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264冊目 Night by Elie Wiesel


Never shall I forget that night, the first night in camp, which has turned my life into one long night, seven times cursed and seven times sealed....Never shall I forget those moments which murdered my God and my soul and turned my dreams to dust. Never shall I forget these things, even if I am condemned to live as long as God Himself. Never.

アウシュビッツサバイバー、エリウィーゼルの、あまりにも有名な小説。ホロコーストを扱った本はいくつもありますが、これほど生々しく、読んでいて息苦しくなるものも少ないように思います。

実は近所の通りに彼の名前がついていることに最近気がつきました。。


ホロコーストでの体験記なのですが、ノンフィクションではなく小説の形をとっています。このため文体は客観的で無意味に同情を引かない。 エリウィーゼルは、同情を買いたいわけでも、人に感動を与えたいわけでも全然ないんですね。

彼が書く理由はただひとつ。人々がアウシュビッツでの出来事を忘れないためです。「無関心」にさせないためです。

涙なしでは祈りを捧げられないほど神を愛し ていた少年は、ホロコースト悲劇の最高責任者として神を責めます。結局のところ、神が全宇宙の支配者であるなら、この惨劇の黒幕は神ではないのか?

また支えあい、片時も離れず寄り添ってきた父親も、最後には自分の足を引っ張る疎ましい存在でしかなくなります。

宗教心も、家族への愛も誇りも失い、関心事は食べ物だけの動物状態にさせれれた彼は、自らをサバイバーとは呼びません。彼もまたアウシュビッツで殺されたのです。

エリウィーゼルは、最近亡くなったのですが、私がすごく興味があるのは、彼は死を前にして、神と和解したのだろうかということです。生涯をかけて、人生の全てをかけて神と向き合う運命を背負った人間の晩年。

簡単に言うと和解したようですね。いや、和解じゃないか。惚れた弱味と言うべきでしょうか。。

https://mobile.nytimes.com/1997/10/02/opinion/a-prayer-for-the-days-of-awe.html?referer=http://blogs.timesofisrael.com/elie-wiesels-reconciliation-with-god/


今日のおやつ。
プロテインバー。

こ、これはまずい......
食べ物じゃないものが原料に入ってる気がする...





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