本の日、本を買う、本を読む。

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そういえば4月23日はサン・ジョルディの日(本の日)。
先月は内職も頑張ったので、お金の計算しないで古本屋で好きな本全部買おうと決めた。気分良し。
でも4冊も買ってたった9ドル。1/3ほど読んで引越しで間違えて捨ててしまったDiana Wynne Jonesの本も1ドルで購入。二度買いは嫌だったので嬉しい。部屋に戻り、どれから読もうかと悩む喜び。同時に図書館からeBookも届いていてキャー。

新作じゃなければ、本はとても安く手に入り何時間も楽しめる最高の娯楽だと思う。お金がなければ図書館で無料で借りることも出来るし、読書が趣味で良かったとよく思う。年代や時代など変化しても自分に合うものが絶対あるのも凄い。これほど柔軟で経済的で満足度の高い娯楽は他にないのだ。

セントラルパークの桜もいい感じに。
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最近暖かくて気持ちいい。
あんまり暖かいと、本を読むよりウトウトしている時間の方が長かったりする。

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読書中は時々顔を上げて空を見ましょう。おやくそく。

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219冊目 The Sociopath Next Door あなたの隣のサイコパス

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たまたまブックブログで取り上げられていて興味を持った本です。
アメリカ人の25人に一人はソシオパス(サイコパス)だそうです。ソシオパス(サイコパス)といっても、みんながみんなシリアルキラーと呼ばれる凶悪殺人鬼であるわけではない。しかし凶悪犯ではないサイコパスもまた良心(Conscience)がなく、平気で人を騙し、陥れ、かかわった人のキャリアや人生そのものを根こそぎ崩壊させるダークなパワーがあるそうです。アメリカ人に多く、その数は25人に一人。アパート等の小さな集合住宅でも一人はいそうですね。まさにあなたの隣のサイコパス。

Title: The Sociopath Next Door
Author:
Martha Stout
Format: Paperback
Pages: 256 pages
Publisher:Harmony
Publication date: March 14, 2006

"Imagine-if you can- not having a conscience, none at all, no feelings of guilt or remorse no matter what you do, no limiting sense of concern for the well-being of strangers, friends, or even family members.  Imagine no struggles with shame, not a single one in your whole life, no matter what kind of selfish, lazy, harmful, or immoral action you had taken."


ソシオパス(サイコパス)被害、彼らの思考回路、行動理由、また彼らはどうして生まれるのか(幼少期のネグレクトや愛情不足からのattachment disorderやら遺伝などの生まれつきの要素とか)。

読み物としては面白かったのですが、まずソシオパス(サイコパス)の定義が曖昧すぎるような。。。ソシオパスもサイコパスも、時々”antisocial personality”でまとめてるし、例やリサーチも満足出来るものではなく、科学的な根拠は薄いように感じました。

シリアルキラー絡みで日本でも時々話題になるソシオパス(サイコパス)ですが、私の興味を引いたサイコパスは最近では断然木嶋佳苗です。私はリアルタイムで彼女の事件を知らず、比較的最近まとめて記事を読んだので、余計に興味深いです。彼女のブログも読めますからね。彼女のあまりの堂々ぶりに頭がクラクラします。もしかして冤罪か?とミジンコほどちらっとでも思わせるところが凄いです。

もう一人最近サイコパスではないかと話題になったのは小保方さんでしょうか。ただ私は小保方さんは殺人者ではないので、サイコパスだろうが何だろうが結構どうでもいいです。この本のテーマでも疑問に思うところはそこで、犯罪者でないサイコパスの分類に一体どれだけ意味があるのだろうかということ。

作者があげるサイコパステストみたいなものも、責任感がないとか社会通念に反しても罪悪感がないとか、人を操るとか、これって程度の差で誰でもあると思うんですよ。グレーゾーンの人も多そう。サイコパス=良心(Conscience)がないとし、それに対して「善良で良心のある私たちの防衛策は〜」みたいな流れもちょっと引っかかる。でももしかしてこれも「良心が欠片も無い人」というのを想像することすら怖いから、というだけの話かもしれないんですけどね。

ソシオパス(サイコパス)は、人々の良心や同情、罪悪感等を利用する。良心(Conscience)に話を進め、そもそも何を持って良心といい、この良心はどこから来たのかなどの展開は興味深かったです。


[映画] Life Itself (2014) 映画館で会いましょう

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Life Itself (2014)

