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The Nightmare Before Christmas / ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

制作:アメリカ(1993)

テレビでこの時期必ず放送されるので何度見たでしょう、これ。

タイトルからクリスマスっぽい映画ですが、ハロウィン映画でもあります。

舞台はハロウィン・タウン。ハロウィン・タウンはハロウィンの日を中心に一年が過ぎます。ハロウィンをいかに成功させるかが全てで、ハロウィンが終われば、また来年のハロウィンに向けてみな動き出します。

ハロウィンパーティーの音頭を取るのはパンプキンキングのジャック。みんなから慕われ、尊敬もされてる彼だけど、毎年繰り返される似たり寄ったりな催しに、実はうんざりしてるのね。

ある日偶然に見つけた別世界への扉。それはクリスマスタウンや、イースタータウン、サンクスギビングタウン、バレンタインタウンと繋がる道。その中のクリスマス・タウンの扉を開けたジャック。そして訪れた、赤、緑、金色に輝く街、プレゼントと陽気な歌とキラキラしたクリスマスツリー。

クリスマスが何だかもわからないまま、クリスマスに魅了されたジャックはとんでもない行動に出るのですが・・

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クリスマスとハロウィンって対象的ですよね。

子供たちに善人であるよう言い聞かせる(悪い子にはサンタさんが来ないよ!)クリスマスに対し、悪い子であることを容認する(trick or treat)ハロウィンと。

蜘蛛の巣やゴーストを飾るハロウィンと、星やエンジェルを飾るクリスマス。

ハロウィンキングが、クリスマスに憧れるのも当然といえば当然ではないでしょうか。ハロウィンはダークで倒錯した魅力があるけれど、やっぱりメインイベントにはなれない。クリスマスの圧倒的な輝きにはかなわない。でもハロウィンにはハロウィンにしかない楽しさもあるのですよね。

映画はストップモーションアニメで半分ミュージカルです。

登場人物はみんな不気味ではありますが、サリーはとってもいい子だし、ガキ共も鬼っ子ではあるけどまあ可愛さもある。でもブギーマンだけは本気で怖い。
トラウマ的な気持ち悪さ。
口から何かにょろにょろ出て来るシーンとか何なのあれ。歌も怖いし。

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ハロウィンの夜、ホラー映画に飽きたあなたにおすすめ。
原案はティム・バートンです。
ハロウィンのお菓子を焼いた。

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パンプキンピューレに卵とエバミルク、ナツメグとシナモンを混ぜて焼いただけのもの。飾りは先日買ったゴーストのマシュマロ、ナッツとパンプキンのお菓子。

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食べる時はシナモンをふりかけたホイップクリームをたっぷり添えれば完璧。秋の味がします。マシュマロゴーストは熱いココアに投入する。ひゅるる〜んと消えるのだ。

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今日のセントラルパーク。
今この時のセントラルパークは一年で一番美しいです。
今日は特に気温も最高だった。
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Title: Between Shades of Gray
Author: Ruta Sepetys
Publisher: Philomel Books
Publication date: March 22, 2011
Format: Hardcover
Pages: 352 pages

"Andrius, I'm...scared."
He stopped and turned to me. "No. Don't be scared. Don't give them anything Lina, not even your fear.”
― Between Shades of Gray


えーと、、始めに断っておきたいのですが、"shades of grEy"の方ではないです。検索で引っかかって来てしまった方がいたらスミマセン。

こちらの本は戦時中のリトアニアの悲劇を描いたヒストリカル・フィクションです。

ヒトラー/ユダヤ人のホロコーストものはアンネの日記のようなノンフィクションだけでなく小説でもたくさんありますが、同時期スターリンがバルト三国の人々に対して行ったジュノサイドに関する物語は、あまり見かけないのではないでしょうか。

舞台は1941年のリトアニアで、主人公は15歳の少女Linaです。
Linaは母親と弟とともに、旧ソ連軍の秘密警察によってある日突然連れ去られます。父親はすでに連行されているんですね。
そのままぎゅうぎゅう詰めの列車に押し込まれ、他のリトアニア人たちと一緒にシベリアまで連れて行かれます。シベリアへの民族大量追放です。

