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“The Death of Mrs.Westaway” by Ruth Ware

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“The Death of Mrs.Westaway” by Ruth Ware

Ruth Wareさんの本はIn a Dark, Dark Wood、The Lying Game、と読んでこれが3冊目です。
評判通り、今までの中で一番面白いです。

彼女の本に限らず、最近流行りのサイコロジカルスリラー/ミステリーは、まるでクラシックの白黒映画を見ているような気持ちにさせてくれます。私はバーグマンの「ガス燈」とかディートリッヒの「情婦」とかデイビスの「何がジェーンに起ったか?」とかその辺の映画が本当に本当に大好きなので、こういう雰囲気を小説で味わえるのは至福の喜びなんですよ。

“The Death of Mrs.Westaway”は、レビューを読むとみなさんレベッカを引き合いに出されていますが、ダークな屋敷と、前の奥様お付きの気味の悪いナース兼メイドがそのまんま出てきます。でもこれがとってもいい味をだしています。


唯一の肉親である母親を数年前にひき逃げ事故で亡くし、天涯孤独で暮らしているHarriet “Hal” Westaway。彼女の元に、祖母が亡くなり、その遺産のことで話がしたいと手紙が届きます。

問題は、Halの祖母はもうすでに亡くなっているので、人違いであろうということ。けれどたしかに父方の祖母はいるかもしれない、Halは父親が誰なのかしりません。

そして一方でHalは、やばい高利貸しからお金を借りていて、こちらの問題をどうにかしなくてはなりません。

交通費でさえギリギリの状態でHalがたどり着いた古いゴシック館。そこに待ち構える祖母の3人の息子たちと、祖母に献身的に使えてきた老いたメイド。そして聞かされる衝撃の遺言の内容。

祖母の謎、Halの謎、Halの母親、父親の謎と、ダークな屋敷を舞台に進んでいきます。まあ正直言うと、Halの秘密はあらかた予想がついてしまいます。ただそこからもうひと捻りあるし、何よりもこのゴシックなトーンがたまらなく良かった。

あとRuth Wareさんの本で読んでいないのは”The Woman in Cabin 10,”だけかな?これも近いうちに読むrつもりです。











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