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先週から、飛び飛びですが平日はホテル暮らしな日々です。
この先一ヶ月くらいは、こんな感じでなかなかお家に帰れませーん。
で、パソコンは基本持っていかないので
(動きが多いので無くす不安あり)、宿題がはかどっています。
テレビの音を消して、画面だけ眺めながら手作業。
昔は、時間の流れがこんな感じだったなあ。


列車で移動中に読んだよしもとばななさんの本。
この方の本を読むのは15年ぶりくらいでしょうか。
最後に読んだのはまだお名前が吉本だった頃です。

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「チエちゃんと私」(2007)と「デットエンドの思い出」(2003)。そしてちょっと前に読んだ「彼女について」(2008)の合計3冊。

よしもとばななさんの本はどれも大変癒し効果がありますね。
ハワイに行くと癒された気分になるけど、それとまったく同じ種類の霊的なヒーリング力があると思う。たぶんこの方は本来は作家というよりも、ヒーラーなんじゃないでしょうか。

以前読んだ頃、1990年代の彼女の本を読んだ時に感じた、繊細ではあるけれど弱さのような少女っぽさが、中年女性のしっかりした自信にかわっていた。人を癒すこと、魂の浄化みたいなことを、自覚してきっちりやろうとしている感じがしました。

この3冊の中で、特に好きだったのは「チエちゃんと私」です。これを読んでいる間ずっと、先日読んだLoving What Isを思い出していた。この「Loving~」の本のエッセンスを小説にしたら、「チエちゃんと私」が出来上がると思う。それくらい、形態は違うのに、本質的なメッセージは同じです。

「デットエンドの思い出」は最初の中編2作が好きです。また「彼女について」も、最近私がはまっているどんでん返し系で面白かった。

いろいろあって気持ちがザワザワとしている時期に読んだので、救われた思いです。気持ちって波みたいなものですね。こんなにやさぐれた時でも、心の奥底は深海のようで、いつもいつもじっと静かで穏やかな自分が存在している。そんなことを気づかせてくれた。

それにしてもここ数日の寒さったら!最低気温はマイナス10度割ってるし、昨日今日は最高気温ですらマイナス6度とか7度とかよ。ちょっとねー。

靴下2枚重ねで履くんだけど、それでも足先がじんじん冷たくなる。来週は普通の寒さに戻るらしい。頑張れよ天気。

週明けにはまた移動ですが、週末は家でゆっくりできるので、暖かくして過ごしたいです

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2013.01.26 / Top↑
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ちょっと用事があって3日間ほどマサチューセッツ州のケンブリッジ市へ行ってました。ハーバードやMITなど有名大学がある場所なので観光してきました。

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ハーバードヤード。明るい雰囲気でした。

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こちらは見たかったロースクール。ハーバードヤードよりぐっと落ち着いた雰囲気がします。

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校章でもあり、キャンパス内のいたるところで見られるこの三冊の本のマークと「VERITAS」という言葉。ラテン語で真理を意味するらしいです。

ラテン語と言えば、帰る前にハーバード駅近くのカフェでボケっとしていたら、隣に10歳くらいの日本人の男の子と、若い頃のマイケル・ケインそっくりの、どうやら家庭教師っぽいお兄さんが座って勉強していた。

ボキャブラリーの説明をあれこれしていているから、「英語の特別レッスンかしらね」なんて暢気に思っていたけど、使っていたのはラテン語の教科書だった。この辺で育つ子供には普通のことなのかしら・・謎だわ。


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2013.01.22 / Top↑
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雨の水曜日は美術館の日です。年始明けのこの時期は観光客も減っているMoMAへ。半年ぶりで来ました。

ムンク展が昨年の10月からやってますね。4月29日までだそうです。
どよ〜んとした絵がたくさん。どよ〜ん。
Edvard Munch: The Scream


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集団スクリームにちょいウケ。
MoMAは有名なペインティングはすべて5階に集めているし、絵だけ見たい方はMETみたいに疲れないのでいいでしょう(1時間半もあれば十分)。でも個人的にはMETやグッゲンハイムの方が好き。

MoMAで一番有名な絵はこちら。
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ピカソのキュービズム(物体を多角的/多面的に見て総合化する)の原点と言われる「Les Demoiselles d'Avignon」。こちらの女性達は売春婦です。おそらくMoMAで一番高価な絵じゃないかと。けっこうデカイです。

あとはマティスのこちらとか
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ゴッホのこちらとか
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一人でさくっと気軽にお茶出来る感じの良いカフェがないのが残念ですが、お友達と一緒なら5階のカフェが明るくていいでしょう。サンデーもあるし。


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2013.01.17 / Top↑
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Primer(2004)

