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国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦。



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100冊目:The Summer without Men

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Book No.100


Title: The Summer without Men

Author: Siri Hustvedt

Publication Date: April 26, 2011

Pages: 192pp




Sometime after he said the word pause, I went mad and landed in the hospital. He did not say I don't ever want to see you again or It's over, but after thirty years of marriage pause was enough to turn me into a lunatic whose thoughts burst, ricocheted, and careened into one another like popcorn kernels in a microwave bag.

先日Sunday Book Reviewで紹介されていた本です。

主人公、Mia Fredricksenは55歳の主婦。詩でわりと大きな賞をもらったこともあり、大学でも教えている。娘ももう大きい。

ある日30年連れ添った夫から、”Pause" が欲しいと提案される。別れSeparationではなく、"Pause"です。嫌らしいですね~。この中途半端な提案がMiaを苦しめます。

もちろんそんなことを言い出す夫には女の影があって、その影はどうやらフレンチ女で、胸が大きくて、Miaよりも20歳も若いことを知ります。でも夫は完全にそちらに走る度胸もないらしい。

何も手につかないMiaは、とりあえず母もいる故郷、ミネソタに戻るわけです。

小説はほぼこの状態からスタートして、Miaが故郷で過ごした夏が描かれています。ストーリーとしては特に大きなことは起こりません。よくあるパターンの、新たな男性との出会いも無いし。

母と、母の友人の未亡人たちとの交流。地元のワークショップで、詩を教えることになったのですが、そこで出会う少女たち。そしてバケーションレンタルで借りた家の、隣に住む、若い母親とその子供達。逃げるように戻った故郷で出会うのは、どいつもこいつも女性ばかりです。

生徒の少女たちのいざこざや、老齢の未亡人たちの話がまた、過去の嫌な思い出や夫との関係を、あれこれ考えさせる要因にもなるのですが、Miaはだんだん今の状況を楽しむようになります。

200ページ足らずの短い小説ですが。なんだろう、ストーリーや、意識の流れを楽しむ本というよりは、どちらかというとMiaの「分析」が綴られているような。小説というよりはエッセイ?を読んでるような気が何度かしました。正直、小説ではなく、エッセイだと思って読んだ方が面白いかも。

個人的にはすごく楽しめた本です。夫婦の問題で、個人的なドロドロを吐き出すのではなく、ジェンダーギャップをあれこれ語りだすタイプの女性って結構好きです。

ベッドサイドに置いて、気が向いた時にパラパラ読み返したい本です。



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