Book No.6

Title: My Sister's Keeper
Author: Jodi Picoult
Publisher: Washington Square Press (2005)
Paperback: 448 pages

先月に引き続き今月もJodi Picoult 。
彼女の本はこれが3冊目。かなり衝撃的な本でした。

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See, as much as you want to hold on to the bitter sore memory that someone has left this world, you are still in it. And the very act of living is a tide: at first it seems to make no difference at all, and then one day you look down and see how much pain has eroded.(p.422)
--My Sister's Keeper


[ストーリー]弁護士Campbellの元に、ある日一人の少女が仕事を依頼しにやってくる。

Anna13歳。彼女には白血病の姉がいて、この姉は正常な臓器の移植手術を繰り返すことでしか生きることが出来ない。

Annaは生まれた時から姉のドナーで、血液、細胞、骨髄移植を提供し続けていて、そもそもAnnaは、この姉のドナーとして、ある意味意図的に誕生したのだ。13歳になったAnnaが次に提供しなければならないのは彼女の腎臓で、片方を姉に移植することになっていた。

Annaは自分の体を守るため、両親を告訴すると言うのだ。

登場人物は、主人公のAnna、白血病のKate、弁護士のCampbell、母親のSara、父親のBrian、男きょうだいのJesse、Campbellの元彼女でAnnaのガーディアンのJuliaが主な登場人物。

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きょうだい構成が同じで、しかもAnnaが次女なので、思いっきり感情移入してしまった・・。

とにかく420ページある本の、3/4くらいまでは、ひたすら母親Saraの態度が許せなかった。

父親と兄のJesseはかなりAnnaを理解していて、いろいろ応援するが、母親は一貫して、Annaに臓器提供を迫り譲らない。健康なAnnaがそのせいで体調を崩そうが、痛い思いをしようが、泣こうが、手術のリスクに晒されようが、母親Saraの唯一の関心ごとは常にKateであり、Annaも、弟のJesseはある意味放置されている(Jesseは完全に孤立している)。

しかし。物語は378ページの衝撃的なAnnaの証言で一変する。そうなのだ。姉を一番助けたいと思っているのはAnnaなのだ。私だってそうだ。姉のためならきっと何でも提供する。嫉妬もあるし、姉妹ならではの恨み辛みもある。でもある意味、親よりも、男きょうだいよりも、夫よりも強力な力で結びついているのが姉妹なのだ。年齢も性格も、限りなく自分に近い女なのだから。

ラスト20ページでさらなる衝撃が起こる。この小説が持つ後半50ページの引力は凄いの一言。絶対本を置けないので、夜寝る前にこの終盤を読むときは、最後まで読む時間があるか確認することをお勧めします。

母親の最後の供述はかなり泣ける。引用したいけど、先にここだけ読むと感動が薄れるので止めておきます。満点以上の満足度。絶対お勧め。

Rating: 5 out of 5
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