39冊目: We Have Always Lived in the Castle


Book No. 39

Title: We Have Always Lived in the Castle
Author: Shirley Jackson
Paperback: 224 pages
Published: 1962

今月、四冊目の本。本屋でやたら目を引く表紙だったので、そのまま帰りに図書館に寄り借りてきました。

******
"You were teasing her, Merricat."
"A little bit, maybe. I can't help it when people are frightened; I always want to frighten them more."(pg.55)--We have Always lived in the Castle


18歳のMerricat(Mary Katherine Blackwood)は、10歳年上の姉Constanceと、車椅子生活の叔父Julianの3人で、村から少し離れた古い城で暮らしている。Merricatの他の家族、父、母、弟、叔母は、6年前、夕食に混ぜられた毒のせいで死んでいる。犯人はわかっていない。姉のConstanceが裁判に呼び出されたことから、村人は彼女が犯人だと思っている。生活は父が残した遺産のおかげで十分暮らしていける。

3人は村人からあれこれ陰口を言われるため、城で孤立して暮らしている。Merricatは週に2回、食料品の買出しと図書館で本を借りるため、村に下りていく。姉Constanceは料理と家事と車椅子の叔父の世話をし、もう何年も城から出ていない。

村人と距離を置き、それでも3人で平和な毎日を送っていたが、ある日長年音信不通だったいとこのCharlesがやって来て、全てが乱され始める。Merricatは何とか追い出そうとするが、Charlesは上手い具合にConstanceに取り入り居座り続ける。そしてある日事件が起きる・・・

**
読んでいる間、落ち着かない気分にさせる本です。ゴシック・ホラーの部類に入ると思うけど、そこまでホラーホラーしていない。不思議なのは、怖くて落ち着かないわけではないこと。たぶん主人公、Merricatが落ち着かなくさせるのだと思う。Merricatは、素直なんだけど、露骨な邪気があり不快な気分にさせる。ただとても普通の子供だとも思う。普通の子供は邪気があるものだ。

Food and Books。彼女が必要なのはこれだけで、週に2回、しぶしぶ町に買出しに出る。あまりにも今の自分と似た境遇なので苦笑。
大量殺人事件が起こった城。不思議な緊張で結ばれながら表面的に平和に暮らす3人。犯人は誰なのか。そして新たな惨事がもたらす奇妙なエンディング。。

初版は1962年。作者は現代ロマンホラーやゴシックホラーの先駆け的存在Shirley Jackson 。カリスマのある女性で、Stephen KingやNeil Gaimanなど数々の有名作家が彼女の影響を受けている。4人の母親でもあり、48歳という若さで亡くなったため作品数が少ないのが残念ですが、ホラーファンは一読の価値アリ!ですよ。

My Rating 3.5 out of 5
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*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
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