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"The Ghost Notebooks A Novel"
by Ben Dolnick
(library book)

そこそこ面白かったし、長い小説ではないのでサクッと読めましたが、想像していたのと違った・・・

NickとHannahとはNYに住む若いカップルです。
Hannahが働いているミュージアムをリストラされた後、NY郊外にある、歴史ある館/美術館の住み込みの管理人の職を探してきます。

NickとHannahはまあちょっとダラダラと付き合っていて、変革が必要だとは思っていたのですね。Nickも腹を決めてHannahと結婚する決意をし、郊外で少し落ち着けたらいいなと。

Nickは音楽の創作活動をしていて、古い静かな館の管理をHannahと一緒にしつつ、本腰を入れて音楽を作ろうとも思っています。本のナレーターはこの彼なのね。

さて、,もちろんそう上手くコトは運びません。

引っ越した当初は興味深く地元に馴染む努力をしながら屋敷の運営をしていましたが、だんだんとHannahの様子がおかしくなっていきます。まず寝ない。ごはんも食べない。そして一日中ベッドから出ない。Hannahはこの館の持ち主だった人物のジャーナルを読みふけっています。そんな中で悲劇が起きます。

人里離れた古い館と、過去からの謎解きと、何かが起きているのに見えないホラーのエッセンスが絶妙で、面白かったです。

ただ想像していたのはもっとホラーホラーしたものだったので、読み間違えた感が。

ゴーストをもっとメタファー的にとらえ、ホラーを期待しないほうが楽しめるかな。少なくともザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウスや、シャイニングのオーバールックホテのような強烈な悪は登場しませんのでね。。


さてさて今年のワールドカップ、みなさんたのしんでらっしゃいますでしょうか。日本選手もなかなか頑張っていて頼もしいしカッコいい。日本選手は笑顔も多くていいですね。

こちら東海岸の放送時間が、平日は朝の10時に始まり、2戦目が終わるのが午後4時と、ちょーーど私の普段の外出時間とぶつかるのでまったく観れません。ダッシュで帰宅して3時半なので、ギリギリ最後の15分見れるくらい。どうにかならないかこれ。







2018.06.27 / Top↑
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"You Think It, I'll Say It: Stories"
by Curtis Sittenfeld
(library book)

Curtis Sittenfeld氏は、女性の生き方に関係する作品をいくつか書かれている人ですが、短編集はこちらがお初のようです。

ジェンダー問題を得意とする方で、そこからさらに階級の違いや考え方の違いで生まれるコミュニケーションの難しさや面白さを描いています。ジェンダー系の話をさせるとアメリカ人はやはり上手いと思います。
登場人物の多くは若くも、年よりでもなく、離婚してたり、妊娠してたり、子育てに追われている、どこにでもいる大人の女性たちです。すべて印象的で、ぐいぐい読ませてくれますが、いくつか簡単にさわりだけ、、、

"Bat Latch"
マタニティヨガで見かける女性が気になる主人公。その女性とはその後何度も、授乳のクラスやスイミングで見かけますが、仲良くなることは決してありませんでした。その女性は専業主婦希望で、主人公は理解ある上司の下で早々に社会復帰をしたワーキングママ。そんなある日、会社の業績不振から、主人公はとある状況に追いやられ、そして予期せぬ理解者に出会うことに。

"Gender Study "
ジェンダースタディを教えているプロフェッサーのNell。長年付き合っていた彼は、若い娘と出会い、あっさり彼女を捨てました。今は仕事でカンザスシティに来ています。
ホテルに着くとIDがないことに気が付き、タクシーに忘れ物がないか聞くと、届けてくれることになりました。タクシーの運転手は若い男性でトランプ支持者でした。届けてくれた礼金を渡そうとすると、それは断り、かわりにバーで一杯おごってほしいといわれます。

"The Prairie Wife "
Kirstenは、朝起きるとまっ先に人気カリスマ主婦LucyのTwitterをチェックしてしまいます。同様に、インスタグラムやブログ、出演するテレビ番組も欠かしません。近々出版される彼女のレシピ入りエッセイ集も買う予定です。実はKirstenとLucyは、学生時代にサマーキャンプで一緒に働いた仲です。二人は特別な関係で、KirstenはLucyの秘密を知っています。

