまったんだけど、ホラーだった

でも一番怖かったのは、ケリー・マクギリスの変貌っぷりでしょうか。トップガンのお姉様教官は、まるででっぷりした中年のおばさんに丸ごと飲み込まれたかのよう。とほほ・・。おかげで何よりも年を取る恐怖におびえましたよ。

ストーリーですが、廃業寸前の老舗のホテルが舞台。最後の日々を任された従業員のClaireとLuke。このホテル、実は曰く付きで、結婚直前に新郎に逃げられた花嫁がここで命を断ったため、彼女の幽霊が出るという。ホテルが廃業される前に、なんとかこの幽霊の存在の証拠を掴もうとClaireとLukeは夜な夜な探検します。

映画3/4くらいまで、ちょっとコメディも入るし、主役の子と同僚の男性の人柄のせいか、ホラーというよりインディドラマのような素朴なトーンで進みます。

途中花嫁の幽霊も出て来るのですが、これは微妙な怖さで、怖いんだけどシーツもうちょっと上手く引っ張れなかったのか。



でも残り1/4から「んぎゃあああああ(泣)」の連続です。誰だよ、お前はー(泣)。それよりも何よりも、地下に行くなって言われたんだから行くなよー。それと、ケリーマクギリスは「彼ら」とか「3人」とか言ってなかったか。人数合わないぞ。すでに彼女も勘定に入れられてるのかいな。

ゴーストをバンバン見せつけるのではなく、ジワジワと心理的に「出るぞ出るぞ」と期待させ、じらしてじらして、最後の最後で追いつめる作戦ですな。それにしても、人のいないホテルというのはなぜここまでそそるものがあるのか

ところでもう少しこのカテゴリーの記事が増えたらジャンル分けしよう。
といっても映画はSc-Fiスリラーばっかだけど・・・


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Title: Horten's Miraculous Mechanisms
Author: Lissa Evans

Pages: 272 pages

今期の絵関係のクラスすべて終了しました。
年末に向けて、お客さんが一組あるのと、大掃除くらいかなー。することは。
本はもうしばらくYAを読んでいく予定です。

I have to go away, and I may not be able to get back. If I don't return, then my workshop and all it contains is yours if you can find it—and if you can find it, then you're the right sort of boy to have it.-[from Horten's Miraculous Mechanisms]


長身の父と母を持ちながら、小さく生まれてしまった10歳のStuart Horten(S.Horten→Shortenと呼ばれる)。親の都合で、お父さんの生まれ故郷に引っ越すことになったのだけれど、その地で、大叔父さんが偉大なマジシャンであったこと、そして50年前に忽然と消えてしまったことを知る。

嬉しいことに、なんとこの大叔父さんもまた背が小さい人だったらしい。 Horten家は代々みな長身の家系だが、隔世遺伝でたまに背の低い子供が生まれるのだった。
消えた大叔父さんと、マジックの秘宝、ワークショップ。Stuartは謎のアドレス、古い写真、鍵など、次々に大叔父さんの手がかりを見つけていきますが、一方でこの大叔父さんの秘密を狙っているもう一人のマジシャンに付けねらわれるようになります。そして隣に住む3つ子にまで監視され・・・

子供の冒険ものって、意外と舞台が大掛かりになっていくものですが、この小説では舞台はずっとBeetonという小さな町です。そしてその町中の、電話ボックスとか、図書館とか博物館やらに秘密が隠されています。と言うとなんだかつまらなそうですが、それが逆で、このご近所冒険がかえって親しみがありワクワクさせてくれました。

ついでにStuartはこの冒険を通して頼れる友人を見つけるわけなんですが、実はこれが一番の収穫なんでしょうな。

明らかにシリーズを想定してつくられたお話みたいですので、今後も続いていくようです。

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