邦題:プライマー
監督:シェーン・カルース
製作:アメリカ

お正月にいろいろ映画も観に行ったのですが・・・。まあいいか。

2004年の作品です。お約束のタイムトラベルもの。でもよくわからなかったー。

これ4~5回見ないと(見ても)分らないらしい。メモを取りながら見ろとか、時系列表を自分でつくるといいとか、見た人からのアドバイス多し。なぜにそんな宿題みたいな。

監督は数学者で元々エンジニアだそうなので、よくある「気づくとタイムスリップしてたー!うおー!」みたいなのはやはりダメなんでしょう。

wikipediaでも図解で説明。この謎解きや図解はあちこちでみなさんチャレンジしてらっしゃっています(ご苦労さまです)。

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http://en.wikipedia.org/wiki/Primer_(film)
でもくどいけど、みんなもなんでそこまで(泣)。でも77分という、かなり短いフィルムなので、2回くらいは余裕で見られる(けど私は3回は無理)。

主役は二人のエンジニアAaronとAbe。ちなみにこのAaron役(黒髪の方)が監督のShane Carruth。二人は友人達とガラージでサイドビジネスをしており、何やら開発やら研究しているらしいのですが、努力のわりには実入りが少なくみんな不満そうです。

しかしそのうち、重力を軽減する装置をつくりだし、その中では時間が変わるワームホールで、タイムとラベルが可能なことに気がつきます(すみません、よくわかりません)。AaronとAbeは抜け駆けしてこの開発にのめりこんでいきます。この装置で、未来に行くとか時空を好きに動けるわけではないのですが、数時間過去に戻ることが出来ます。装置で6時間過ごすと、『スタート時から』6時間前に戻れる。例えば昼の12時から6時間装置で過ごすと、出てくると夜の6時ではなく、朝の6時なわけです。もちろんそれだけでも、株なんかで大もうけできるわけです。

でも、パラレルワールドではないそうなので、始終タイムパラドックスがついてまわり、二人は常に自分の分身(ダブル)の存在を気にしなければならないようです。誰がオリジナルで、誰がダブルか。タイムトラベルを何度も行うため、時間軸がわけわからなくなり、ヒントも少ないのでどんどん複雑になっていきます。私はそこはほぼ無視させていただきました。AaronとAbeの二人の関係ですガ、家庭的でイクメンで責任感の強そうなAaronと、独身でちょっとちゃっかり感のあるAbe。タイムトラベルではAbeはなぜか常に先回りしているんですよね。それも逃げ道を用意しながら。どう動くか決めているのもすべてAbeだし、Aaronは少しおどおどしてあれこれ聞いている。でもこれがだんだん立場が逆転するというか、あれ先回りしているのはAaronだったのか?(イヤホン等)みたいな心理劇になってきて面白かった。で、始まりはどこよ。

そしてこちらの監督さん、今年の4月に9年ぶりで映画を発表します。今度はどんな映画なんだろ。

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2013.01.17 / Top↑
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高峰秀子さんのエッセイを読んでいたら、久しぶりに百間先生が読みたくなり、「ノラや」を求めて本屋に行くが生憎無くて、かわりに猫つながりで谷崎潤一郎のこちらの本を読んでいたという。

題:猫と庄造と二人のおんな
著者:谷崎潤一郎
発行日:1936年

谷崎潤一郎氏は本人も猫好きで、しかも西洋種の猫ばかり飼っていたそうですが(さもありなんですね)、こちらの小説に登場するリリーも洋猫で美しい鼈甲柄の雌猫です。

前回読んだ痴人の愛の、河合とナオミの関係を彷彿させるような、庄造と猫リリーの仲。庄造は猫リリーにメロメロで、崇拝していて、奴隷的な喜びに浸っています。明らかに相手が犬では成り立たないこの関係。口移しで何十分もかけて小魚をくれてやる姿など、リリーへの愛し方は偏執で、妻達が嫉妬するのも無理が無い。

庄造には、女中上がりでしっかり者の妻、品子がいましたが、母親の思惑で持参金付きの金持ちワガママ娘福子と再婚し、品子を追い出し、福子とくっつきます。品子は品子で悪知恵を働かせ、リリーを自分の家に引き取ります。

タイトル通り、猫と庄造と二人の女のドタバタです。二人の女はリリーと比べると、品がなく、逆に庄造に振り回される感じが俗っぽいですが、一方リリーは最後まで冷たく、そうかと思うと甘えてきて、ツンデレぶりが素晴らしいです。そりゃ可愛いわ。

庄造はイライラするほど優柔不断で情けなく、自分でも言っていますが結局は家でも居場所がなく、母親の言いなりの優男。後継ぎのように収まっている荒物屋の商売も興味がないし、根性もない。リリーを溺愛し、奴隷のように仕える自分こそがおそらく本来の庄造なのでしょう。

