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144冊目: The Fault in Our Stars

2012年06月29日

thefaultinourstars.jpg

Title: The Fault in Our Stars
Author: John Green
Publication date: 2012


Whenever you read a cancer booklet or website or whatever, they always list depression among the side effects of cancer. But, in fact, depression is not a side effect of cancer. Depression is a side effect of dying.

”I'm in love with you, and I know that love is just a shout into the void, and that oblivion is inevitable, and that we're all doomed and that there will come a day when all our labor has been returned to dust, and I know the sun will swallow the only earth we'll ever have, and I am in love with you.”
― John Green, The Fault in Our Stars 


本のタイトルは、シャイクスピアのジュリアス・シーザー、"The fault, dear Brutus, is not in our stars, But in ourselves, that we are underlings."(ブルータスよ、過ちは我々の運命ではなく、我々自身にあるのだ)にひっかけられています。

Hazel Graceは16歳、末期の癌患者です。薬で延命治療がとりあえず成功しているけれど、同時に生活すべてが延期されています。学校にも行けず、友達もなく、もう子供でもないけれど、女性としての未来もない。死を延期してるのか、それとも死を待ってるのか、ある意味分からない日々です。そんな中、親に無理矢理行かせられた癌の子供が集まるサポートグループで、Augustus Waters(Gus)に出会います。片足を失った元バスケット選手で、彼に出合い、Hazelの人生は動き始めます。

笑いあり、涙あり、YA向けなので読みやすく、一度読み始めるとぐんぐん読み進んでしまいます。キャラクターがそれぞれみんな好感が持て、特にAugustus が最高で、Hazelじゃなくても恋しちゃいそうです。ちょっと横ですが、Augustus がHazelを呼ぶ時、フルネームで呼ぶのだけれど、それがすごくいいんですよ。

もう一人の重要な人物は、Hazelが座右の書と崇めている"An Imperial Affliction" の作者Peter Van Houtenです。非常に入り組んだ興味深いキャラクターで、彼を通して作者は、質問に答えないことで答えるという離れ業をやってみせ、またテキストの中でテキストを語ることで、Hazelを通して読者に語りかけることに成功しています。泣けるんですけど、「かわいそうエーンエーン」みたいなやつじゃあないんですよね。ティーン向けですが、大人が読んでも物足りなく感じることはないと思います。

YA作家として定評のある作者が何年も何年も暖めていた作品だそうです。人生がさあこれから始まるという時に、死と直面しなければならない運命の少年少女の声を代弁するわけですから、生半可な気持ちでは取り組めなかったことでしょう。ちなみにQ&A形式で質問にも答えています。ネタバレにもなりますので、未読の方は覗いちゃダメですよ。


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コメント

どっちにしようかなぁ

 この本と「Me Before You」のどっちを読もうかずっと迷ったまんまなんですよ。なんか似たような内容のような気がしたので。でもこの本はUKではまだ高いからなぁ・・・
 I remember nothing は最近の私の記事とタイアップですねー(
物忘れネタというだけですが)。タイトルがカッコイイ!
 私も彼女くらいさっぱり割り切れればいいけれど、まだまだそこまでは到達できないですよね、ってかまだそこへ行っちゃダメだよね。
 で、物忘れですけど、The Fault in Our Stars のタイトルは一語一語見ないと写せないし、さっき調べたのも忘れてまたアマゾンで探しちゃったよ・・・・あーあ・・・・

 P.s. 今Sexy読み終わったところです。

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Re: どっちにしようかなぁ

> hinajiroさん

Me Before Youも面白そうですなあ。496ページってのがちょっとびびりますが(笑)。The Fault~は300ページちょいだし、スペースもあるのでかなりサクサク読めますが、どうであれ癌の「子供」が主人公ということで、私は最初ちょっと躊躇してしまいました。アメリカではかなり評判の良い本ですよ。

私も物忘れひどいんですよ!スペル間違いは当たり前、誤字、覚え違いも多いし、それくらいならまだいいのですが、先日起きがけに、母親の顔が思い出せなくて。さすがにそれはヤバいだろうと、慌てて写真飾ったりして、逆にシャレにならなくなったり。

本もこうやって記録でも残さないと、私の場合また同じの読みかねないんですよ。なんかこうもっと刻み込みたいんですけどダメですね。ノーラさんと同じで究極的にはどーでもいいんでしょうね(笑)。

ps 「Interpreter of Maladies」ですね!残り半分くらいでしょうか。がんがんいっちゃってください。

はじめまして!

急にすみません。
今日この本を読み終わったのですが、疑問が...。
Augustusはosteosarcoma、"骨肉腫"で死んでしまったんですよね? 調べたのですが、骨肉腫で死亡するケースは少ないらしくて、なんだか納得がいかなくなってしまいました。
足を切断した後に腫瘍が転移してしまったのですか?

答えてくれたらとても嬉しいです!

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Re: はじめまして!

> えみさん

こんにちは!
骨肉腫はざっくり言ってしまえば「骨のがん」ですし、癌である以上やはり転移しやすいのではないでしょうか。
そもそもAugustusとHazelが出会ったのもCancer Kids Support Groupみたいなやつですし、Augustusは一応サバイバーではあっても、いつ再発するかは分らない状態だったのでしょう。
骨肉腫は、転移さえなければ助かる病ですし、最近は化学療法で転移を抑え、生存率が高くなったそうですが、ほんの数十年前までは、手術だけで転移しやすく、生存率の低い難しい病だったと聞いています。
現在では生存率の方が高くなったとはいえ、転移して亡くなられるかたもまだいるそうで、Augustusは残念ながらそちら側だったのでしょうね。

ありがとうございました!

なるほど、やっぱり転移して死んでしまったんですね(>_<)
いま思えば、Hazelのお父さんが、「Augustusが20%の方に入るなんて最悪だね」みたいなことを言ってたような...?
転移して死んでしまう確率は低めだけどそうなってしまったんですね。

納得いきました。
ご丁寧な回答ありがとうございました!

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