夫婦2人家族、引っ越し妻。いいかげん日本に戻りたい主婦の日記〜散歩/本/コーヒー(おやつ)他。

[映] Anna Karenina(2012)"I am his Mistress"

anna-karenina-movie-2012-poster.jpg

タイトル:Anna Karenina(2012)
監督:ジョー・ライト
邦題:アンナ・カレーニナ(日本公開日/2013年)

早速観てきました。「Atonement」の監督、ジョー・ライト、キーラ・ナイトレーとマシュー・マクファディンの「Pride&Prejudice」チーム。そこにジュード・ロウやらダウントンアビーで長女役のミシェル・ドッカリーが加わって、個人的に期待で胸が膨らみまくりだったんですよー。

演出が凝ってます。てかちょっと凝り過ぎです。

舞台か、バレエみたいなのをイメージしたのでしょうか。トルストイの、というよりも文学の最高傑作(と言われている作品)を、映画にしようというのだから、普通じゃダメなのもわかります。大作を映画化するには、エッセンスを取り出して、独自の世界を打ち立てないと大抵失敗しますしね。

それでもなお、凝り過ぎかなあ。ちょっとこう、いまいち映画に入り込めなかった。
芸術性が高いぶん、ドラマ性が薄くなった感じがしました。もともと本が、アナではなくリョーヴィンに感情移入しやすいように書かれているようなところもあるし、それをアナ完全主役の映画で表すとこんな感じになるのでしょうか。それともラストがあまりにも有名過ぎて、みんな知っているストーリーを最後まで引っ張るためなのか。どうであれ、おかげで視覚的には十分満足しましたよ。



原作アンナ・カレーニナでは、アナよりも周りの人々(特に農夫のリョーヴィン)の描写が多く、比較効果もあって、堅実さの美徳を説くような書き方なんですが(なのでちょっと説教臭い)、こちらの映画ではアナの情熱に絞った感じですね。アナの道ならぬ恋とキーラの美貌が、それ自体で悲劇性を醸し出し、見せてくれるのでそれはそれでいいです(マシュー・マクファディン、ジュードロウは魅力の無い中年男に徹しています)

アナも、不倫相手の将校も、旦那も、農夫リョービンも、それぞれが、自分なりの幸せを探しているのですよ。アナの生き方は愚かですが、彼女が反発したのは夫にではなく、非人間的な社会やシステムにであって、だから彼女は堂々と不倫を夫に告白し、家を出るのです。現代なら、アナは不倫なんて続けず、きっちり離婚し、再婚したと思う。彼女が求めていたのは不倫(お手軽なトキメキや刺激)ではなく、人間らしさなんですよね。

ところで、アンナ・カレーニナは、文学史上最も美しいと言われる女性の一人なのですが、過去アンナを演じた女優さんたちも、もちろん美女ばかり。ハリウッド映画では[写真左から]グレタ・ガルボ(1935)、ビビアン・リー(1948)、ソフィー・マルソー(1997)。

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キーラ・ナイトレーのアナも良かったです。いつも思うけど、キーラは現代的な役より、古い時代背景の方が全然いい。ところで、ピアノを座って聴いているシーンだったかなあ。。パールのネックレスで、ちょこっと横にそれたリボンのモチーフがくっついているやつ(トレーラーのバラのではなく)。。あれすっごい欲しい!



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*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
*すぐ引っ越すので知り合いが出来にくい/単独行動/インドア派、と引きこもり要素たっぷりではありすが、前向きに楽しみを見つけながら暮らしていければと思っています。
*読書や映画の感想を時々書いてます。

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