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[TV] John Adams 独立か死か

2016年03月10日

johnadams.jpg

タイトル:John Adams
制作:HBO
時間:8時間35分

HBOシリーズ(全7話)のジョン・アダムスの半生です。
とても面白かったです。

ジョン・アダムスは言わずと知れたアメリカ建国の父ですが、ジョージ・ワシントンやトマス・ジェファーソンやベンジャミン・フランクリンほど人気がありませんよねえ。地元であるボストンでも、従兄弟のサム・アダムスの方が人気がありますし。ルックスがイマイチで華がないからでしょうか。でも最近では評価が上がってきていて、こちらはそのジョン・アダムスにスポットライトをあてた歴史ドラマです。

ちなみにこのテストで、私の大統領もジョン・アダムスだった。

取り上げられている時期はジョンアダムスの壮年期から最期まで、年代でいうとアメリカ独立戦争のきっかけとなったボストン虐殺の1770年から、独立戦争後50年経った1826年までです。
  Part I: Join or Die (1770 A.D. – 1774 A.D.)[edit]
  Part II: Independence (1774 A.D. – 1776 A.D.)[edit]
  Part III: Don't Tread on Me (1777 A.D. – 1781 A.D.)
  Part IV: Reunion (1781 A.D. – 1789 A.D.)[edit]
  Part V: Unite or Die (1788 A.D. – 1797 A.D.)
  Part VI: Unnecessary War (1798 A.D. – 1802 A.D.)
  Part VII: Peacefield (1803 A.D. – 1826 A.D.)

ボストン虐殺でジョンアダムスは、全ボストン市民を敵にまわしてイギリス側の弁護をし、英国兵の無罪を勝ち取りました。感情に流されることなく法を守る男は、だからこそ一層アメリカの独立の必要性を感じることができたのかもしれません。

植民地時代から独立戦争までの道のり、ベンジャミンフランクリンやトマスジェファーソンとの絡み、長く続く外交官時代。そして私がもっとも興味をもったのは奥さんアビゲイルとの関係(と4人の子供たち)。

アビゲイルはジョンアダムスとは逆に、歴代のファーストレディの中でもとても人気があります。ピューリタン女性の鏡のような人で、質素で、働き者で、アダムスの長い不在にも家庭をしっかり守った強く賢い女性です。アダムスは、独立戦争に負けるとかなり危険な立場だったので、精神的な負担は計り知れなかったことでしょう。

アダムスとアビゲイルは生涯通じて仲睦まじく、アダムスはアビゲイルになんでも相談していたようです。離れている間の手紙のやりとりでは、アダムスはアビゲイルを "Dearest Friend”と呼んでいて(余裕がある時には "Best, Dearest, Worthiest, Wisest Friend in the World” だったそうです)、ただの夫と妻の役割を超えソウルメイトであったことが伺えます。

また独立宣言草稿を書いたトマス・ジェファーソンとの関係もとても面白く、ライバルであり戦友でありまことに素晴らしい。しかもこの二人は、独立から50年後の独立記念日である1826年の7月4日に、ほぼ同時に亡くなったという。これはとても有名な話らしいのですが私は知らなくてびっくりしました。やはり運命ってあるのだろうなとしみじみ思ってしまった。

ジョンアダムスはこの激動の時代に90歳と長生きしました。子供は次男と長女を早くに亡くしますが、長男はジョン・クインシー・アダムスで、6代目のアメリカ大統領ですね。ジョン・クインシー・アダムスは、晩年あのアミスタッド号事件(アフリカから連れ去られた黒人奴隷の反乱)で、黒人奴隷側の弁護を引き受けた人で、裁判で勝ち、彼らをアフリカへ帰還させた人です。

ジョンアダムス(とその息子のクインシー・アダムス)は初期大統領の中では、唯一黒人奴隷を所有しなかった人です(初代大統領のワシントンなんて300人も所有していた)。もちろんプランテーション(大農場)を持っていなかったからというのもありますが、アビゲイルもアダムスも根っからの働き者で平等の精神を持っていたのでしょう。アダムスは大統領を退いた後は地元でアビゲイルや子供達と農業をしたり、本を書いたり、質素に暮らしています。それもいいです。DVDを借りて見ましたが、ネットで半額だったのでやっぱり購入しました。また見よう。


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