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Book No.87

Title: Waiting for Daisy

Author: Peggy Orenstein

Published date: Sep 2007

Pages: 240


Most women ask themselves at one time or another what it means to mother -- what the cost might be to their careers or marriages, how it reshapes the self.

And all of us, male and female, encounter pain and loss; all of us reckon with dreams unfulfilled, with the limits our younger choices have placed on our later lives. All of us have to figure out how to move beyond that regret.



30代半ばから40代前半女性の、妊娠&赤ちゃんをめぐる冒険です。

サンフランシスコに住む作者は、日系アメリカ人の旦那さんと二人で住んでいます。結婚当初から子供を持つ願望がかけらも無く、のらりくらりと避けて来た子供の話題ですが、30代半ばのある日、旦那さんに話を持ちかけられ承諾します。

が、子供を産もうと決心した途端ガンが見つかり、子作りは少し延期しなければならなくなります。今まで子供が欲しくなかったはずの作者ですが、これで急に焦り始めます。女性の妊娠出来る確率が、30代半ばから急激に衰えることなども、別に気にしちゃいなかったはずなのですが。

簡単に言うと、この作者は子供が欲しくてもがく、30代後半~40代の女性がおそらくするであろう全てのことを体験します。

病気の治療とバイオロジカルクロックとの戦いの待機期間、そして再発の危険を持ちながらの3年以上の不妊治療。39歳での妊娠。そして初期流産(作者は二度の流産しています)。体外受精や、卵子ドナー、そして養子縁組の話なども。

興味深いのは、作者の旦那さんが日系アメリカ人であり、また作者自身も深く日本と関わっていることから、かなり日本の問題も出て来ることです。この旦那さんが長男であることから、旦那さんの姓名が途絶える心配までします。

作者は日本にもしばらくひとりで滞在していて、この日本滞在中に流産もしてしまいます(日本の病院にもかなり不満を持ったようです)。
また現代の結婚しない・子供を産まない、パラサイトシングルと呼ばれる30代40代女性の現象などにも触れています。

夫婦関係まで危機にさらし、ボロボロになりながらも子供をめぐる冒険は続きます。そして二人のエンディングは・・・?

作者はオープンに、ありのまま全てを読者に伝えます。そしてプライベートな問題であればあるほど、女性全ての問題であることに読者は気がつくでしょう。私たち女性はみな~子供を産もうが産まなかろうが~子供という存在を通して、自分の生き方の選択と決断を迫られるのではないでしょうか。

いろんな意味で興味深い本でした。ただ、私は子供は大好きですが、だから欲しいとはつながらなかった人間なので(環境要因も大きいのですが)、個人的には作者の「子供を別に欲しいと思わない」から「産みたい」に変わったその心境に一番興味があったのですけどね(というかそれを期待して読んだのですが)。。そこはさらっと過ぎてしまったので、そこだけは残ねでした。



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