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Title: The Fault in Our Stars
Author: John Green
Publication date: 2012


Whenever you read a cancer booklet or website or whatever, they always list depression among the side effects of cancer. But, in fact, depression is not a side effect of cancer. Depression is a side effect of dying.

”I'm in love with you, and I know that love is just a shout into the void, and that oblivion is inevitable, and that we're all doomed and that there will come a day when all our labor has been returned to dust, and I know the sun will swallow the only earth we'll ever have, and I am in love with you.”
― John Green, The Fault in Our Stars 


本のタイトルは、シャイクスピアのジュリアス・シーザー、"The fault, dear Brutus, is not in our stars, But in ourselves, that we are underlings."(ブルータスよ、過ちは我々の運命ではなく、我々自身にあるのだ)にひっかけられています。

Hazel Graceは16歳、末期の癌患者です。薬で延命治療がとりあえず成功しているけれど、同時に生活すべてが延期されています。学校にも行けず、友達もなく、もう子供でもないけれど、女性としての未来もない。死を延期してるのか、それとも死を待ってるのか、ある意味分からない日々です。そんな中、親に無理矢理行かせられた癌の子供が集まるサポートグループで、Augustus Waters(Gus)に出会います。片足を失った元バスケット選手で、彼に出合い、Hazelの人生は動き始めます。

笑いあり、涙あり、YA向けなので読みやすく、一度読み始めるとぐんぐん読み進んでしまいます。キャラクターがそれぞれみんな好感が持て、特にAugustus が最高で、Hazelじゃなくても恋しちゃいそうです。ちょっと横ですが、Augustus がHazelを呼ぶ時、フルネームで呼ぶのだけれど、それがすごくいいんですよ。

もう一人の重要な人物は、Hazelが座右の書と崇めている"An Imperial Affliction" の作者Peter Van Houtenです。非常に入り組んだ興味深いキャラクターで、彼を通して作者は、質問に答えないことで答えるという離れ業をやってみせ、またテキストの中でテキストを語ることで、Hazelを通して読者に語りかけることに成功しています。泣けるんですけど、「かわいそうエーンエーン」みたいなやつじゃあないんですよね。ティーン向けですが、大人が読んでも物足りなく感じることはないと思います。

YA作家として定評のある作者が何年も何年も暖めていた作品だそうです。人生がさあこれから始まるという時に、死と直面しなければならない運命の少年少女の声を代弁するわけですから、生半可な気持ちでは取り組めなかったことでしょう。ちなみにQ&A形式で質問にも答えています。ネタバレにもなりますので、未読の方は覗いちゃダメですよ。


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