"Do-Over "
主人公は最近離婚した中年男のClay。トランプがまさかの当選を果たしたその夜、なぜかクラスメイトだった女性の夢を見ました。実は過去にその女性と主人公は学部長選挙で戦い、そして彼女は女だからという理由でClayに負けました。
Clayはかなり久しぶりですがその女性と連絡を取り、彼女の次のシカゴ出張に合わせて一緒に食事をすることになりましたが、、、

"The World Has Many Butterfles"
Julieは夫の同僚のGrahamと、とある関係にあります。それは、会社のパーティーやイベントで二人きりになると始まる特別なゲーム"You Think It, I'll Say It”です。このゲームで、Julieは、夫にも友達にも言わないことを話します。ある日Grahamが奥さんと離婚するという話を聞き、居ても立っても居られなくなったJulieは、Grahamを食事に誘いますが、、、


今週いっぱいまでとても忙しい、というか自分の時間がないよー!
来週からはかなり落ち着くんだけどな。


2018.06.20 / Top↑
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“The Woman in the Window”
by A. J. Finn
(library book)

なんだか最近のサイコロジカルミステリーでは定番となりつつある、アル中で信用ならないアウトサイダーな女(もう若くはない)が今回も主人公です。

どのレビューでも比較されているように、私も最初はベストセラーの"The Girl on the Train"や"Gone Girl"と比べていましたが、途中からむしろクラッシック映画の「裏窓」とか「ガス燈」を思い出していました。主人公がクラッシック映画ファンだからというのが理由ですが、フィルムノアール的なトーンが流れているような。

もうすぐ40になるAnna Foxは、オンラインでセラピストみたいなことをしながら、日がな一日家に閉じこもり、ワインを飲み、白黒の映画を見、隣近所をのぞき見しています。トラウマ事件が理由で広場恐怖症になりパニックアタックが怖くて家から出ることができません。アルコールとドラッグが手放せない状態で、呂律が回らないときもあり。

夫は別居中、娘を連れて出ていきました。Annaはハーレムの十分過ぎるタウンハウスに基本一人で(テナント一人あり)住んでいます。

最近越してきた新しい隣人にAnnaは興味津々です。息子は好青年で礼儀正しく、母親(Jane Russell)とは気が合いそうだけど、何か悩みを抱えているよう。そんなある日、Janeが血だらけになり殺される場面を見てしまいます。通報して、警察の質問も受けましたが、誰も信じてくれません。なぜならJane Russell本人が現れたからです。でもそれはAnnaが会っていたJane Russellとはまったくの別人で、、、

Annaは何を見たのか、どこまで正気なのか。アル中でクラッシック映画ファンで隣人の名前が”Jane Russell”とか(私も大好きな女優さんですが)もう初めからすべてが幻覚のようにも思えますよね。

確かに最近のサイコロジカルミステリーと似たような感じではありますが、私はこの主人公は本質的に親切で、しっかりしている人だと思うし、好感度は高かったです。男性作家が描いているので、廃退した女性でもドロドロしてないのですね。そこが良さでもあり、物足りなさでもあるかな。男っぽさをやはり少し感じます。ラストは私的には意外性もあり良かった。

チャプターがとても短いし、英語も易しくスルスル読めます。

夏のバケーション用に、何かミステリーを探している人におすすめです。

私は夜な夜なワインを飲みながら映画を見る主人公の真似がしたくて、ここ数日はクラッシック映画ナイトです。昨晩はシャレード、その前はオリエントエクスプレス1974年版、今晩はベティ・デイヴィスの代表作の中からひとつ選ぶ予定。本当はヒッチコックがいいんだけど、ヒッチコックはもってないのでお金出さないと見れない・・・











2018.06.15 / Top↑
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良い季節。街中花だらけだからただ散歩してるだけでウッキウキ。

