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123冊目: Hercule Poirot's Christmas

Hercule-Poitots-Christmas.jpg

Title: Hercule Poirot's Christmas

Author: Agatha Christie

Publication date: Dec. 1938

Pages: 288pp



クリスマスに、クリスティのポアロのクリスマスものを読む幸せと言ったら・・・。たまらん・・。

クリスティ女史も心得たもので、晩年は、クリスマスシーズンに新作を出すのがお約束のようになっていたようです。ファンにはたまらないクリスマスプレゼントだったでしょうね。

The wealthy Simeon Lee has demanded that all four of his sons―one faithful, one prodigal, one impecunious, one sensitive―and their wives return home for Christmas. But a heartwarming family holiday is not exactly what he has in mind. He bedevils each of his sons with barbed insults and finally announces that he is cutting off their allowances and changing his will.

Hercule Poirot's Christmas。クリスマスの殺人事件ですよ!

1日1章、12月22日から12月28日までの7日間(7章)で構成されています。

事件が起きるのは24日のクリスマスイヴ。ポアロも登場するこの章が、他の章と比べても長く読み応えがあります。

殺されるのは、クリスティでおなじみの、成功者で財を築いたけれど、人間的に問題がある大金持ちの老人。そして金銭的に縛られている容疑者たち。実はこの館で、老人が殺される前に、老人のかなり高額なダイヤモンドの原石が盗まれるという事件が起きています。

老人の4人の息子、その妻達、突然現れた死んだ娘の忘れ形見である美しい孫娘と昔のビジネスパートナーの息子、と怪しい人がてんこ盛り。そして老人の行動も謎。犯人の検討はつきそうなんだけど、これが逆に迷宮へのご招待。私はすっかりやられてしまいましたが、さすがミステリー女王。ずるっこ無し、後だし無し、解決への手がかりはちゃんと読者に与えられておりますぞ。トリックに引っかからないように注意して推理してみて下さいね。

個人的には、クリスティの「あれ」とか「あれ」に匹敵するくらいの名作ではないかと(小説の名前を出すだけでも、分かる人には、犯人が分かっちゃうような気もするので書きませんが)思いました。クリスティの中でもかなりポイントが高い1冊でした。

それにしてもアガサクリスティのファンって、半分は、普段はミステリーをあまり読まない人だとか。私もミステリーは好きなんですがどちらかというとあまり読まない方で、読むとしたらアガサクリスティばっかりですね。殺人事件そのものよりも、人間模様が楽しいからかしら。そこに個性的な探偵が加わって、さらに味わい深くなる。ミステリーなのに、殺人事件なのに、ハートウォーミング。

幸運にも12月22日に図書館から借りられて、イヴに泊まったホテルで読み終わるという、絶妙なタイミングで読書が出来ました



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