長い長い劣悪な列車移動や強制労働所での、恐怖、飢え、寒さ、病気、そして暴力や死。しかしそんな中でもLinaは友情、家族、仲間、そして恋を育みます。また将来を有望視された絵の才能あふれる少女は、みんなに注意をされながらも自分の見たものを描き続けます。アンネ・フランクは日記を綴り続けますが、こちらの少女は絵ですね。これはラストまで繋がっていきます。

当然ですが読み進むたびどんどん状況は過酷になり、読むのが辛くなります。まだ平和だった時の家族との会話が回想で交互に語られるから余計悲しい。胸が締め付けられる箇所あり、涙する箇所あり。でも同時にLinaや仲間たち絆は深まり、愛と忍耐と優しさに満ちていきます。状況が醜ければ醜いほど、輝くものがある。

児童書ですが12歳以上。チャプター数が多くひとつひとつの章は短く、英語も読みやすいです。歴史も学べる。

著者はミシガン生まれのリトアニアン・アメリカンで、リトアニアを訪れ、親族や生存者から話を聴き、リサーチを重ねました。Linaの物語の多くも、そんな聴いた話の中から生まれていて、完全なフィクションではないんですね。
作者による簡単なバックグラウンド(歴史)の紹介と、インタビューでの様子、本の紹介のビデオです。

2015.10.27 紅葉
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セントラルパークの紅葉はちょうど見ごろです。

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風はピリっとして、陽射しは穏やかでとても気持ちいい。
何時間でも散歩できる。

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Title: The Face on the Milk Carton
Author: Caroline B. Cooney

Publisher: Ember; Reprint edition
Publication date: May 22, 2012
Format: Paperback
Pages: 208 pages

最近ではもうほとんど見かけないと思うのですが、牛乳パックの裏に行方不明の子供の写真を貼って情報提供を呼びかける広告。有名ですよね。80年代に多かったらしいですね。

(こんなのです)*お借り画像
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主人公Janie Johnsonは、ある日何気なく見た牛乳パックの行方不明少女の写真に目を奪われます。それは自分の幼少時代の写真だったから。その3歳くらいの少女が着ている服は確かに覚えている。しかしJanieには、優しいお母さんと真面目なお父さんがいる。自分が誘拐された子のわけがない。

しかし、車の免許取得のために出生証明書が必要だといってものらりくらりとかわされる。乳児の頃の写真がない。そして屋根裏部屋で見つけたトランク一杯に詰まったHannahという謎の少女の足跡。

幼なじみでボーイフレンドの Reeveの協力を得ながら調査を始めるJanie 。そして知らされるある事情。Janieの親の秘密。12年前、一体Janieに何があったのでしょうか。

なるほどね、と思いつつも完全に腑に落ちないでいると、やっぱりさらに裏があり、飽きさせない展開ではあります。
ティーン向けだからか無駄にうだうだ悩んで話をこじらせるのでもどかしいんですけど一気に読んでしまいます。

あとこれシリーズものです。
実はこちらの本だけでは話が中途半端です。
この後、
Whatever Happened to Janie?(Book2)
The Voice on the Radio(Book3)
What Janie Found(Book4)
Janie Face to Face(Book5)
と続いていきます。
私もこれでは納得出来ないので、最低Book2までは読むと思います。
(もう少しまとめて本に出来なかったのか・・)
子供が一度は考えるくだらない妄想かと思いきや、意外と闇は深いのかしら。

ところで、自分はもしかして盗まれた子かも、とか、本当の親がどこか他にいたら、みたいなことって結構みんな考えますよね子供の時。あれ何でしょうね。どこかにもっと優しくお金持ちな親がいるんじゃないかという。
逆のパターンでは絶対考えないんですけどね。







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The Martian(2015) /邦題 オデッセイ(?)

