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70冊目:The Help

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Book No. 70

Title: The Help
Author: Kathryn Stockett
Published Date: February 10, 2009
Hardcover: 464pages/Paperback: 544pages


面白さ…5/5、読みやすさ…5/5、キャラクターの魅力度…5/5のパーフェクトな1冊。普遍のテーマ、友情と勇気が見事に描かれ、シンプルに美しく感動します。ニューヨークタイムズのベストセラーリストに60週以上も登場している、完全なPage Tuner本で夢中で読みふけりました。

Ever morning, until you dead in the ground, you gone have to make this decision. You gone have to ask yourself, "Am I gone believe what them fools say about me today?"

***

時代は1960年代初頭のアメリカ南部です。Jim Crow Lawsの”Separate but Equal"の名のもと、堂々と差別(segregation)が行われていた時代。Rosa Parks の有名なバス事件はこの数年前、同じ南部のアラバマにて起きています。Civil Rights Movementがもっとも盛んな時で、キング牧師がDCのメモリアルパークで、有名な”I have a dream"のスピーチをしたのが1963年。

主な登場人物は三人です。黒人のドメスティックメイドのAibileen とMinny 、そして白人のMiss Skeeter。この3人が交互に語るスタイルが取られています。Miss Skeeterはこの時代の南部の白人の子が誰でもがそうなように、黒人のメイドに育てられますが、自分を育ててくれたメイドのConstantinenが突然姿を消したことをずっと不思議に思っています。

"The Help" は、この3人の不思議な友情と、そして勇気とモラルが描かれています。Miss Skeeterは白人の家庭で働く黒人のメイドのインタビューを集め、本にまとめます。差別が当然視され警察も弁護士もみな白人で、殺されても法すら守ってくれない時代、もちろんそれはとても危険なことです。

とにかくキャラクターの魅力度が、大ベストセラーとなったこの本の成功の理由だと思います。Skeeterは孤立を恐れず真実に立ち向かう勇気があるし、Aibileenはもの静かで思慮深く、Minnyはパワフルで、現実的で賢い。3人の強さと真の優しさ、そしてベタベタつるむだけではない本当の友情に、単純に感動します。

Skeeterは"To Kill a Mockingbird" の作者、Harper Leeを少し思わせます。昔アメリカのEnglishのクラスでMockingbirdを読んだのですが、その時先生が、Harper Leeが今でも尊敬されている理由を延々と語っていましたが、それを少し思い出しました。

とにかくこの本はおすすめです。難しい単語は一切出てこないのでとても読みやすいです。最後は泣けました。胸が詰まりました。去年の引っ越し時期にちょうどブッククラブ選書だったこの本。ずっと気になってた本です。満足!

☆ちなみに2011年にすでに映画化が決定しています。


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