fc2ブログ

過ぎ去りしdays ~ 洋書と珈琲の日々

Top Page › 洋書の感想/レビュー › 本:The Girl Before 魅惑のコントロールフリーク
2019-02-24 (Sun) 14:16

本:The Girl Before 魅惑のコントロールフリーク

面白かったです!特に最初の方!
中盤はちょっと微妙。
またまたサイコロジカルスリラーです。

201902241322211ca.jpg 201902241321599b8.jpg

Title: "The Girl Before"
Author: J P Delaney
LibraryBook/Hardcover/336pp/Published 2017
psychologicalthriller/suspense/mystery/crime

面白かったんですけどねー。
特に始まり、大好きなTVシリーズ、”Black Mirror””を思わせる感じですごく楽しかったんですよ!
でも途中から、ポルノちっくな描写が増えて、急にソープオペラっぽくなっちゃって、、、むーん、、

主人公二人の女性EmmaとJane。二人は別の時間軸で、同じ部屋を借りています。

この部屋のオーナーは、この家の建築者でもあるEdward Monkford。若く才能あるハンサムな建築家。この家を建てる時、奥さんと子供を亡くしています。

オーナーのEdwardは特別なルールで部屋を貸す人間を選んでいます。そして奇妙なアンケートに答えさせます。貸してもらえる人はごくわずか。素晴らしく美しい部屋で、完全オートマティックな洗練された部屋。しかも破格に安い金額です。ただーし!ほとんど何も持ち込めません。本もダメ。私はここで無理ですな。

さて、この部屋を貸してもらえたEmmaとJane。二人はたくさんの共通点があります。ネタばれにもなるので詳しくは書きませんが、一つはダークな過去。そしてもうひとつ私が興味をもったのは、このコントロールフリークな家主に対する理解。まあ最後には、実際は誰が本当のコントロールフリークだったのか、という話ですが。

EmmaとJaneが、別時間で生活している二人の女性が交互に語られるスタイルも楽しかったし、部屋そのものの存在感と奇妙さに、グイグイ引き込まれました。
繰り返しますが途中ちょっとダレます。でも最後はちょっとしたどんでん返しもあるし、ミステリーとしてはかなり楽しめる一冊だと思います。

おやつコーナー。
引き続き2月は日本で食べたおやつシリーズ。
浅草で食べた暖かい焼きたてメロンパン!美味しかった!
20190224132420b2b.jpg





最終更新日 : 2019-06-04