216冊目 It's Not About the Broccoli:Three Habits to Teach Your Kids for a Lifetime of Healthy Eating

尾骨の問題でしばらく動けなかったからか体調悪いです。だからというわけではないけれどヘルシー系のさくっと読めるノンフィクションです。

Dina Rose


Title: It's Not About the Broccoli
Author: Dina Rose
Publisher: Perigee Books
Date: January 7, 2014
Format: Paperback
Pages: 272 pages

アメリカ人の肥満問題と食のお粗末さは有名ではありますが、それでも最近は朝のテレビを見ていても、雑誌をめくっても、「正しい食」や「ヘルシーな料理」の話題で盛り上がっているように思います。そしてスリムな人も普通にたくさんいる(特に大都市の車社会じゃないエリアでは肥満は少ない)。

一方でちょっと郊外に行くと「若いころからこんなに太っちゃって大丈夫なんだろうか?」と思わせる人もやっぱり多いし、スーパーに行けば半年くらい山ごもりでもするんですか?と聞きたくなるほど買い込んでいる人だらけで怖くなる。

社会学者である著者の母親は、体重が300パウンド(140キロくらい?)もあり、若くして亡くなってしまったそうです。著者は母親を亡くした時に妊娠中だったこともあり、子供のために正しい食習慣を考えたそうです。
本のメインテーマでもあるのがアメリカ人が陥る罠の一つ、「栄養神話」の弊害。プロテインやファイバー、ホールグレインなど、一日あれが何g必要、これが何gという知識だけが先走っていて、だからプロテイン〇〇g、とかホールグレイン〇〇gと書いてある冷凍食品や箱スナック、加工肉をついつい買ってしまう。

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こういうのですね。
「お前も買ってるじゃん」
という突っ込みは無しでひとつ。




栄養の数値に踊らされ、お腹を空かせた子供達に「プロテインたっぷりのナゲット」や、「ホールグレインのスナックやピザ」を与えるというわけです。栄養だけを考えると、食が貧しくなるという結果に。

When parents focus solely on nutrition, their kids - surprisingly - eat poorly. But when families shift their emphasis to behaviors - the skills and habits kids are taught - they learn to eat right.


そうではなく、食を全体としてとらえ、バランスよく食べること。冷凍ナゲットのように、お決まりのものを、「プロテイン20g」として摂るのではなく、いろいろなバリエーションで料理すること、楽しむこと、様々な食材を試すこと。合い言葉は"proportion, variety and moderation."

日本人からすると当たり前の内容だと思います。同じメニューを二日続けないとか、はっきり言ってちょっと日本の食卓とは次元が違い過ぎる話のようにも感じましたが、でもまさにそれこそ「食は習慣」だからでしょうか。

どうやって正しい食習慣や食の知識を子供達に与えるかという本ではあるのですが、それにはまず親本人が正さなければなりません。でもアメリカ人でこの手の本を読むのは、本来必要がない人ばかりなのですよね。必要な人は読まないという。

尾骨はかなり回復中。来週は気温が最低でもマイナスにはならないようだし、いよいよ春かしら。もうあっちこっち行きたくて体がムズムズしてます。寒い時期に籠って内職やらシャドーイングやらはかどったのは良かったと思うけれど、もう限界です。

215冊目 Sun Moon Stars Rain 雨にさえそのような小さな手はない

尾骨ですが意外に治りが早く、いやあまだまだ若いなあと油断して週末に遊んだら腰が悪化しました。最悪です。おまけに鼻風邪か、くしゃみって腰にこんなにも響くものなのかと。
引き続きのシャドーイングブームなので、またまたオーディオブックです。

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Title: Sun Moon Stars Rain
Author: Jan Cheripko
Listening Length: 3hours40min

タイトルでもある"Sun Moon Stars Rain"は、E. E. カミングスの詩からきていると思うのですが、主人公Dannyは音楽を学ぶ18歳の青年で、恋人との揉め事で学校へ行かなくなってしまっているのね。でもそれも言い訳っぽくて、本当の理由はよくわからない。

