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読書 “The Woman in the Window” by A.J. Finn

20180613_085349[3]

“The Woman in the Window”
by A. J. Finn
(library book)

なんだか最近のサイコロジカルミステリーでは定番となりつつある、アル中で信用ならないアウトサイダーな女(もう若くはない)が今回も主人公です。

どのレビューでも比較されているように、私も最初はベストセラーの"The Girl on the Train"や"Gone Girl"と比べていましたが、途中からむしろクラッシック映画の「裏窓」とか「ガス燈」を思い出していました。主人公がクラッシック映画ファンだからというのが理由ですが、フィルムノアール的なトーンが流れているような。

もうすぐ40になるAnna Foxは、オンラインでセラピストみたいなことをしながら、日がな一日家に閉じこもり、ワインを飲み、白黒の映画を見、隣近所をのぞき見しています。トラウマ事件が理由で広場恐怖症になりパニックアタックが怖くて家から出ることができません。アルコールとドラッグが手放せない状態で、呂律が回らないときもあり。

夫は別居中、娘を連れて出ていきました。Annaはハーレムの十分過ぎるタウンハウスに基本一人で(テナント一人あり)住んでいます。

最近越してきた新しい隣人にAnnaは興味津々です。息子は好青年で礼儀正しく、母親(Jane Russell)とは気が合いそうだけど、何か悩みを抱えているよう。そんなある日、Janeが血だらけになり殺される場面を見てしまいます。通報して、警察の質問も受けましたが、誰も信じてくれません。なぜならJane Russell本人が現れたからです。でもそれはAnnaが会っていたJane Russellとはまったくの別人で、、、

Annaは何を見たのか、どこまで正気なのか。アル中でクラッシック映画ファンで隣人の名前が”Jane Russell”とか(私も大好きな女優さんですが)もう初めからすべてが幻覚のようにも思えますよね。

確かに最近のサイコロジカルミステリーと似たような感じではありますが、私はこの主人公は本質的に親切で、しっかりしている人だと思うし、好感度は高かったです。男性作家が描いているので、廃退した女性でもドロドロしてないのですね。そこが良さでもあり、物足りなさでもあるかな。男っぽさをやはり少し感じます。ラストは私的には意外性もあり良かった。

チャプターがとても短いし、英語も易しくスルスル読めます。

夏のバケーション用に、何かミステリーを探している人におすすめです。

私は夜な夜なワインを飲みながら映画を見る主人公の真似がしたくて、ここ数日はクラッシック映画ナイトです。昨晩はシャレード、その前はオリエントエクスプレス1974年版、今晩はベティ・デイヴィスの代表作の中からひとつ選ぶ予定。本当はヒッチコックがいいんだけど、ヒッチコックはもってないのでお金出さないと見れない・・・











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国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている子なし40代主婦。

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