DVD : Sarah's Key (2010)

DVD感想を再開。
劇場映画だけでなく、DVDも何かメモ程度でいいから感想を書いておかないと、簡単に内容を忘れるお年頃。


sarahskey.jpg


Sarah's Key(2010)
原題 Elle s'appelait Sarah
邦題 サラの鍵
監督 Gilles Paquet-Brenner

制作: フランス

1942年のパリ、ナチ占領下のフランス。10歳のユダヤ系フランス人のSarahは、家族とともに連行される直前、機転を効かせて弟だけを秘密の場所に入れ、鍵をかけ、隠す。しかしその後そのまま家族全員収容所におくられてしまう。閉じ込めたままの弟が心配なSarahは、何とか収容所からの脱出を試みる。

一方で現代のフランス。ジャーナリストのJulia(Kristin Scott Thomas )は、フランスにおけるユダヤ人大量検挙の話を記事にするため調査を進めているが、一方で夫とともにこれから住むアパートが(夫の家族のもの)、実はユダヤ人一家が収容される直前に住んでいた部屋だということを知る。



数年前に話題になってた、Tatiana de Rosnayの小説、Sarah's Keyの映画化です。(参照)監督は、まだ若くてイケメンのGilles Paquet-Brenner

1995年にシラク大統領は、フランスが国家ぐるみでナチスに協力した事実があることを公的に認めてフランス国民を驚かせたそうですですが、ドイツ占領下のフランスといえばレジスタンス運動で有名ですからね。そういった勇敢な人たちだけでなく、ナチスに協力し、ユダヤ人迫害に加担し、中には富を得たものもいたのでしょう。事実としてそういうことがあったというような描き方で、別に誰かを批判している感じではありません。

Sarahの人生というか、彼女が生涯抱え続けたであろう罪悪感を思うとやりきれません。彼女が悪いわけでは絶対ないのに、でも誰でもSarahの立場なら、死んでも自分を許せないだろうと思う。Sarahの最後は、Sarahが鍵を開けた瞬間から決まっていたことにように思える。

不思議な縁でSarahの人生を追うことになったジャーナリストのJulia。最後にJuliaが取った行動は、同情でもセンチメンタルでもなく、単純にSarahの人生を無かったことには出来なかったのだろうと思う。Sarahが頑張っても出来なかった再スタートは、新しいSarahにバトンタッチされる。関わり合いを持たないことも簡単だけど、繋がることもまた簡単なのかもしれない。



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*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
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*読書や映画の感想を時々書いてます。

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