3月の本です。
こちらはノンフィクションで面白かった本の感想です。小説の感想もたまっているので追々。。

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Title:The Case Against Sugar
Author: Gary Taubes

"How little is still too much??"


Gary Taubes氏の新しい本です。
前著"Why We Get Fat"がとても面白かったので、新しい本も読んでみましたが、"Why We Get Fat"と被る内容も多かったかな。
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前回も今回の"The Case Against Sugar"も、ソフトドリンクやシリアルやお菓子等、糖質過多、砂糖漬けのアメリカ(特に子供)を問題にしていますが、それが国家ぐるみ、つまり政治的な問題として扱っています。

砂糖は、その依存性と、過剰摂取からなる病気の数々をみると、酒やタバコのようなものである。しかし、酒やタバコは絶対子供に与えないが、砂糖はご褒美のように与え続ける。

砂糖は大量に与えなければ良いというが、テレビのCMでも街中でも砂糖製品であふれかえっている世の中で自制することはどんどん難しくなっている。「タバコ2〜3本ならたいして害がないからいいか」と与えることは絶対ないが、砂糖は「少しなら」と与え続ける。そしてその量は決して「少し」ではなく、増え続けている。

アメリカで特に、80年代〜90年代初めはカロリー制限がブームで、脂肪を減らすことに躍起になり砂糖の量が増え続けた。低脂肪低カロリーにするとまずいので、砂糖をたくさんいれたハイカーボ製品が人気となる。ベーグルのブームもその一環だったのでしょうね。

アトキンスダイエットや、砂糖と肥満の関係を指摘していた人も多かったが、ケロッグなどのシリアルが「ヘルシーで健康」だと思い込んでいるアメリカ人は非常に多く、朝から特大のボールで食べていたりする。糖質=油より低カロリー=ヘルシーという思い込みは、大企業と政治が絡み、国民に広く刷り込まれている。

成分表なども非常にわかりにくくしてある。大体「per serving」でカロリー量も砂糖の量も記入してあるが、一回分が大食いのアメリカ人にはありえない少量である。またsugarがいくら低くてもtotal carbsが高ければ意味がないんだけど、日本人の大半が知っているそんな事実もアメリカ人の多くは知らない。

肥満が、貧困と知識不足と結びついているから厄介で、アメリカの肥満の問題は深刻過ぎる。哺乳瓶にコーラを入れて飲ませている親を見たこともある。ミドルスクールのカフェテリアのメニューが、月曜はマック、火曜はピザハット、水曜はタコベル、木曜はアービーズとかだったりする。そしてもちろんコーラやソーダ、キットカットやトゥインキーなどのスナックがレジの横に並ぶ。改善されてはいるが、まだまだ田舎の公立の学校は昔のままだ。

本の作者も登場する、砂糖漬けのアメリカを問題にしたドキュメンタリー映画2本。こちらもおすすめです。


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”Sugar Coated”と”Fed Up”。
どちらも1時間30分で、短くまとめてありわかりやすい。アメリカのNetflixならストリーミングで見れるけれど日本でも見れるのかな?

今日のおやつは本にあわせてこちらを選んでみました。

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アメリカのシリアルバーやプロテインバーは、いくら砂糖少なめでもカーボで結局20g以上になるので基本は食べない。ただこの”Power Crunch”だけはトータルカーボで10g以下なので、クッキーの変わりに食べることがたまにある。
味もアメリカっぽい「ピーナツ!」「チェリー!」じゃなくて、フレンチバニラクリームとか、モカクリームとか、ワイルドベリークリームやクッキークリーム等少し繊細な感じがいい。オリジナルだけでも9種類ある。
欠点は人工甘味料の味がはっきりするところです(苦笑)