そして何をするでもなく母親の家で過ごしていたけれど、カメラに興味を持ち、森の写真を撮り始めます。そして森に入る許可を得たりしている間に、地元の人と知り合いになっていきます。実はDannyは父親を川で亡くしていて、地元のオジサンたちはかつてお父さんの友達でもあったわけなんです。

同時にダイナーで働くウェイトレスStephanieと知り合い、近づいて行きます。StephanieはDannyよりも少し年上なだけで若い娘だけれど、すでにシングルマザーで3歳の娘もいる。事情があってオバサンの家にお世話になっているのです。

このStephanieとは、惹かれあいつつも、お互いの事情から距離を保っているのね。けれど不思議とDannyの心は開いていきます。E. E. カミングスっぽく言えば、春が自然に花びらを開かせるように、あなたの声が私に届きひらかせる、雨にさえそのような小さな手はない、みたいな感じでしょうか。

母親との関係、父親の死への罪悪感、過去、大人の事情、蓋をしていた心の奥底に眠る感情を出さない限り、青年は前に進めない。モラトリアム青年のcoming-of-age物語でしょうか。宗教も絡んできてしまい、もう少しシンプルにして欲しかったのと、ちょっと暗い感じの物語ですが、オーディオ版は感情たっぷりの朗読で、時に涙を誘い良かったと思います。

大雪・転倒・全治一ヶ月

この冬はたいして寒くないやと調子に乗ってたら、きましたね2月に。
冬なめんな、みたいなのが。

アメリカ北東部の豪雪はニュースにもなっていますが、特にうちのアパートがあるボストンが大騒ぎらしい。
らしいというのは、大雪が降る前日にいつものようにニューヨークのレジデンスホテルに移っていたからです。
ニューヨークも降ったのですが、まあ生活は問題なく、買い物も普通に出来、セントラルパークも毎日お散歩・・・

と調子こいてたら、転びました。

今月の上旬のことなんですけどね。尾骨を強く打って全治一ヶ月。なんでお尻から転ぶかなあ。転んだ瞬間もの凄い激痛が走り、その後どうやって部屋まで帰ったのか記憶がない。誰かに助けてもらったというか、ああしてこうしてと指示した記憶が何となくある。何がショックかと言うと、転ばないように気をつけて歩いていたのに転んだこと。頭で気をつけても、体がついていかないって、年を取った証拠ではないでしょうか。

nyc.jpgセントラルパークの雪。

最初の3日間はとにかく、とにかく、とにかく痛くて、立っていても座っていても痛くて、横向きかうつぶせでひたすら寝てるだけでした。4日目に自力で這うように病院へ。全治一ヶ月。その後10日間は出来るだけ冷静にしてほぼ完治。もう大分良くなりましたが、外を大股で歩く時、かがんで起き上がる時、ベッドに登る時だけはまだ痛みが走ります。

数年前にも同じように転んだことがあって、その時は何事もなくスクっと起き上がれたのに。腰の痛みと、残雪での転倒が怖くてご老体のようにノロノロ歩いているからシャレにならない。

唯一よかったことは、ほとんど部屋から出られなかったので、内職がとっても進んだコト。私は責任感がないので、本来内職でも何でも仕事はしたくないんですけど、今月のように家から出られないとなると、あって良かった内職。でも細かい資料を見続けたり、パソコンに向ってずっと打ち込んでいたので、今度は目がしょぼしょぼで、肩と手首のしびれ。65歳の母に「私でもそれはない」と言われる始末。

暖炉の前でぬくぬく本を読んで楽しいのも1月までで、
後は雪が降る毎に憂鬱になるだけ。
今日もサブゼロ。早く暖かくなって欲しい。
薄着で走り回りたいです。

214冊目 Pure Joy ロマンス小説とパリとチワワ

まだ続くシャドーイングブームとオーディオブック。
今回はノンフィクション、エッセイです。

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Title: Pure Joy
Author: Danielle Steel
Publisher:Blackstone Audio; Unabridged MP3CD edition
Listening Length: 3 hours and 27 minutes

