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国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦。



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151冊目: Little House on the Prairie

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Book No.151
Title: Little House on the Prairie
Author: Laura Ingalls Wilder

大草原シリーズの3冊目(2冊目はローラの旦那さんの子供時代が舞台)にあたるLittle House on the Prairie を読みました。

"This is Indian country, isn't it? " Laura said. "What did we come to their country for, if you don't like them?"

前回読んだLittle House in the Big Woodsでも少しふれましたが、大草原シリーズは、ローラ・インガルスが60歳を過ぎてから、幼少期の思い出を本にまとめたものです。

こちらの本では、ウィスコンシンの森の生活を去り、当時まだインディアン・テリトリーであったカンザスの大草原へと一家が向う過程と、そこでの生活が描かれています。前回同様楽しくて、ストーリー自体はワクワクしますが、ちょっと複雑な気持ちも。

一家はこの後(2年後)再びウィスコンシンの元に森に戻り、その数年後、ミネソタのウォールナット・グローブ(テレビ版の大草原の小さな家はこちらが舞台です)に移動するわけですが、その前のこちら、カンザスの草原での生活は、かなり危険を伴うものだったのではないかしら。

読んでいて、父チャールズの無謀ぶりが目につきます。いや、頼もしいし、優しいし、前向きだし、楽観的だし、独立心と冒険心と開拓精神あふれる素晴らしい男性だとは思いますよ、もちろん。

でも番犬がいないと夜も眠れない場所で飼い犬を失いそうになったり、オオカミに襲われそうになったり、家族が父チャールズの留守中インディアンの侵入にあったり、一家で高熱にうなされたり、もうどうなんでしょう。

引越しといっても開拓時代、水から井戸から、家、暖炉、全てを自分たちの手でつくりあげなきゃならないわけですし、それだけでも大忙しなのに、完全自給自足。それを数年で去るわけですよ。私自身が引越し回数がめちゃくちゃ多く1〜2年毎に動いているせいでしょうか、読んでるだけで追体験して疲れてきます。

幼い娘たちとお母さんだけでは、どうにもならない土地に住んでいるというのに、危険過ぎませんかねえ。チャールズに何かあったら一家の安全は保証出来ません。賭けですよね、これ。もちろんちゃんと生き抜くし、責任感ある人だから大丈夫だったわけですが。

インガルス一家は、実際の生活でも、この後さらに移動生活が続きます。
が、待望の息子が亡くなったり、メアリーが高熱で全盲になったり、さらに娘が生まれ、それでも幌馬車で移動し続けたわけです。

リアル生活では、10年ほどの間にウィスコンシン(ビッグウッド)→カンザス(インディアン・テリトリー)→ウィスコンシン(ビッグウッド再び)→ミネソタ(ウォールナットグローブ )→アイオワ →ミネソタ(再び)→ダコタ・テリトリーと移動し続けます。というか同じ場所を行き来してますね。まあ当時は噂以外何の情報もないわけですし、とりあえず行ってみようって感じなのでしょうか。

もちろん出なきゃならない理由があったり、思うように畑の生産が上がらず仕方なくだったりするのでしょうが、元々チャールズは一匹狼的なところもあるし、旅が好きで、新しい土地や未開拓と聞くとじっとしていられないようなところがありますよね。時々自分を押さえられないように歌いだしてキャロラインに怒られたり。元気なんでしょうが、テレビ版の落ち着いた頼れるパパチャールズのイメージとはちょっと違う印象を、本からは受けます。実はキャロラインも本とテレビではイメージが違います。チャールズは少々お調子者でひょろっとしてて、キャロラインはガッチリした女性という印象です。

ローラは完全にチャールズの気質を受け継ぎまして、独立してからも旦那さんと同じような移動生活を続けます。そのおかげでこんな素敵な本のシリーズも生まれ、開拓時代の真髄を子供の目線で生き生きと、後世の人たちが知ることが出来たわけですから、とっても素晴らしいことではありますが。

それにしてもローラのお母さんは大変だったろうなと、やっぱり思う私です。


MEMO <実際のローラの動きを年代順に>
      
1860年 チャールズとキャロライン結婚
1865年 ウィスコンシン州ペピン(Little House in the Big Woods)
                でメアリー誕生
1867年 *ローラ誕生
1869年 *ローラ2歳
      当時まだインディアンテリトリーだったカンザス
     (Little House on the Prairie舞台)に移動
1870年 三女キャロライン誕生
1871年 *ローラ4歳
      ウィスコンシン州ペピン(Little House in the Big Woods)
      に戻る
1874年 *ローラ7歳
      ミネソタ州 プラムクリーク、ウォールナットグローブ
     (On the Banks of Plum Creek、TV版大草原の小さな家の主な舞台)
1875年 インガルス一家、待望の長男フレディ生まれる 
1876年 *ローラ9歳
      アイオワ州 バー・オークに移動(この地でのお話はない)
      フレディ死亡
1877年 四女グレース誕生
1878年 *ローラ11歳
      ミネソタ州プラムクリーク、ウォールナットグローブに戻る
1879年 メアリー高熱にかかり盲目となる
1879年 *ローラ12歳
      ダコタ・テリトリー、デスメット
     (By the Shores of Silver Lake/The Long Winter/
     Little Town on the Prairie/These Happy Golden Years/
     The First Four Years舞台)に移動
1881年 メアリーはアイオワにある盲学校へ
1882年 *ローラ15歳
      ローラは教員の資格を取り先生に
1885年 *ローラ18歳
      ローラ結婚


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