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"Summer Hours at the Robbers Library" by Sue Halpern

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"Summer Hours at the Robbers Library" by Sue Halpern

人によって無条件に手が伸びてしまうテーマというか設定ってあると思いますが、私の場合は、40代女性、結婚生活、本関係が題材で使われているとかなり弱いです。
そのすべてが出そろっている本なので、とても面白く読みました。

舞台はニューハンプシャー州の小さな小さな田舎町Riverton.
この町の予算ギリギリで運営されている図書館で働くのがメインの主人公のKit。

Kitは学生時代からの恋人と結婚し、医師の妻となり恵まれた結婚生活を送っていましたが、44歳の今はこうして田舎で、独り身で、
図書館で働いています。セラピストとのやり取りが随所随所で入ってきたりして、結婚生活の破綻の過程が読み取れます、

二人目の主人公は15歳のSunny。Sunnyはヒッピー風の親の教育方針で学校には行ってません。ある日辞書を盗み、子供裁判にかけられ、ひと夏を図書館でボランティアするという罰を受けることになります。

三人目はRusty。Rustyは典型的なウォールストリート・ガイでしたが、おそらくリーマンショック後の人員削減で解雇された一人。経済的に行き詰っていましたが、死んだ母親の預金をめぐってRivertonにやってきました。

このちぐはぐな三人が、田舎の図書館で遭遇し、ひと夏を過ごすことになります。

個人的にこの本の良かったところは、やはりメインの主人公Kitで、静けさや本を好む性格や子供のいない主婦という立場など、共通点が多いので読みやすかった。

また図書館そのものもひとつの主人公で、とても重要な役割をしています。アメリカのようにホームスクールが定着している文化では、図書館の役割というのはとても大切なんだと実感もしました。

図書館員を褒め称えていたカート・ヴォネガットほどではありませんが、この本も、図書館のみならず図書館員の素晴らしさを伝えているので、本を取り扱うお仕事をされている方が読んでも楽しめるかと思います。

Kitに何が起こったのかというストーリーが少し謎めいていてちょっとしたひねりにもなっていますが、基本は大きな事件もなく進んでいきます。それでも興味は尽きず、時々時間を忘れて読んでいました。主人公の境遇に寄り添えるかどうかで没頭できるかどうか差が出るかもしれません。私は最後まで楽しかった!

今日のおやつは、主人公Kitが好んで食べていたコーヒーヨーグルト!
読んでて気になって買いました。コーヒーヨーグルトなんて初めて食べる、、、
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コーヒーもヨーグルトも大好きなので、余計まずい笑!



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