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38冊目: Coraline


Book No. 39

Title: Coraline
Author: Neil Gaiman
Hardcover: 176 pages
Published: 2002

今月、三冊目の本です。今とても人気のあるYA作家、Neil Gaimanの本です。

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"Now, you people have names. That is because you don't know who you are. We know who we are, so we don't need names." (pg.37)-- Coraline"

Coraline(みんなCarolineと間違える)は、新しい家に父親と母親の三人で引っ越してきた。両親はいつも忙しく、学校も休みに入っているCoralineはすることがない。近所のおばさんやおじさんと会話をしたり、新しい家の探索をして退屈をやり過ごしている。

ある日不思議なドアを見つけるが、それは開けてもレンガで塞がれていてどこにも通じないドアだった。しかし後日、Coralineが一人で再びそのドアを開けると、レンガは無く、もうひとつ別の世界へ通じていた。

その別の世界では、家も家具もそっくり同じで、「そっくり同じ別の母親」と、「そっくり同じ別の父親」「そっくり同じ別の近所のおじさんおばさんたち」が住んでいた。ただみんな目のかわりに、真っ黒いボタンを二つ、顔にくっつけていた。

"I didn't know I had another mother," said Coraline cautiously.
"Of course you do. Everyone does."said the other mother, her black button eyes gleaming.


別の世界の住人はみな優しく、始めはCoralineも楽しんでいた。しかし不気味さを感じ始めたCoralineは、別の母親の申し出を断り元の世界へ帰る。しかし本当の世界では、「本物の」両親が消えていた。両親を取り戻すために、Coralineはまた「別の母親」が待つ世界へと足を踏み入れる。

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この作家、今めちゃくちゃ人気ありますねえ。本当は彼の最新作、"The Graveyard Book"を借りようとしたのですが、なんとうちの小さな図書館では『100人』待ち。それでこちらを先に借りたわけです。

読んでる間、無性に""MirrorMask"という映画の映像が浮かんできたのですが、チェックしてみたらこの映画の脚本も彼が書いていた。納得。テーマも構成もそっくりMirrorMaskと同じです。
私はこの手の話でいつも「ハーメルンの笛吹き男」を思い出します。親は悪気が無くても子供を邪険にしてしまう。そして寂しい子供に、子供を欲しがる魔の手が忍び寄る。まあハーメルンはそんな話ではないらしいのですが。Coralineは、親ではなく、自分で自分が何者なのかを探す旅に出る。成長の、自立のお話でもあります。

人気作家にしては更新がマメな彼のブログも人気があります。興味のある方はぜひNeil Gaiman Journal

My Rating: 4 out of 5
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