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Title: "How to Be Alone"
Author: Jonathan Franzen
library Book/278pp/Published 2002

何かと話題の多いJonathan Franzen氏。「嫌い」って人も多いけど、小説は大方評判良く、批評家受けもよく、なおかつ売れているという。でも私もあんまり読みたくならない作家のひとり。
でもこのエッセイ集は!なぜか読んでみたくなったのです。
で、エッセイ集を読んだら小説が読みたくなりました。今度近いうちに比較的薄いやつを(どれもこれも長い...)読んでみようと思います。

14編からなるエッセイ集ですが、 Franzen氏があちこちで書いた記事の寄せ集めなので、時期もいろいろですし、掲載された場所も様々なので、軽いものから読み応えのあるものまでムラはあると思います。

アルツハイマーのお父さんの話や、著者の思い出話、作家事情、政治的なものまで。
まあでもやっぱり小説家ですので、小説をテーマにしたエッセイが一番面白かったです。

誰も本を読まない時代に、本を、特にフィクションを書くことについて。それもエンタメ文学ではないやつね。興味深いです。

作者も時々テレビを見ながら、「作家の俺が本を読まないんだもん誰が読むんだウガー」みたいにはなるらしいです。

本を読むとは孤独な行為です。孤独にならなければ本は読めない。TVや映画やゲームとの、圧倒的な違いはここにあると思います。「一人」が基本です。
だから読書好きの人を、世間は「静かな人」とか「一人が好きな人」と思う。

でもそうではなくて、本を読む人は、周りに共感できる人がいないから本を通して分かち合える人を探す行為をしているのであって、孤立してるんじゃなくて、ちゃんと本を通してコミュニティに属しているんだと。本は友達。文字通り。

私も同意します。本を読む人は減ってるかもしれないけど確実にいるし、共感できる作家もたくさんいる。私の場合、気分が落ち込んだ時、ネット環境を遮断して、ひたすら本を読みます。ネットで広がっている話題が絶望的にどうでもいいことばかりだと、孤独を強めるだけだし、自分を失いやすい。本は寄り添ってくれますね。

とはいえ、エンタメ本ばかり読んでいる私なので、たまには文学よりのものを、そっちのコミュニティにも足を突っ込みたいものです。

最後に、Flannery O’Connorの引用が素敵だったので。

People without hope not only don’t write novels, but what is more to the point, they don’t read them. They don’t take long looks at anything, because they lack the courage. The way to despair is to refuse to have any kind of experience, and the novel, of course, is a way to have experience.
— Flannery O’Connor



今日おや。
ゴールデンキウイを買ったら、中は普通のキウイだったという...普通のキウイは隣で半額で売られていたのに...
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2019.06.20 / Top↑
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