過ぎ去りしdays
夫婦2人家族、引っ越し妻、海外生活うん年目。いい加減日本に帰りたい・・。
138冊目: Elsewhere
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Book No.138
Title: Elsewhere
Author: Gabrielle Zevin
Publication date: 2005
pages: 288

死後の世界のアイデアというのは、結構みなさんそれぞれに持っているのではないでしょうか。まあ「死後の世界」と言っている時点で、死後でも何でもなく、生が前提なのですが(笑)。ちなみに私のイメージのあの世は、時間的にも、身体的にも、金銭的にも、何の制限もない状態で、やり残したと思うことを、好きなだけ、もういいやと飽きるまでやらせてくれる・・みたいなイメージです。というかそれが理想ね。

さて物語は、15歳で交通事故で死んでしまったLizが体験した死後の世界です。死んでも人生は終わりませんでした。もう一つの世界が待っていたのです。その世界は、地球とまったく同じようでいて、まったく真逆に時間が流れていきます。フィッツジェラルドのべンジャミン・バトンの人生が、ここでは数奇でも何でもないわけです。この世界に来てLizは、自分の薄幸な人生を嘆き、もがき、苦しみますが、少しずつElsewhereでの人生を受け入れ始めていきます。

Elsewhereは、基本的に地球と何の変わりもありません。仕事もしなければならないし(このアイデアに私は一瞬凍りつきましたよ)、稼ぎで買い物もする。違うことといえば、保険に入らなくていいことくらい(笑)で、それ以外は同じ。まあだからと言ってお金にいきるわけでもないので、登場人物たちは好きなこと、主に生前とはまったく違う職業につくのですがね。ある意味私の理想とするあの世と似てるのかも。

でもLizがかえって戸惑ってしまう気持ちもよくわかります。いっそターナーの絵のような世界に迷いこみ、エンジェルでも現れてくれれば納得すると思う。Lizの場合、要はある日突然外国に飛ばされ、もう二度と家族には会えないと言われるようなものでしょう。この状態で気持ちに折り合いをつけていくLizの成長が読みどころでしょうかね。読みやすいし、死後の世界が面白くてサクサクっと読めちゃいますよ。

それにしても、地球の人とコンタクトは取れるけれど、何もしないし出来ないというのは、本当にその通りだと思いました。死んだ人があれこれメッセージを送ってこない理由もこれだわね。そんな中でもLizの弟!えらいぞ!自分も弟いるし、結構仲良しなので、ジンときました。


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*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
*すぐ引っ越すので知り合いが出来にくい/単独行動/インドア派、と引きこもり要素たっぷりではありすが、前向きに楽しみを見つけながら暮らしていければと思っています。
*読書や映画の感想を時々書いてます。



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