これは面白かったしすごく良かった。
小説の方も売れてますね。

マシュー・マコノヒーのインターステラーとキャストが被ってる&同じSF映画なので関係があるのかと思ったけど全然別ものでした。

インターステラーはSci-Fiものとしてすごく面白かったけど、こちらはもっとヒューマンドラマの要素が濃く、笑える場面も多く、単純に楽しめて感動できる作品だと思います。キャスト・アウェイとアポロ13とロビンソンクルーソーを足したような感じかな。

マーク(マット・ディモン)は火星短期滞在(30日)ミッションを与えられた6人のクルーの一人なんだけど、危険な砂嵐に襲われ脱出する時に一人だけ吹き飛ばされてしまうの。死んだものと思われ置いていかれ、地球のNASAでも死んだと発表されたマークだけど、実はちゃんと生きているのね。生存をなんとかNASAに気付いてもらい、そして救出隊がやってくるまで一人孤独に火星で生活をすることに。といっても地球と火星の距離から救出はそう簡単ではなく時間もかかる。準備期間もいるし、タイミングを合わせる必要もあるし、救出まで最悪4年。しかし食料は300日分しかないいし、ここは火星。植物学者のマークは排泄物を利用してじゃがいもを生産し、水をつくり、太陽熱を集める。さてさてマークは無事地球に帰れるのでしょうか。

最悪の状況でもポジティブ思考→計画を立てる→実行→記録→失敗→改善を繰り返し、希望が消えそうな時でも明るく前進あるのみ。普段、ポジティブ思考ってどちらかというとうざったく私は感じてしまうのですが、こういう絶望的な状況でのポジティブ思考は本当に素晴らしい。

食料や燃料の数をかぞえ、計算し、長期戦に備える。何百日続こうが、先が見えない時も諦めない。絶望の中の小さな幸運を探す。孤独に負けない。そしてなによりもいつもユーモアを忘れない。

とにかく元気に前向きになれる映画です。日本公開は2月らしいけど、ちょっと早めてお正月に公開できないものかしら。こういうポジティブな映画を年明け早々に観るのもいいと思うのだけど。あとまだ(仮)の状態ではあると思うけど、邦題のセンスがイマイチわからない。

原作も面白そう。作者は小説家志望のSFオタクだったそうで、最初は自分で電子書籍でチープに売っていたらしいです。英語もむずかしくないし、日記形式だから(ひとり言だから)シャドーイングにいいのではないかと思うので買うならオーディオブックかな。
B&Nが出している革装シリーズのリトルハウス。
最初の5冊分が収録されています。

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Little Houseの4冊目(本来5冊目)にあたる"By the shores of Silver Lake"を買うつもりでいたのですが、このシリーズは全巻、何度も何度も繰り返し読みたい本なので、こちらの5冊収録版を購入しました。シリーズを通して、特に収穫シーズンからサンクスギビング、クリスマスにかけての描写が素晴らしい本なのでこの時期は特に読みたくなります。
600ページ以上あるのでズッシリした重さもありたまらない。

表紙は革装でセピア色の紙で、クラシックな感じがしてとても気に入っている。
ローラの話とはちょっとズレるFarmer boyも、わざわざ借りたり買ったりしそうもないのでこの機会に。

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個別に売られている本と同じイラストがきちんと入っています。
このイラストも魅力の一つなので嬉しい。心温まります。

収録作品は、

In the big woods
Farmer boy
On the prairie
On the banks of Plum Creek
By the shores of Silver Lake

(Little House: The First Five Novels (Barnes & Noble Collectible Editions)

この冬読もうと思っていた "The Long Winter" は、入っていないので別に買わないといけないけど、これはこれで永久保存版。
価格はBarnes & Nobleのお店で買えば20ドルで買えます。


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ハロウィンの飾りですが、店も住宅もここ数年おとなしいような気がする。
こんな感じで大きめのパンプキンをごろんと1個置くだけ、みたいな。
写真は近所のよく寄る本屋。

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ハロウィンといえば、
イースターのヒヨコのマシュマロでおなじみのPeepsが
ハロウィン用に出しているゴーストのマシュマロを買った。
なんかレシピまである。
私はハロウィンの日にパンプキンケーキと一緒にココアに浮かべて飲もうかな。

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今日のセントラルパーク。
陽があたらないと寒いです。冬はもうそこ。
今年もあと10週間で終わりですよー。
寂しいなあ。
これから年末年始まで、イベントも多いし気候もいいし、やりたいことがたくさん!
ちょっと内職を減らして楽しもうと思う。もちろん読書もその一つです。

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Title: Blue Asylum
Author: Kathy Hepinstall
Publisher: Houghton Mifflin Harcourt
Publication date: April 10, 2012(hardcover ) / April 9, 2013(paperback)
ISBN-13: 978-0544002227
Format: paperback
Pages: 288 pages

"How do you know when someone's crazy?"