ダニエル・スティールって誰もが聞いたことがあるベストセラー作家だと思うんだけど、はてミステリー作家だったか、ロマンス作家だったか。

、、、程度の認識で申しわけありません。ちなみにロマンス小説家ですね。そしてこちらはミステリーでもロマンスでもない3時間半のエッセイです。
ベストセラー作家が語る愛犬のこと、犬との暮らし。

知らなかったのですが、ダニエル・スティールさんはロマンス作家らしく恋多き女性で、4回も5回も結婚されてます。初婚は19歳で学生の時。その後作家になり、離婚を繰り返すもお子さんを9人も育てられてます。
結婚相手もみな犬好き、実家も犬好き、子供達も犬好きで、犬に囲まれて生きてきた方なのですが、「自分の犬」と断言出来るほど入れこんだ子はこのティーカップチワワのミニーちゃんが始めてだったようです。

最初はちょっと引くんですよ。だってダニエルさんは、サンフランシスコとニューヨークとフランスのパリを行ったり来たりする生活をされているのですが、その旅が寂しくてコンパニオンになる犬を探すんですね。
だからまず、インターナショナル便のキャビン持ち込みで重量制限に引っかからない子。荷物にならないよう軽ければ軽いほどいい。ヨーキーは可愛い子と可愛くない子といるし、パグは臭いしとか、結構「・・・」みたいな台詞が。そして執筆中に邪魔にならない大人しい子、じっと出来る子、とかもうちょっとねえ。
やっと見つけた運命の「ティーカップチワワ」は、重さ1パウンド(450g)、大人になっても2パウンド(900g)と聞いて喜んでるし、手のひらに収まっちゃうしもうメロメロ〜、ペットショップで気がついたらクレジットカード出してた〜みたいな。もともとペットショップでの動物の売買もミ二チュア化させる動物にも疑問を持っているのでこの辺りでオーディオを止めようかと本気で思った。

ただですね。ダニエルさんは数々の犬のお世話をしてきてる方なので、過去には動物保護から捨てられた犬を引き取ったり、吠え続ける老犬を何年もお世話をしたり、ブリーダーから譲り受けたりと、まあ一通りはされてるんですね。
そしてこのチワワは、ダニエルさんにとって、子育てと、夫達とのゴタゴタと、日に20時間も執筆に追われる生活を長年続けた最後の最後に、自分のためだけにやってきた恋人であり、何よりの宝ものであり、パーフェクトな存在なのですね。だから完全に自分にピッタリとする子に出会えた喜びを伝えたいのだと思います。老いることの寂しさ、子供は巣立ち、仕事も全盛期ほどではなく時間もある。人生に喜びを見いだすことが難しい年に誰でもなる。それでも素直に自分の欲しいものを口にし続け、求め続け、手に入れ、可愛がり、幸せになるように、そんな喜びや贅沢を自分の許すように、ダニエルさんは考える方なのですね。

For me, happiness is a little white two-pound dog. Allow yourself the luxury of letting happiness be whatever it is to you. And for some of us , a puppy or a dog we love is pure joy. May that special joy find its way into your heart and keep you warm.


犬を連れて欧米を渡り歩く方、またその予定のある方は読んで損はないと思います(空港事情や飛行機内でのアドバイス、犬に対するお国事情など)。

最初から最後まで、ずーーーっと犬の話なので、犬大好きですけどわたし的にはお腹いっぱいになりました。
でも文体はスムーズで英語も簡単で聴きやすい。今度ロマンス小説も読んでみようと思いました。

213冊目 Fairest of All:Whatever After♯1

引き続きシャドーイングブームなのでオーディオブックで。

ところでアメリカで図書カードを持っているみなさんはもうHoopla Digitalご利用されてますでしょうか。
登録するとオーディオブックが月10冊まで借りられるんですね。まあ本は借りられるんだからオーディオブックも借りられて当然なんだけど、なぜかお得感があります。

