Title: The Rumor
Author: Lesley Kara
library Book/336pp/2018
Rumors/Paranoia/Murder/Single mothers
子供の学校のお迎えで、小耳に挟んだ噂話。
暇な主婦たちのくだらないゴシップと、最初はバカにしていたのですが...........
”It starts with a rumor. Whispers at the school gate.”
シングルマザーのJoannaは、息子の学校でヒソヒソとささやかれている噂話を耳にします。
それは、何十年か前に、怪奇殺人で世を騒がせたサイコパス少女が、成人してこの町でこっそりと暮らしているというものでした。
くだらない主婦のゴシップ。Joannaは、おしゃべりに首を突っ込み、その気はないけど小バカにしてしまいます。
息子のクラスメイトたちの母たちを敵にまわしてしまいましたが、日々の仕事と生活に追われているし、友人は年上のブッククラブのサークルにいるし、まあそれほど気に病むでもなく過ごしていたJoannaですが。
しかし!
ある日息子が学校で仲間外れにされていることを知ります。
原因は、クラスメイトのママ友を敵にまわしグループに入っていない自分のせい。グループに入るために、Joannaは例のうわさを利用してしまいます。
実は、Joannaのパートナーで(籍は入れていない)、息子の父親のMichaelは、フリーランスのジャーナリストで、この噂のサイコパス少女の本を書くため少々探りを入れているのね。それでJoannaも少し情報が入ってくるわけです。
そもそも噂話に興味のなかったJoannaですが、気がつくと噂を広める第一人者となっています。そしてその結果、勝手な憶測が広がり、魔女狩りのようなことまで起こってしまいます。
この手の噂が広がることの早いこと早いこと。
噂、噂のママ友グループの付き合いや、本音と建て前の世界、マウンティング、読んでて息苦しくなる、、。小さな町で起こることですし。
あl気になったことは、登場人物が無駄に多い。主人公のJoannaには、ママ友グループ仲間/ブッククラブの仲間/仕事の仲間と、それぞれに複数いるので、名前をブロック分けして記憶するように読んでいました。誰がサイコパス少女に繋がるのかわからないので、しっかり覚えていたいからちょっと面倒。
そしてラストは意外な人物が、、、。エンディングは驚きで良かった。
ストーリーは上手く出来ていると思います!
おやつ。これも食べたんだった。定番のパンプキンパイ。
最終更新日 : 2019-11-09