しかし庄造も、後には元妻の品子も、至れりつくせりで世話してあげながら、「自分のせいでこんな不憫な目にあって、、」とリリーに対して申し訳なく落ち込んでいる姿がなんとも悲しい。品子はそういう意味で庄造と同じタイプでしょうかね。奴隷タイプでご主人様とかツンデレに弱く、自分を見下す相手に価値を置いてしまう。でも日本人は(私もそうだけど)そもそもマゾタイプが多いし、だから谷崎小説はいつまでたっても色褪せないのでしょう。逆に福子は、リリーやナオミと同系列のご主人様タイプ。間違いなくそのうち庄造の元から逃げ出しそうですねー。
にゃん


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2013.01.12 / Top↑
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Book No.160

Title: : Loving What Is: Four Questions That Can Change Your Life
Author: Byron Katie
Publication date: March, 2002

7時間弱のオーディオブックです。かなりパワフルで良い本だったので、お正月からまるまる2回聴いた。

when I heard the story “People should be more loving,” the question would arise in me “Can I absolutely know that that's true? Can I really know for myself, within myself, that people should be more loving? Even if the whole world tells me so, is it really true?” And to my amazement, when I listened within myself, I saw that the world is what it is—nothing more, nothing less. Where reality is concerned, there is no “what should be.” There is only “what is,” just the way it is, right now.

セルフヘルプ本ですが、”願望実現もの”ではなく、悩みや憎しみや怒りや不安を取る種類の本で、それも取ってくれるというよりは「現実を受け入れよう」みたいな本です。

現実と言っても、わたしはたちはすぐいらなくあれこれストーリーをくっつけてしまい、そのストーリーをあたかも現実かのように受け止めているので、そこに気づくことがまず一歩。

ステップは、「Judge your neighbor」「 Write it down 」「Ask four questions」「 Turn it around」の4段階。3番目に登場する「4つの質問」とは、『Is it true?』『Can you absolutely know its true?』『How do you react when you think that though?』『Who would you be without the though?』です。

まずあなたの悩みの種をつくっている人(毒親、勉強しない子供、感謝しない義親、浮気性の、または稼ぎの悪い夫、騒がしい隣人、セクハラ上司など)を、心のかぎり思いっきりジャッジし(ここで遠慮しては始まらないので、良い子にならず素直に不満を全て吐き出す)、それを書き出し、4つの質問をし、主語を変えたり、真逆にしてみたりします。

例えば、生活が苦しくて、稼ぎの悪い夫に不満があったとする。その不満の元を辿れば「夫はきちんと稼いで妻子を養うべき、または守るべき」というあなたの理想や思い込み、社会通念がある。それは本当に本当に真実なのか。本当に、夫というものは妻子を養い、守るべきなのか。著者は厳しくこの「IS IT TRUE?」を問いかけてきます。なぜならその神話こそがあなたを苦しめる諸悪の根源だからです。

「夫はきちんと稼いで妻子を養い安心させるべき」という考えがあり、しかし現実はそうでない時、あなたの心の状態はどうか。イライラしたり、他にあたったり、もっとネガティブな考えに行き着くはず。つまりその理想論は、「あなたにとっては」百害あって一理なし、有害なのです。そして、ひっくり返したり主語を変えてみる。「夫は妻子を養うべきではない」とか、「私は夫子供を養うべきだ」みたいに。このバリエーションもいろいろ紹介されている。

浮気をする夫、言うことを聞かない子供、毒親、セクハラ上司、全て、今あなたが苦しんでいるのは、あなたが理想からものを見ているからで、それは神話であり、現実はそうではない。神話は捨て、現実を受け入れれば、大抵物事はもっと簡単なのだと著者は言う。

Reality is always kinder than the story we tell about it.

You are what exists before all stories.


「人生の意味が分らない」と悩む人は、人生に意味があるべきだと思い込んでいるし、「幸せでない」と悩んでいる人も、人生は幸せであるべきだと思い込んでいる。著者は全てに同じ問いを投げかける。「IS IT TRUE?」。その神話こそが、私たちを苦しめているのではないかと。

オーディオ版ではワークショップでのやり取りが録音されていて、中には泣き、引きつけでしゃべれない人もいる。それでも会場からも笑いが多く、楽しい感じで進みます。この感覚は活字では伝わらないと思うので、やはりオーディオブックがおすすめです。かなり深刻な悩みも多く、時々この著者が「キツいなー」と感じることも多かった。でもやはり逆で、下手な同情が一番本人に取って良くないんでしょう。