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Title: Fairest of All Whatever After #1
Author: Sarah Mlynowski
Publisher: Scholastic Press
Format: Audio Book
Listening Length: 3 hrs and 20 min

こちらは女の子向けのシリーズものなのですが、シャドーイングにいい感じです。

3時間半で終わるので飽きずに終わる(繰り返し2回シャドーイングしましたが飽きなかったです)。典型的なアメリカの女の子の話口調なので耳に馴染みやすい。リアクションが大袈裟&ギャグっぽくて楽しい。などなど。

内容は、フェアリーテールを組み合わせた物語ですが、"Sisters Grimm"シリーズよりは軽く、明るく、ポップで、語彙も優しく自然です。普通のその辺の子の会話という感じ。本らしくないのでオーディオがやはりおすすめです。タイトルも"Happily ever after"にかけてWhatever After。なんかイイ。。

新しい町に引越してきたAbbyと、弟のJonahは、新居の地下に眠るマジックミラーのおかげでフェアリーテールの世界へと迷い込みます。シリーズの一話目であるこちらでは、白雪姫との絡みです。毒リンゴから白雪姫を守ってしまったのでさあ大変。王子様から救われる機会がなくなってしまいました。さてどうする。

シリーズもので途中で飽きるかもしれませんが、もう2〜3話聴いてみたいと思います。


212冊目 The Great Brain ズル賢い

シャドーイングが楽しくてはまってしまい、引き続きオーディオブックです。英語を話す時の滑舌も向上しているような?(気のせいか?)。上手く発音出来ない単語や箇所は何度も巻き戻すので、時間はListening Lengthの1、5倍くらいかけてます。でも楽しい。まだまだやりたい。

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Title: The Great Brain
Author: John Dennis Fitzgerald
Publication date: 1967
Format: Audiobook
Listening Length: 4 hours and 42 minutes


19世紀末、ユタ州の小さな町を舞台にした、半自伝的な小説です。

時はユタ州が合衆国として(45番目に)成立した1896年。ユタはもともと州として成立する前からモルモン教徒が多く住んでいた場所ですが、こちらの舞台の小さな町も、人口のうち2000人がモルモン、500人がプロテスタント、カソリックはごくわずかという土地。

主人公の少年は、父親はカソリック、母方はモルモンの家系です。子供達は男の子ばかりでカソリックです。

小説の語り手は末息子のJ.D.で、タイトルでもある"The Great Brain”とは、彼のお兄ちゃんであるTom Dennis(T.D.)のこと。T.D.は確かに賢いんだけど、どちらかというとズル賢いというかちゃっかり者で、何でもすぐお金儲けにつなげようとするのね。カヴァーのイラストもたぶらかしてる感たっぷりだけど、まさにピッタリですよ。

州として成立したばかりで、まだまだしっかりとした型もない時代です。お金儲けのチャンスもいろいろあるし、賢い子なら抜け目なく生きるか。語り手のJ.D.は、Great BrainことT.D.に騙されたりもするんだけど、素直に心から賢いお兄ちゃんを尊敬しているの。実際ヒーロー的な活躍もするし、フェアで頼れるところもあるのね。でも「Great Brain」と誇るほどのものかよ、みたいな時も多いし、時々両親もT.D.の狡猾さに釘を指すほどです。それでもまあT.D.は何枚も上手なわけなんだけど。

どうしても大好きなリトルハウスシリーズと比較してしまうわけだけど、まだまだ揺れ動く19世紀末のアメリカであっても、ローラの本では分け与え、譲り合い、自己中心にならないよう説かれているのね。これって女の子ばかりの家庭だからかしら。

こちらは男の子ばかりの家庭だからか凄いのよ。みんな縄張り意識が強く、まず独占、そして金儲け、みたいな。
今みたいな優しい時代じゃないからイジメや人種差別も普通にあるし、殴り合いのケンカや騙しあいもある。同時に和解して仲間になれば結託が強く同士となるのですが。