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もうすぐジェラシックパークの最新映画が始まるからか、ロストワールドロゴの消防車が。。
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そのうちパトカーや救急車にも映画やテレビ番組の広告が入るのかしら。

刑事ものとか病院もの多いし。。


2018.06.12 / Top↑
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ビーガン&グルテンフリーのアイスクリーム。なのにとってもおいしいのー。
ソーホーのトラックや、イーストサイドにはあったけど、アッパーウェストサイドのうちの近所にもできたのですよ・・嬉しい・・・通っちゃうかも。
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今読んでいる本はこちら。”The Woman in the Window” by A.J. Finn。
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面白いんだけど、タイトルとか雰囲気が、Paula Hawkinsの "The Girl on the Train" っぽくて、名前は"Gone Girl"等でおなじみのGillian Flynnに似ているからこんがらがる・・・。内容もおなじみのアル中で信用できないナレーターに語らせる例のアレです。

サイコロジカルスリラー大好きだから、これ系の本で話題になるとついつい食指が動きますが、なんかあちこち寄せ集めのような気がしなくもない。まあやっぱり面白いからいいけども!

2018.06.10 / Top↑
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EVERY OTHER WEEKEND
By Zulema Renee Summerfield
(library book)

時代は1988年のアメリカ。
アメリカ全土が崩壊した家庭であふれかえっているころです。

本の主人公である8歳のNennyも、そんな崩壊した家庭で育つ女の子です。

Nennyの母は、ベトナム戦争でトラウマを抱えている男性と再婚します。

そしてNennyは兄弟たちと一緒に、その義父と、義父の連れ子たちと一緒に暮らすことになります。

一人みじめに暮らす実父に会いに行く日はこれまた憂鬱で気がめいります。実父は楽しい時間にしようと努めるだけ、余計にむなしい。

Nennyはちょっと斜にかまえた、賢く、観察力があり、寂しい女の子です。そして心配性な分、危機察知能力に優れた子です。この能力は彼女が必要以上に傷つかないよう身を守りますが、同時に暗い影となり、性格となり、運命となります。

全体的に厳しい現実を描いているのでくらーい本のように思われるかもしれませんが、でも実は同じだけあたたかい気持ちになる本です。

家族の崩壊と再構築、妥協と理解。面白くて、寂しくて、やさしくて、ほろ苦い、そんな本です。

ただちょっと自分の経験と似すぎていて、ズキズキとしたのも事実です。とくに離婚して一人侘しく暮らす父親を客観的に見てしまう子供のせつなさ。

そういえば、親が離婚して、孤独な父親と、再婚して幸せに暮らす母親の間を行ったり来たりする子供が登場する映画って一昔前までとても多かった気がするが("What women want" "Liar Liar" "Money Ball")最近あまりみないなあ。


2018.06.07 / Top↑
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ひさしぶりのイチゴ狩り。めちゃくちゃ甘くて美味しかった。
イチゴって見た目も可愛いし、糖質も低いし、ビタミンも多いし素晴らしい。

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積みながらたくさん食べた。ドーナツも食べたし、カレーチキンサラダサンドも食べた。たくさん食べた。

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アスパラガスとお花も買って、白孔雀も見て、とても楽しかった。

来月はブルーベリー狩りに行こう。

フルーツ狩りってどうしてこんなに美味しくて楽しいのかしら。


2018.06.07 / Top↑
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NYTウィークエンド版ブックレビューですが、今週はサマーリーディーング特集でいつもの倍の枚数でお得感あります。

最近減りつつあるフィクションのレビューも今回はたっぷりなので、読書と言えばビジネス書やノンフィクションじゃなくて小説だよ!と思う私のようなあなたにおすすめ。

作家や各界の著名人から読書習慣を聞きだすコーナー"By the Book"も、今回はビルクリントンと大物。

フィリップロスは読み終わり、今読んでいる本はこちら。
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ロスのコロンバスは再読なので前にレビューを書いたと思ったのだけど見つからない。気がむいたらまちそのうち。

2018.06.03 / Top↑