私も一応映画のレビューらしきものを書いておりますが、批評ってとても難しいので、どうしても感想文になってしまうんですね。

批評がなぜ難しいかというと、比較したり過去の作品と比べたり、知識を持ち、たくさん見なければならないからでしょうか。つまり批評はオタクにしか書けないものなのです。そして映画の批評家と言えばこの方です。

この映画はちょうど2年くらい前にお亡くなりになった、ロジャー・イーバート氏の生涯を描いたドキュメンタリー映画です。
*Roger Joseph Ebert | June 18, 1942 – April 4, 2013

ロジャー・イーバート氏は、新聞記者、テレビショーのホストもされてますが、何よりもとてもとても有名な映画批評家です。映画のレビューは45年続けられました。映画の批評でなんとピューリッツァー賞まで受賞してます[クリティシズム(批評)部門]。

有名人で、実力も認められ最も影響力のある映画評論家と言われつつも、権威者というよりは、その雰囲気と容赦ない毒説は偏屈な映画オタクで、日本人で言えば淀川長治というよりも岡田斗司夫って感じですかね。

ジーン・シスケル氏という同じく映画評論家の方と二人で司会をされていた映画批評番組はとても人気があったようです。二人は意見も感覚も違うので番組中にバトルしたり罵りあったり、それもまた話題となったようです。

アメリカでは広告や宣伝ポスターでお進め映画を紹介する時、"Two Thumbs Up,"というフレーズを使うのですが、このフレーズもそもそもこの番組から生まれたもの。意見が対立する二人だけど、それでもロジャーが"good"と認め、シスケルも同じくOKサインを出した、二人のお墨付き映画というわけです。

映画のレビュー数は年に200本くらい書いていたそうですが、その他に新作をすべてチェックしてテレビで紹介したり、また当時まだ埋もれていた若きスコセシを大絶賛したり、名もないインディペンデント映画監督に目をつけたり、一体どれだけの映画を見ていたのでしょう。

映画批評にたいする独自の考え方、主張がある方で本もたくさん書かれてます。嫌いな映画はボロクソに言いますし、好きな映画は大興奮でその良さを伝える。性格は生涯やんちゃな子供のようで奔放で自由。50歳で結婚されましたがお子さんはいません。映画を愛し、映画を楽しみ、批評で成功し、アメリカ国内はもちろんカンヌや欧州の映画祭にはかけつけ、とても良い人生のようです。



残念ながら晩年は病気に苦しめられます。顎の骨にできる癌で、顎から喉にかけて摘出。これでロジャーは、しゃべることも、食べることも、飲むことも、何も出来なくなります。喉から管を通して、空気や必要な栄養素を入れるだけ。

それでもコンピューター(キーボードから音声に変換できる器具)を使い会話をしたり、最後まで陽気で前向きで明るいです。

その根底にある生きる気力が、やはり映画なのですね。

外出も、おしゃべりも、食べる楽しみも、お酒やコーヒーを飲む楽しさも一切なくなった人間が、映画という楽しみ一つのために生きる。映画のために生きる。

ロジャーは最期、自身の映画批評サイト作りに力を注いでいました。http://www.rogerebert.com/
映画批評として現在も人気サイトです。今はロジャーに近い感覚で他の方達によって運営されています。

病室からブログを更新し、亡くなる直前まで、映画とレビューを書くことを生き甲斐とし、人々に映画の楽しさと素晴らしさを伝え続けた。

こちらは亡くなる二日前に更新された最後のメッセージです。

Thank you. Forty-six years ago on April 3, 1967, I became the film critic for the Chicago Sun-Times. Some of you have read my reviews and columns and even written to me since that time. Others were introduced to my film criticism through the television show, my books, the website, the film festival, or the Ebert Club and newsletter. However you came to know me, I'm glad you did and thank you for being the best readers any film critic could ask for...

....So on this day of reflection I say again, thank you for going on this journey with me. I'll see you at the movies.


A LEAVE OF PRESENCE

映画館で会いましょう。

ロジャーはこっそり現世に戻って映画を見ているかもしれませんね。。

私は平日の昼間、ほとんど貸し切り状態の映画館で一人、ど真ん中に陣取って映画見るのが大好きなんですけど、後ろにもしかして・・・





[映画] Cinderella/シンデレラ(2015) 正統派シンデレラのハピリーエバーアフター

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感想を書いてなかったけど、ディズニーのシンデレラ映画実写版です。ファンタジー映画好きですからもちろん見ましたよ。

最近のディズニーの傾向からして、「継母は実はいい人で、浮気症の王子との縁談から救う」とか「義妹たちと女同士で結託」みたいな展開があるのかしらワクワクみたいなノリで行きましたが、