リトルハウスシリーズとはちょっと違いますが、古き良き時代の生活や暮らしぶり、そして人種や宗教の問題などを、子供の目で素直に伝えてくれる小説でもあります。T.D.の活躍(?)話を集めたシリーズものです。

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211冊目 Lean In ウーマン・オン・トップ

アナ雪で流行ったフレーズの、「レリゴ〜レリゴ〜 Can't hold it back anymore〜」。
まわりに合わせて自分を抑えている女性がいかに多いかということでしょうか。こちらの"Lean In"も、hold backはやめ自分を解放して、一歩前に踏み出そうという女性のための勇気付け本です。

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Title: Lean In: Women, Work, and the Will to Lead
Author: Sheryl Sandberg
Publisher:Knopf
Publication date: March 11, 2013
Format: audio book
Listening Length: 6 hours and 27 minutes

“We cannot change what we are not aware of, and once we are aware, we cannot help but change.”


とても有名な本で、これもまたオーディオブックで聴きました。
仕事やキャリアという言葉から一番遠いところにいる私ですが、6時間27分退屈することなく聴きました。
英語も難しい単語は使われていませんし、TEDtalkでも有名な方だけあって、聴かせ方も心得ている感じです。もともとTED系にあまり興味がなく、ビジネス本も読まない主婦の私でも興味深かったですよ。

著者はハーバードを卒業後、マッキンゼー、アメリカ合衆国官庁での仕事を経て、急成長中のGoogleに入り業績を残し、現在はFacebookのCOO(Chief operating officer)として働いてます。サラリーは数百ミリオン、資産はビリオネラーと言われていますので10億ドル(1000億円)を超えています。そしてGoogleやFacebookなどスーパー成長企業での女性リーダーとして非情にタフでコンペティティブな環境の中、それぞれの職場でお子さんを出産されてます。

家族を優先し、仕事はセーブし、家事も中途半端に感じている女性は多いのではないでしょうか。子供や夫の世話に追われ、気がつけば職場でも自分の能力以下の男性のサポート役にまわっている。それなのに罪悪感まで持ちながら仕事に家事にと精力を使い果たす。

著者は、女性側の問題はチャレンジをしないことだと言います。自信がないからと諦める、自分の能力以上のことをしようとしないので、同じ場所に留まってしまい、無難な仕事、無難なポジションから出ない。女性達はもっとリスクを取って前に出、重要な会議のテーブルに堂々と座わらなければならない。一方で男性との家事及び経済面での50/50を進めています。逆に男はもっと食卓テーブルに着けと。
リサーチと裏付けデータ、そして社会の女性に対する決めつけや偏見をマラソンで例えたり、話が面白く上手なんですよ。

ところで一般的に女性を「家庭的」「仕事向き」で分ける傾向がありますが、でも仕事が出来る女性は家庭でも有能なのですよね。生産的な人は何をしても生産的というか。実際子供が増えればその分稼ぎもポジションも本来は必要です。母親になるほど、仕事でも成功した方がやはりいろんな面でいいわけですし。

主に職場や会社での話ではありますが、起業するでもなく、ハリウッドスターになるわけでもなく、会社員として1000億稼ぐ若い女性もそうそういないと思うので、思考パターンや生きる姿勢を知るのは誰にとっても興味深いものでしょう。自分で自分をダメと決めつけずに一歩前に出ることで、女性はここまで高く羽ばたけるわけですから。

“I'm sorry if this sounds harsh or surprises anyone, but this is where we are. If you want the outcome to be different, you will have to do something about it.”


英語もシンプルでわかりやすく、スピーチ調なのでオーディオブックはおすすめです。特にビジネス英語や、スティーブジョブスのスピーチなどを英語学習教材にしている方にはいいのではないでしょうか。

210冊目 On the Banks of Plum Creek おめでとう!生誕148年

2月7日はローラ・インガルス・ワイルダーのお誕生日でした(ちなみに夏目漱石の1867年2月9日と二日違い!)。生誕148年です。
まだそんなものかという気もしますねえ。ローラのリトルハウスシリーズを全部読む企画が途中だったので復活させます。オーディオブックです。

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Title: On the Banks of Plum Creek
Author: Laura Ingalls Wilder
Publisher:HarperCollins
ISBN-13: 9780064400046
Paperback: 352pages
Audio: 6CDs/6hours 27min.

