過ぎ去りしdays

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143冊目: I Remember Nothing

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3ヶ月くらい前に読んだ本なのですが、短いエッセイ集だったので感想も書かずにそのままにしておりました。
こちらを書いた、ノーラ・エフロンさんが先日お亡くなりになりました。71歳。白血病を患っていたそうです。

Book No.143

Title: I Remember Nothing
Author: Nora Ephron
publication date: 2010

At some point I will be not just old, older, or oldish―I will be really old. I will be actively impaired by age: something will make it impossible for me to read, or speak, or hear what’s being said, or eat what I want, or walk around the block. My memory, which I can still make jokes about, will be so dim that I will have to pretend I know what’s going on.

The realization that I may have only a few good years remaining has hit me with real force, and I have done a lot of thinking as a result. I would like to have come up with something profound, but I haven’t. I try to figure out what I really want to do every day, I try to say to myself, If this is one of the last days of my life, am I doing exactly what I want to be doing? I aim low. My idea of a perfect day is a frozen custard at Shake Shack and a walk in the park. (Followed by a Lactaid.) My idea of a perfect night is a good play and dinner at Orso. (But no garlic, or I won’t be able to sleep.) The other day I found a bakery that bakes my favorite childhood cake, and it was everything I remembered; it made my week. The other night we were coming up the FDR Drive and Manhattan was doing its fabulous, magical, twinkling thing, and all I could think was how lucky I’ve been to spend my adult life in New York City.

私にとってニューヨークとは、決してSex and the Cityではなく、きっといつまでもノーラ・エフロンやウディアレンの描くニューヨークなんだろうなあ。。
映画監督であり、脚本家でもある彼女が69歳の時に書いたエッセイで、テーマは「老い」ですが、ユーモアがあってとっても面白いです。

Once I went to a store to buy a book about Alzheimer's disease and forgot the name of it. I thought it was funny. And it was, at the time.

Here's a thing I've never been able to remember: the title of that movie with Jeremy Irons. The one about Claus von Bülow. You know the one. All I ever succeeded in remembering was that it was three words long, and the middle word was "of."


憧れのエレノア・ルーズベルトに会った日。どれだけ興奮したとか、道に迷ったとか、その日の母親の服装まで覚えているのに、肝心のエレノア・ルーズベルトのことは、何一つ覚えていない。ビートルズが初来米した1964年。記者だった彼女は歓喜するファンの女の子たちを横目に、舞台裏からビートルズを見ていたはずなのだが、泣き叫ぶ少女たちの顔は忘れないのに、何一つビートルズのメンバーの記憶がない。1967年、あのDCのベトナム反戦マーチに参加した彼女だが、覚えているのは一緒に行った弁護士の彼とのセックスだけ。自分の忘れっぽさに呆れながらも、「そもそも忘れることは実はどうでもよいのよね」みたいな結論でたいして気にしておりません。自分にとって大切な、数少ないことだけを大切にしていたいノーラの気持ちがよみとれます。同世代、または共感してくれる人、話す前から汲み取ってくれる人ならば、合い言葉は "You know the one."

私は、老いることも、若さや肌のハリが失われていくことも怖くはないけれど(まあもう中年だからでしょうが)、本当の老人になるのがすごく怖いです(たぶん要は死ぬのが怖いのでしょう)。歩くのもゆっくりで、視力が弱って本を読む気も起きず、四六時中見たくもないテレビの前に座ってるような。でも70代半ばくらいまでは、人は自分が本当に年を取ったとは思わず過ごせるものなのかもしれませんね。しかし人生というのは、長いのか短いのか・・それが問題だ・・・。



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Posted by koburii on  | 2 comments 

2 Comments

洋書Bookworm says..."No title"
こぶりさん。
おかえりなさい!一人旅に出掛けられていたのですか?楽しかったですか?電車で旅に出られるなんて、羨ましいです。でも、やっぱり、ご主人と一緒の旅もいいのかな。私も、どこかに出掛けるとなると、何時間も車で走らなければいけないことが多いので、主人がいるほうが、楽チンです。
下のブログのレストラン、とっても素敵で、おいしそうですね。映画で観るような夜景が本当にあるんだ、とか、思ってしまいました。
こちらの本もおもしろそうですね。私も、昔のことって、ものすごく忘れてしまっているものだなとか思うのですけど、覚えていることって、意外なことが多くてくて、ものすごく、個人的で、おもしろいですね。
ウッデイーアレンの映画は、昔観たことがあるきりです。最近でも、活躍しているのですね。何歳になったんだろう??
2012.06.30 02:17 | URL | #KXDC8cfY [edit]
koburii says..."Re: No title"
> Bookworm さん

コメントありがとうございます。
アメリカで電車で気軽に遠出が出来る場所ってそうそうないので貴重だと私も思います。
中西部もアムトラックは充実していますが、どこでも行けるってわけでもないですしね。
ただその分ニューヨークは車社会じゃないし(タクシー社会?)、アメリカって感じはしないですけどね。

ウディアレンは今年77歳じゃなかったかな。私は高校生の頃からなのでファン歴結構長いのですが、90歳くらいまで撮ってて欲しいと願ってます。ぜひ古巣のニューヨークで、アニーホールやマンハッタンを超える傑作を出して欲しい〜
2012.07.13 11:23 | URL | #- [edit]

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