147冊目:Before I go to Sleep

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英語が簡単、読みやすいと教えてもらい、手に入ったので早速読みました。。。本当に読みやすいっ!あっと言う間に読み終わりますこれ。

Book No. 147
Title: Before I go to Sleep
Author: S. J. Watson
Publication Date:2011
Pages: 368pp

朝起きて、鏡を見ると、そこに映っているのは、今よりも20歳も老けた自分だった・・・・・。

なんという悪夢でしょう。朝起きたら虫になっていたグレーゴルザムザよりも、女性にとってはひどい悪夢かもしれません。

主人公Christineは40代の中年女性。けれど、毎朝、過去20年の記憶がまったくない状態で目覚めるのです。隣で寝ている知らないおっさんはBenといい、彼女の夫だそうです。毎朝このBenから、何が起き、どうなっていて、そして自分は誰なのか、教えてもらうことで一日が始まります。そして夜眠ると、また全てを忘れ、朝起きて、老いた自分にショックを受け、隣で寝ている夫から説明を受け、うんぬんかんぬん、、を繰り返す日々です。

主人公自身、自分が誰なのか分っておらず、記憶も無いわけで、つまり読者も、支柱がない状態で読み進めなくてはなりません。小説の中心部は、彼女がBenに隠れて記録し続ける日記です。夫、親友、ドクター、自分自身があてにならない状態ですので、誰を信じていいのかもあやふやです。実際どいつもこいつもあやしいのよね。Christineは起きたこと、会話の内容を、必死に記録していきます。そして少しずつ現れて来る空白の20年。20代~40代という、女性にとって一番意味ある時期を、自分はどのように生きてきたのか。果たしてChristineは、過去も未来もない、「永遠の今日」から抜け出すことは出来るのか。

じっくり考えたりしないでにどんどん先に読み進んじゃって~、という作者の気迫すら感じますが、本の面白さというのは、内容だけでなく読むスピードもかなり重要な要素です。こちらの本はその意味ではパーフェクトです。難しい単語や言い回しはなく、内容はミステリーのようなスリラーのような(でもどちらでもないような)ハラハラ系ということで、いろんなレベルの英語学習者にもおすすめの1冊。

個人的にちょっと気になったのはラストで、イマイチやり過ぎというか、素敵過ぎる気もするけれど、まあ映画化もされるならばハリウッドエンディングということで良しとしましょうか。


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Comment

2012.09.07 Fri 10:51  |  Re: ついに読みましたか

>hinajiroさん

> 「あたし、ベンでいいや」
あはは。私もちょっと同じこと思いました。
だってえ例の人はどうであれ去ったことには変わりないですよねえ。言い訳はいくらでも・・てね。
最後、そういう意味でも納得出来ん!後で何を言ってもねえ。。
っと、すぐネタバレしてしまいそうですね。やばやば・・

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