133冊目: Little House in the Big Woods151冊目:Title: Little House on the Prairieに続き、こちらはシリーズ3冊目。厳密に言うと途中に、ローラの未来の旦那さんとなるアルマンゾの少年時代の物語が入るので4冊目です。

女優のチェリー・ジョーンズ朗読のオーディオブックで聴きましたがとても良かったです。あの家、Paがよく歌うじゃないですか。そのたびにフィドルの音とフォークソングで演出されるので雰囲気も出ます。

一家は、カンザスからミズーリ、アイオワを超えてミネソタのウォールナットグローブに辿り着き、ここでの生活を始めます。テレビドラマシリーズでおなじみの舞台はこちらですね。学校に行ったり、友達が出来たり、お金持ちで意地悪なオルソン一家とのゴタゴタもここです。

ダックアウト(壕のようなほら穴のような)から、Paが立派な家を建て、収穫を期待してと、新しい土地で期待いっぱいに頑張る一家。Lauraも始めての学校で友達を作り社交を学んで行くの。しかしここでもいろいろ一筋縄では進みません。毎回思うけど、いろいろ大変ですよ開拓時代は。

それでも前二作に比べると、ミネソタの穏やかな土地で比較的落ち着いた展開です(大事件が起きますが)。まだまだ貧しいけれど、サンクスギビングやクリスマスを祝い、Maが子供達に説明するサンタクロースの話とか、古き良きアメリカの時代が伺えます。この時代の精神はどこに行ったんだ一体。

Paは勇気があり、行動力もあり、責任感が強く、素晴らしい人なんだけれども、毎回彼の無鉄砲さに胃がキリキリします。今回も家を建てる借金やら、ブリザードの中でのサバイバルやら「死んだらどうすんねんっ!」みたいな行動が。絶対死なないからいいんだけど、小さな子供たちがいるんだからもうちょっと慎重になれないものか。

もちろん娘たち、奥さんへの愛情はもの凄いんですけどね。こんな大変な時代に家族を抱えながら、愛情と思いやりたっぷりなのはそれだけで凄いんだけど。北へ西へと移動を続け、家を建て、仕事を探し、家族を養い、いつも陽気さと歌とユーモアを忘れないPaはやっぱり一家の中心的な存在です。そしてMaも素晴らしい。そんな両親を心から尊敬して愛している子供達も。もちろん現代の視点から見るとおかしい部分もあるのかもしれないけれど、厳しい時代を、これほど子供の視点で楽しく、キラキラと封じ込めた小説もないでしょう。

いろいろ大変なことが起きるのに、Paのポジティブ思考と子供達の素直な心と家族の歌声で、今回もラストでは明日への希望でいっぱいになる感覚を一緒に味わえるのですよねえ。
テクニックではなく、心で書かれた物語の力は素晴らしいなあ、読書はやっぱりいいなあと思いましたよ。




無料オーディブルとスマホ英語

アマゾンの無料オーディオブックの数が、以前と比べるととても増えています。
しかもどれも1〜2時間と短いので気軽に聴ける。
短い分内容は薄いですが、こちらはサンフランシスコの古本屋を舞台にしてそこそこ面白かったミステリー(リンクは貼らないので興味ある方は検索してください)。
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Title: The Booktaker: A Nameless Detective Mystery
(1hr 27min)
Author:Bill Pronzini
Narrator :Nick Sullivan

女性には、時期的にもこちらのバレンタインロマンス。
屋根裏部屋から見つかった、今は亡きお母さんのウェディングドレスと秘密。そしてバレンタインの不思議な出会いなど、ロマンスが一瞬で始まり「え?」って間に完結するので飽きる前に聴き終わります。全部で38分しかないのに5チャプターにも分かれていてまるで英語学習の教材のよう。
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The Valentine Wedding Dress
(38min)
Author:Sherry Woods
Narrator: Elenna Stauffer

