58冊目: The Bonesetter's daughters


Book No.58

Title: The Bonesetter's daughters
Author: Amy Tan
Pages: 400
Published: February 19, 2001

"Joy Luck Club"で有名な、Amy Tanの得意とする、イミグレーション世代の母親LuLingと、アメリカンチャイニーズである娘Ruthの、愛と葛藤のお話。

LuLing Young is now in her eighties, and finally beginning to feel the effects of old age. Trying to hold on to the evaporating past, she begins to write down all that she can remember of her life as a girl in China. Meanwhile, her daughter Ruth, a ghostwriter for authors of self-help books, is losing the ability to speak up for herself in front of the man she lives with. Ruth has also begun to suspect that something is wrong with her mother: she says so many confusing and contradictory things.
*****
チャイニーズアメリカンであるRuthは、ゴーストライターとして出版関係の仕事をしている。サンフランシスコに恋人Artと住み、彼の二人の娘の世話もしている。Ruthには精神的な問題から、定期的に声が出なくなる時期がある。

Ruthの母親LuLingは、高齢になり痴呆症の症状が出始めている。そんな中Ruthは、母親が自分あてに書いた手記を発見するが、そこで母LuLingと、さらにその母親である祖母の辿ってきた過酷な運命を知ることになる。LuLingは言葉のしゃべれないメイド(Precious Auntie's)に育てられるが、実はこのメイドは自分の本当の母親であったことを後に知るのだ。

Ruthは賢く強く優しい女性だが、自分を押し出せないことが原因でいろいろ問題がある。また小さい頃から母親との関係で葛藤を抱えている。定期的に声を失うが、それも "she came to enjoy her respite from talk, for a whole week she did not need to console clients, remind Art about social schedules, warn his daughters to be careful, or feel guilty for not calling her mother."(pg.12)、一時的な逃避として喜んでいるところがある。

アメリカで生まれ育っても、中国人である自分の母親を通して祖国を理解しない限りRuthの葛藤は続く。いい娘病、母親に対して抱く罪悪感と愛情のコンプレックスをAmy Tanほど深く表現出来る作家は少ない。アジア特有の自己犠牲を美徳とする精神が否定的でも肯定的でもなく、リアルに描かれている。2008年秋には、サンフランシスコでオペラとしても上映された作品。
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*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
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