なんてことはない、普通の、私たちが知っているおなじみのシンデレラでした。

でもでもディズニーの王道ですね、やはりこれは(って別にディズニーのものじゃないけど)。

かぼちゃが息を飲むほど豪華絢爛黄金の馬車に、お母さんのお古のボロドレスが光り輝くブルーのゴージャスなドレスに、虹色に煌めくガラスの靴、そして王子様のお城、どれもこれもとーーーっても綺麗!綺麗!で、「はああ〜」と溜め息が出る美しさで、夢の世界へと入り込めます。



シンデレラ役の子は、始めは男顔?というのかしら、えらの張った顔とりりしい眉毛で微妙な気もしたのですが、見てるとどんどん可愛らしく見えてきます。ほっぺもふっくらしてるし、健気だし、笑顔がかわいい。

「けっ。なんだよ普通のシンデレラかよ」とか毒突いていたおばさん(me!)も、最後はもう普通のハッピーエンドを超絶希望。勇気と優しさに溢れた健気な娘は、やっぱりハンサムで優しくて大金持ちの王子様と末永く幸せに結ばれるよう願ってしまうのであった。

ところで王子様役は"Game of Thrones"のスターク家長男。腹心のお付きも"Game of Thrones"の出演者。二人並ぶとあのオープニングソングが頭の中で流れてしまう。じゃ〜んじゃじゃじゃ〜ん〜じゃじゃじゃ〜ん。ドラゴン娘が出てきそう。

シンデレラ。見ている間、とてもうっとりでした。見終わった直後も満足だったのだけれど、でも1時間後にはあっさり忘れていた。後からジワジワくる系のドラマとまったく逆で、鑑賞中はトキメクけど後から振り返ると何も特に残らない。

でも世界一有名な、誰もが知っている物語ですから当然なのかもしれません。逆にこれだけ100%知っている物語で夢中させるフェアリーテールの力。まさに束の間の夢物語。

正統派ハピリーエバーアフター物語を豪華な最新映像で楽しめます。ディズニーがシンデレラの映画を作ったのは実に65年ぶりといいますから、ディズニー好きにはそれだけで必見かも。
何より乙女の気持ちで夢の世界に浸りたい方はぜひ映画館へ!

おまけ:
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わたしのガラスの靴。
かなり昔にディズニーランドで、夫とデートして買ってもらったもの。
たぶん私はまだギリギリ10代だったと思うので20年超え?うひゃあ。
こんなものを欲しがる可愛いらしい時代が私にもあったのか(欲しがった記憶はないんだけど)。

追記:
帰宅した夫に聞いたら、少なくとも欲しそうにじっと見てたそうです。

218冊目 We Were Liars 嘘つきが語らない真実

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Title: We Were Liars
Author: E. Lockhart
Publisher:Delacorte Press
Publication date: May 13, 2014
Format: Hardcover
Pages: 240 pages

"Welcome to the beautiful Sinclair family.
No one is a criminal.
No one is an addict.
No one is a failure. "


主人公の17歳のCadenceはSinclair一族の一人。Sinclairファミリーはマーサズ・ヴィニヤード島(マサチューセッツ州にある有名な島)に近い小さな島を一つ所有しているリッチな一族です。一族を牛耳るのはCadenceの祖父。Sinclairファミリーの一員であることが、Cadenceにとっては悩みの全てであり、人生の全てであります。一族はみなリッチで、金髪で、白人で、背が高く、スポーツマンで病気もない。もちろん問題もないの。

祖父の三人の娘、Penny(Cadenceの母)、Carrie、 Bessと、Cadenceを含むその子供達(祖父にとっては孫にあたる)は、毎年”自分たちの”島に訪れます。島にはそれぞれ娘のために祖父が建てた立派な家があるのね。

メインキャラである孫たちはCadenceと従兄弟のJohnnyとMirren、そして血族ではないGatの4人。4人は他の一族のメンバーから“the liars” と呼ばれているの。タイトルでもある”Liars”の話を、私たちはどこまで信じることが出来るのか。そもそも主人公はかなり脚色して語る癖があることも最初からわかります。同じみの”unreliable narrator”ですね。

物語はもうすぐ18歳になるCadenceが、過去を振り返りつつ進みます。実はCadenceは15歳の夏の記憶をまったく失っているのね。Cadenceは今では髪を黒く染め、片頭痛に悩まされながら生きる気力もなくしています。そして”Liar”たちは、Cadenceに何が起きたのか真実を告げようとはしないの。Cadenceの15歳の夏に、一体何が起きたのか。