オーディオブックは、普段はAudible.comで購入しています。
クラウドに溜めておいて、聴きたい時だけダウンロード。スマホが便利です。
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スマホデビューは半年ほど前で、店舗で一番安く良さげだったサムソンの機種を使っていますが、0.5倍、 標準、1,25倍、1,5倍、2倍、3倍で早さ調節できる。2倍、3倍は使いませんが、飽きそうになったら1,25倍〜1,5倍で聴き、逆にシャドーイングしたい時は0.5倍速でゆっくりさせたりします。

アプリで、本も全てキンドルとスマホで並行読み。
どちらで読んでも自動的に読み終えた場所に変わっているので便利。
本は10冊、サンプルは20冊くらい常に入っていて、齧り読みだけ増えるのが難点。
DSC02583.jpg

本にせよオーディオにせよ、ちょっと時間が空いた時、布団の中、お風呂でと、一瞬で取り出せると英語の敷居も低くなり続けやすくていいと思います。

209冊目 Hyperbole and a Half:ブログとうつ病と犬

昨晩は豆まきして(ピーナッツ)、恵方巻きを作って食べました!具は冷蔵庫にあった有り合わせなので、エビマヨ、アボガド、キュウリ、玉子、人参等、ちょっと洋風になってしまいました。

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Title: Hyperbole and a Half
Author: Allie Brosh
Publisher: Touchstone Books
Publication date: October 29, 2013
Format: Paperback
Pages: 369 pages

コミックエッセイというのかグラフィックブログというのか詳しく知りませんが、イラスト付きのブログではとても有名な方の書籍化。ブログの方は更新は止っていますけどまだ見ることが出来ます。
hyperboleandahalf.blog

面白くて、私も過去に読みふけってしまったことがあります。それで今回の書籍版も読んでみたのですが、本のコンテンツの半分近くはこちらのブログからのものでした。でも半分以上は(10本くらい)出版にあたってのオリジナル執筆。わたしは本も楽しく読みましたが、ちょっと読んでみたい程度ならブログで十分でしょう。

イラストがとても味があるんですよ。著者自身の絵なんて、人なんだか魚なんだか宇宙人なんだか。スポンジボブに出て来る何かに似てる。


基本は笑えるコンテンツです。子供の頃の思い出話、犬の話、etc..犬の話はどれも面白いです。ちょっと間抜けな犬がかわいくて、イラストも、犬に関してだけはなぜかアーティスティックなのがうける。
http://hyperboleandahalf.blogspot.com

そしてもうひとつこの方のブログを有名にしたテーマがうつ病です。作者が長年患っているうつ病ですが、理由もなく、突然襲って来る身動きすら出来なくなるうつの様子や、苦悩や、説明出来ない感じが、イラストで上手く表現されています。ざっくりとした幼い絵が効果的です。
http://hyperboleandahalf.blog

イラスト、ペット、うつ病と、日本でも人気のあるテーマが満載のブログの書籍化。
次回の本のためか更新が止ってしまったのが残念ですが、確かにブログで読めるとなるとなかなか本は買わないか。イラストのファンが増えれば逆に買う人も増えそうですが。あ、ちなみに今年はカレンダーを出されたようです。

しかしもう2月だ・・。こちらも雪がどっさり降りました。内職もどっさり届いたので、部屋に籠るには丁度いいかも。段ボールひと箱分の内職の資料と息抜きのための洋書で、毎日5〜6時間はひたすら英語を読んでるような。おかげで目がしょぼしょぼでやばい。


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*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
*すぐ引っ越すので知り合いが出来にくい/単独行動/インドア派、と引きこもり要素たっぷりではありすが、前向きに楽しみを見つけながら暮らしていければと思っています。
*読書や映画の感想を時々書いてます。

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