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Cosmopolis(2012)のトレイラーからYoutubeでデイビット・クローネンバーグ監督辺りをウロウロしていたのですが、なんとNaked Lunch(1991)で捕まってしまい、久しぶりにDVDでイチから見る羽目に。

ついでだからロブ・エプステイン監督の"Howl"(2010)も見ました。

これであとアメリカで年末公開予定のウォルター・サレス監督 "On the Road"(2012)を見れば、ビート・ジェネレーション三部作終わり(違います)。

Howlのアレン・ギンズバーグ、Naked Lunchのウィリアム・バロウ、On the Road のジャック・ケルアック。ビートジェネレーション3兄弟。どの映画も彼らの代表作の名前をそのままタイトルとして使ってますが、映画はその作者のバイオグラフィーと作品を掛け合わせたような仕上がりです。

ビートジェネレーション。アウトロー、アルコール、ドラッグ、ホモセクシュアル、バイセクシュアル、放浪生活、オリエンタル志向などなど、単語はいくらでもあるけれど、これといって実体がつかめない。その前のロストジェネレーションや、ジャズエイジがインパクトありすぎ(ネーミング上手すぎ)だからか、一般の人々が参加するムーブメントにまで結びつかなかったからか、イマイチ影が薄いような。でも後世への影響力は大きいですよね。

60年代ヒッピーの前衛で、50年代ニューヨークで生まれたビート・ジェネレーション。
長かった大恐慌不況も終わり、成長期に入ったアメリカ。繁栄や成長の名の下に、個人を型にはめようとする時代的圧力を敏感に感じ取り、誰よりも早く表現したのが彼らビートジェネレーショングループだった、みたいなイメージなのですが。彼らの作品は、次世代の若者ヒッピーたちの愛読書となっていきます。

*Naked Lunch (1991)

邦題「裸のランチ」/デイビット・クローネンバーグ監督

巨匠デイビット・クローネンバーグ担当なので、三部作(違います)の中では一番有名な作品かと。

ウィリアム・バロウは作品的には3人の中で一番微妙な気もしないでもないけれど(あ読んでません)、キャラ的には一番強烈です。リアルで奥さんをウィリアムテルごっこで殺しちゃうとか、もうギャグかと。

ドラッグ依存で、薬の力でどんどん自分の内なる世界(インターゾーン)に入っていくので、現実と幻想とが入り乱れます。アルコールとかドラッグ依存性の作家やアーティストって結構いますけど、ちょっとその世界って覗いてみたいじゃないですか。こんな感じっぽいですよね。



虫うじゃうじゃ出てきます。はっきり言って気持ち悪いです。目をそらすほどではないけれど、はたして私はこの映画を見なきゃいけないものなのだろうかと何度か自問する程度には気持ち悪い。いや、でもやはり面白いな。タイプライターやら巨大ゴキブリやら脳みそやらぐちゃぐちゃに混ざってさらに奥へ奥へといらっしゃ〜い。シュールさに見入られ、あっという間に見終わっていた。



*Howl(2010)
監督 ロブ・エプステイン

詩人アレン・ギンズバーグ役がジェイムス・フランコ。どうなのだろうジェイムス・フランコって。正しい配役なのかこれ。この人のぐにゃぐにゃうにゃうにゃ感で本当に本当にいいのか。
Howlという詩集は、わいせつと言うことでその出版をめぐって実際逮捕者が出、裁判で争われたらしいのですが、その裁判とインタビューを混ぜ合わせた感じのドキュメンタリータッチで仕上がっています。



このさい年末には"On the Road"(2012)もぜひ観ようかと。
それにしても三部作(くどいけど違います)では一番キャスティングが派手ですね。



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