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どうして女性たちは最低男に惹かれてしまうのでしょうか。もおーイライラムズムズしちゃいましたよ~。夢中で読んじゃいましたけど!

Book No.78

Title: Mrs. Kimble
Author: Jennifer Haigh
published: 2003
Pages: 400 pgs

In her masterful first novel Mrs. Kimble, Jennifer Haigh delivers the compelling story of three women who marry the same man -- an enigmatic opportunist named Ken Kimble.

Ken Kimbleは、嘘つきで冷酷で無責任な男ですが、ルックスの良さと表面的な優しさで、女性に不自由しない男です。そして3回も結婚します。そしてこの3人の妻たちですが・・

19歳になる前に、Kenと出来ちゃった結婚をしてヤンママとなるBirdie。

39歳・独身キャリアウーマン・&資産を持つリッチなJoan。

そして生まれつきの痣で、美しいけれど自分に自信のないDinah。

まったくタイプの違う女性達ですが、同じ男に惹かれちゃうんですね~。人間変なところに共通点があるものです。

最初の妻となったBirdieは、19歳になる前にKen Kimbleと出会い、妊娠し、結婚します。この時Kenは30歳そこそこ、聖職者です。19歳の幼妻Birdieは、体の不自由はKenの父親の世話をしながら子供を二人産みますが、最後はKenに逃げられます。幼い子供二人を抱え、社会経験すらないBirdieは、ウェイトレスの仕事を得ながらギリギリの生活で、アル中となり、幼い子供たちを放置状態です。

二番目の妻Joan、39歳独身女性。記者としてニューヨークでバリバリ働いていたキャリアウーマン。父親の葬儀と、父親の残した家と遺産を受け継ぐため、休職してマイアミに越して来ました。けれど数年前に乳がんの手術を受けていて、人生迷い始めています。不動産ビジネスで成功した父親の不動産や遺産で、かなりリッチでお金には困らないけれど、孤独と病気で何の希望もありません。JoanとKenはそんな時出会います。しかし嘘で固められたKenとの暮らしは、決して孤独を癒してくれるものではなかった。

三番目の妻Dinahは当時20代前半。Kenは50歳。昔Kenと最初の妻Birdieのために、ベビーシッターをしていたことがある。ワシントンDCでKenと再会。この頃には、KenはJoanの父親と親族が始めた不動産の仕事を受け継ぎリッチな成功した中年男となっている。Dinahは見習いシェフとして働いていたが、事故に合い、経済的ピンチをKenに救ってもらい、そのまま結婚。Kenの晩年の人生を供に過ごす事になる。

最低男と書きましたが、結婚中は別に暴力を振るわけじゃないし、ギャンブルするわけでもないし、仕事もします。でもね「冷たい」んですよ、とっても。自分しか愛してないんです。最後の最後には化けの皮が全部剥がれて、どうしようもない男の姿が浮き彫りになるんですけどね。

しかしまったくどうしてこんな男に惚れちゃうかね~と思うのですが、まあこのKenという男、女性の心の隙間にスッと入り込む能力でもあるのでしょうかねえ。。彼の最期、あれでも全然物足りないくらいですよ!

ちなみにJennifer Haighは、こちらがデビュー作で、2004年のPEN/Hemingway Awardを受賞しました。この本面白くてかなり気に入ったので、彼女の他の作品も図書館で予約中!


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