過ぎ去りしdays
夫婦2人家族、引っ越し妻、海外生活うん年目。いい加減日本に帰りたい・・。
98冊目: Tales from the Secret Annex
516GYJKRTHL.jpg
Book No.98


Title: Tales from the Secret Annex


Author: Anne Frank
Collection of her short stories, fables, and lesser-known writings.
Tales from the Annex





アンネの日記でおなじみの、アン・フランクが書き綴ったエッセイ、短編などを集めたコレクションです。

ちょうど一年前、オランダにあるアンネの隠れ家を訪れた時に購入した本で、やっと読みました。

彼女が書いたフィクションということで、とても興味深く読みました。彼女は、生きていたら素晴らしい作家になっていたことでしょうね。もちろん「アンネの日記」ほどの大ベストセラーは出なかったかもしれませんが。

とても短い小説がいくつもあります。プラモデルのパーツのように、全体のほんの一部のような作品も多いです。私が関心したのは、アンの観察眼と、些細な事柄や身近な出来事から、人間の本質に迫ろうとするその書き方です。これは間違いなく良い作家である証拠です。特に自分と同じ年頃の少女が登場する物語はとても良く書けています。

アンネの隠れ家を訪れた時にもヒシヒシと感じたことなのですが、アンは決して日記を毎日綴るだけのおとなしい文学少女ではありません。もっと情熱的に、もっとガツガツと、物書きを目指していた少女です。彼女の書いたものを読んでいると「可哀想な悲劇の少女」という一般的なイメージは消え失せます。そして私はこちらの生き生きとしたアンがとても好きです。

アンは、趣味で文章を書いて終わらせる気も、またただの主婦、ただの母親で終わる人生も、まっぴらごめんだとハッキリ自覚しています。自分が死んだ後も作品を通して名が残る、「職業作家」になることが自分の目指すものであることをちゃんとわかっている本当に利発な少女でした。

こちらは日記の方からの引用ですが、

But I want to achieve more than that. I can’t imagine living like Mother, Mrs. van Daan and all the women who go about their work and are then forgotten. I need to have something besides a husband and children to devote myself to! I want to be useful or bring enjoyment to all people, even those I’ve never met. I want to go on living even after my death!

そしてこちらも。
When I write I can shake off all my cares. My sorrow disappears, my spirits are revived! But, and that’s a big question, will I ever be able to write something great, will I ever become a journalist or a writer?


それでは良い週末を~



洋書ブログのランキングに参加中。
いつも遊びに来てくれてありがとうございます☆
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ にほんブログ村 英語ブログ やり直し英語へ




関連記事


トラックバック
トラックバック URL
http://koburiland.blog104.fc2.com/tb.php/236-989d6b7e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -



プロフィール

koburii

Author:koburii
HN:こぶり
*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
*すぐ引っ越すので知り合いが出来にくい/単独行動/インドア派、と引きこもり要素たっぷりではありすが、前向きに楽しみを見つけながら暮らしていければと思っています。
*読書や映画の感想を時々書いてます。



カテゴリ



月別アーカイブ