著者の「IS IT TRUE?」と言う台詞が、厳しく優しく耳に残ります。英語も、著者は非常にクリアにゆっくり話すのでまことに聞きやすい。私はキンドルに入れて、寝る前に聞いていたのだが、どんどん目が冴えてしまい大変だった。

著者のホームページでも、ワークの流れが掴めます。
http://www.thework.com/index.php
ワークはこんな感じ。


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2013.01.10 / Top↑
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今年の目標

・英語の勉強をしない

・ダイエットをしない

・多読しようとしない


テレビを見る、ネットする、ゴロゴロする、少読する(精読ではない)。

去年は結果怠けたわけだが、今年は手帳に書き、努力し、義務化し、目標とし、計画的に怠ける。よし。

本に関して言えば、洋書はYAブックを中心にし、小難しい本は読んじゃダメ。としておく。

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2013.01.08 / Top↑
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タイトル:原稿零枚日記
著者:小川洋子
発行日:2010年10月

光の射さない深海で、少しずつ自分を失ってゆくのはどんな気分だろうかと考える。尾鰭が消化液で溶かされてゆく時、 あるいは雌の血流に飲み込まれて頭が退化してゆく時、 二度と元には戻れないことを悟り、絶望したりするのだろうか。 それとも心は深海の底と同じように静かなのだろうか。せめて痛みは感じないで欲しいと思う。ちょっと尻尾が熱いな、頭が窮屈だなと思っているうちに、すべては滞りなく済んでゆく。そうであって欲しいなと願いながら、眠りにつく。(原稿零枚)〜原稿零枚日記〜

あらすじはいくらでも書けるけど、自分の小説が書けない作家の日記。

小説なのか日記なのかエッセイなのか、はたまた現実なのか妄想なのか。目次が巻末に置かれているのも意味があるのですね。最初は著者自身の日記、つまりエッセイかと思いながら読み進めたら、いつものように世界がどんどんcuriouser and curiouser。

本来どういうポジションの本なのかは知りませんが、私は単純に可笑しくて、よく笑った。生活課の指導員とか、芸術ツアーのガイドとか、いや、いるってこういう人。時間に守らないと「熊が出ます」とか。私なんて奥日光の観光で実際怒られたことあるもの。それに逆らえずなぜか素直に従う自分とかあるある。一方で時々あらわれる静かな死というか消滅がしんみりと、そしてじわりとくる。

次の日(月)
一日、三島由紀夫の『金閣寺』を読んで過ごす。主人公の溝口が徒弟仲間の鴨川と一緒に南禅寺を散歩する場面ばかり、繰り返し読む。


四月のある日(土)生活改善課のRさんと、作家のWさんと一緒に盆栽フェスティバルへ行く。

次の日(月)
雨。生半可ではない、情け容赦のない雨。これが昨日降らなくてよかったと思う。昨日もらった借り物競走の参加賞を明けてみる。


主人公の女性は物書きらしく、日記の終わりに今日は何枚原稿を書いたかが記されていますが、でも大抵ゼロ。

子供もいないのに、小学校の運動会に行く「運動会荒らし」。毎年いかに効率よく多くの運動会に参加できるかを練りに練ります。「パーティー荒らし」「子泣き相撲大会荒らし」にも目を光らせる。また、生活改善課の指導を受けたり(私も受けたい)、盆栽フェスティバルに行ったり、健康スパランドに行ったりします。

その一方で、小説のあらすじを書くことを得意とし、文学選考会で本を読んであらすじを書くバイトをしたり、「あらすじの書き方」教室の講師をしています。

小川洋子さんの小説はどれも、不思議で幻想的であると同時に、妙なリアル感があると個人的には思うのですが(「猫を抱いて〜」を読んで以来、隙間を見るとミイラがいるような気がして仕方がない)、こちらの本もまさにそんな幻想性と現実が上手い具合にミックスされていて、独特な魅力を出しています。

ところでこの「あらすじ教室」参加したいなあー。あらすじって、思っているよりずっと難しいですよね。私も実はあらすじは上手く書けない。なので感想ばっかり書いている。

私はすぐにコツをつかんだ。一通り読めばだいたい全体の構造と中心の流れ、そこから広がる支流の様子が、原稿用紙に透けて見えてくる。すると同時にあらすじの全体像も浮かび上がり、どこを出発点にしてどういう方向へ向ったらいいかがぼんやりと分かる。この時点では、あくまでぼんやりとで構わない。最も大事なのは、流れの底に潜む特別な小石を二つ三つ見つけることなのだ。〜原稿零枚日記〜

小石ですよ、小石。この小石が見つけられないから書けないんだな。うーん小石。これってやはり感性の問題なのでしょうか。

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2013.01.06 / Top↑