Asylumとは広い意味で保護所のことを指します。先月の頭頃だったでしょうか、テレビを見ていたらシリアの難民問題で何度か"Asylum Seeker"という単語が。Refugee(避難民)になる手前、避難所を求めて彷徨っている状態の人達をそう呼ぶみたいですね。

で、この小説でのAsylumはメンタルな病気を抱える人の保護施設。つまり精神病院です。
舞台はシビル・ウォー時代のバージニア&フロリダ。バージニアで大規模な農園を運営している夫を持つ若き奥様の Iris Dunleavyが主人公。旦那さんは奴隷も大勢抱えていて、その扱いにIris は疑問を持っています。奴隷制度にたいしてたびたび意見の衝突があり、 Iris の反抗的な言動に業を煮やした旦那さんは Irisを保護施設、メンタル・ホスピタルに送ります。時代的なものではありますが、夫に反抗すると病院に送られるなんて・・・。

保護施設はフロリダの島にあり、穏やかな気候とパームツリーで暢気そうなんですが、病院内はIris にとって地獄です。施設を仕切っているDr. Cowellは、治療と称して虐待しているし(本人は悪気無し)、世話係の女性は家柄のいいIrisに最初から敵意むき出しで意地悪をしてきます。

そんな中Iris は、ドクターの息子Wendellや、戦争帰りの青年Ambroseと親しくなっていきます。Ambroseは脆さと狂気を同時に持つ不安定な青年で、Irisは最初から彼に興味を持ちます。

病院内での出来事、他の患者との絡みやドクターとの衝突、そして地元で起きたことなどが混ざりながら進んで行きます。それほど大きな事件は起きず、淡々とした印象の本ではありますが不思議に魅了されます。癒しと救済と恋の物語です。もうちょっとダークな方が好みではありますが、乾いた風が吹き始める秋風の中で読むにはちょうどよい読み物でした。

ちなみに今日のセントラルパーク。
紅葉が一番見ごろとなるのはNYCマラソンの頃なのでもうちょっと。
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今月最初の週はまたボストンへ。
久しぶりなのでハーバードの美術館へ。小さいけれど見応えのある美術館です。

古巣のビーコンヒルでブランチ。
まだ紅葉ってほどではなかった。
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チャールズストリートにあるここのバナナ・キャラメル・フレンチトーストはとろける美味しさでよく通ったお店。バターとキャラメルの溶け具合が絶妙。
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ビーコンヒルからハーバードまでは電車ですぐです(車で行くと橋が必ず混むのでお勧めしない)。
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以前は12ドルだった入館料が、15ドルに上がっていた.
でもゴッホ、セザンヌ、ルノアール、モネ、ドガと、有名印象派のセンスの良い小作品がたくさんあり、見応えがあります。こじんまりした美術館のわりには、3階まであり思ったより時間がかかるので、1階にあるカフェで休憩を入れながらゆっくりまわるといいと思います。
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続いてナチュラルヒストリーミュージアム。
ここはあまり楽しいところでもないのですが、大学の研究素材なんかも保管されています。
水晶のコーナーにはボランティアの方がいて、付きっきりでいろいろ説明してくれました。石や水晶やミネラルの単語ってあまり聞かないので勉強になりました、
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進化過程。ネズミかうさぎかワラビーか。

ところでハーバードスクエアでたくさんの制服を着た日本の中学生(高校生?)を見かけました。先生もいたので修学旅行でしょうか。ここでヴィジョンを描いて将来は、、、なんて子もいるのかな?