120冊目:The Book of Tomorrow

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Book No. 120

Title: The Book of Tomorrow

Author: Cecelia Ahern
Publication date: 2009
Pages: 320pp



They say a story loses something with each telling. If that is the case, this story has lost nothing, for it’s the first time it’s been told.This story is one for which some people will have to suspend their disbelief. If this wasn’t happening to me, I would be one of those people.



さて本。舞台はアイルランド。ダブリン郊外で、リッチな両親の元何不自由なくプリンセスライフを送っていた16歳のTamara 。しかしリッチな父親は実は負債だらけで、首が回らなくなり自殺してしまいます。

母と二人、借金だらけで豪邸からも追い出され、田舎に住む親戚の世話になるため、田舎に引っ越します。
父親を亡くしてもぬけの殻のようになってしまう母親、奇妙な落ち着きを見せる叔母のRosaleen。
何も娯楽がなく、町ですらないこの田舎の移動図書館で、ある日見つけたなぞの本。ページを開くと、そこには自分の筆跡で、明日の出来事が書いてあるのですが・・・。

作者はCecelia Ahern。世界中でヒットとなった"P.S. I Love You" を二十歳そこそこで書き上げたあの彼女です。P.S. I Love Youは映画化までされたので記憶に新しいと思います。

こちらは彼女の7作目の作品ですかね。ストーリーテラーぶりは健在で、ぐいぐい引っ張られるように先を読み進めてしまいます。本を置くタイミングがなかなか掴めない、そんな感じで一気に読めてしまいます。

ただ読後の感想はいまひとつで、アイデアが先走っているというか、詰め込み過ぎという感じがしました。もう少し絞ってキャラクターをしっかりさせて欲しかったです。

これはP.S. I Love Youでも感じたことなのですが、ストーリーを追っかけすぎて、その分キャラクターがおろそかになっていると言うか、リアルさに欠けるというか・・。

それにそもそもこのお話、謎の本(ダイアリー)が登場する必要があったのかしら?

ティーンエイジ少女が抱える問題としては、かなり大きな父親の自殺。そこから明るみにされて行くファミリー・シークレット。これだけでもストーリー的に成り立ちそうなのですが、マジカルな本が登場するので、一気にファンタジーの世界に連れ込まれます。

そうこうしているうちにまたまたドロドロした家庭問題やらボーイフレンドの話に戻り、終盤に向かって今度は何やらホラーのようなやばい雰囲気がしてきて、一体何を読んでいるのか途中でわけがわからなくなってしまうのですよね。

どうにもちぐはぐ感が最後まで付きまとう本で、たぶんその原因はこの魔法の本(ダイアリー)のせいかと。でもこの本が登場しないと、そもそもタイトルからして成り立たないわけだし。

けれどそれでもストーリーそのものは面白いし、飽きることなく読み続けられます。どうであれ、やはり本の題には磁力がありますしね。量も多くないし、英語学習用として読むにはとても良いかも。





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*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
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