閉じた空間での秘密、個人所有の島、洋館、金持ち一族特有のドロドロ(支配する父とお金で縛られる娘たち)など、小説の世界に浸るには楽しい設定と構成で楽しく読むことは出来ました。が・・かなり早い時点で結末が分ってしまうのが残念。The Uninvited (2009)という映画を見た方なら特にピンとくるはず。どんでん返しエンディングなのに読めちゃうと元も子もないというか。YAブックだからなのかヒントが多過ぎで、もっと煙に巻いてもよかったと思うのですが。

といっても小説自体が短めなので、ある程度察しがついても勢いで最後まで楽しめるとは思います。英語も易しく読みやすく、ミステリー仕立てで飽きさせない構成です。

天国の美声と地上のアハアハ

ちょっと前にMETオペラ"Manon"を観てきました。

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オペラは本当に久しぶりで、最後は何時だったろう。譲り受けたチケットなのであまり期待しないで行ったのですが、驚いた!

主演:Vittorio Grigolo、Diana Damrau


マノン・レスコーというプッチーニのほぼ同じようなオペラがあるそうなのですが、こちらはマスネのオペラのマノンだそうです。
マノンというお騒がせな絶世の美少女と、彼女を取り巻く男達の奪い合いや嫉妬でドロドロの愛憎劇です。

私はオペラはよくわからないのですが、男性テノールのグレゴーロさん(Vittorio Grigolo)がとても良かった。なんというかシスティーナ礼拝堂の天井画を見た時と同じ感動だった。つまり天国を垣間みたような恍惚と鳥肌。美声というより天国だった。今ちょうどグリゴーロさんは東京オペラシティコンサートホールでリサイタル中なので東京で会えるようですよ。5日のリサイタルは終わってしまったので、あとは10日だけのようですが、行けるならぜひぜひって感じです。
東京オペラシティ

ただとても良かったのに、直前にオイスターバーで生牡蠣とシャンパンを欲張り過ぎて、実は体調がイマイチでした。ドレスもきつめだったし、慣れないことでせっかくの素晴らしい公演を半減させてしまった。

***

そしてまたフィラデルフィアに行っていて、近くのカジノのコンサートホールにKC & サンシャインバンドが来ていたので見て来ました。

ザッツ・ザ・ウェイ・アハ・アハ♩の人です。


ディスコソングと言うのか、ヒット曲がたくさんあって知ってる曲ばかりで楽しかったんだけど凄かった。違う意味で。

まずヴォーカルの人が、年取ったのは仕方ないとしても、髪後退+えらい太っちゃってて別人だった。

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で、コンサート会場も、ホールというより宴会場。カジノの特設大広間に椅子をならべました、みたいな(ここで5月はHeartもやるんだって・・)。コテコテのミラーボールと、何度も着替えるコスプレ系バックコーラス。

でもこれ、B級な感じをむしろ楽しもうみたいなノリで、みんな踊りまくりですっごい盛り上がってた。年くっても太ってもセクシーでいくぜえ!みたいな。舞台と客席がすぐなのでお触りもあったし、いやあすごいもの見たわ。


イースターバスケット2015

イースターは毎年うさぎのチョコを集めて楽しんでいますが、
今年のバスケットはこちら。
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うさぎの容器に玉子のチョコ。
これはエッグスタンドなのかしら。

アメリカでイースターと言えば定番のPeepsピープス。
マシュマロです。青とかピンクとか緑とかいろいろありますが、色がどぎつくて黄色がやっと。美味しくはないです。
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移動生活をしながら旅行もしていて、かなりパタパタしつつも新居を決めた。引越しはまだもう少し先。
NYCに戻る空港で、例の飛行機事故の詳細を知った。
事件のためか、機内ではめずらしく機長の他に副操縦士のアナウンスもあって、結構しんみりと、でも安心するように語りかけていた。
スペイン⇔ドイツ間の飛行機事故と言えば、10年以上前にユーバーリンゲン空中衝突事故というのもあった。あれは乗客のほとんどが子供だった記憶がある。今回も学校行事で搭乗していた子供が何人もいたそうで胸が痛む。

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*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
*すぐ引っ越すので知り合いが出来にくい/単独行動/インドア派、と引きこもり要素たっぷりではありすが、前向きに楽しみを見つけながら暮らしていければと思っています。
*読書や映画の感想を時々書いてます。

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