過ぎ去りしdays

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154冊目:See You at Harry's

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Book No.154

Title: See You at Harry's

Author: Jo Knoweles
Publication date: 2012
Pages: 310 pages

私は中間子で次女として育ちましたが、これって結構微妙な立場なんですよね。
文学作品の中では、若草物語のジョー・マーチ、プライドと偏見のエリザベス・ベネット、大草原の小さな家のローラと、錚々たるメンバーが次女&中間子なのですが、現実的には「ちびまる子」ちゃんが一番近いかなあ。
良く言えば自由人、悪くいうと「誰も気にかけない、忘れられた存在」というやつですね。

See You at Harry'sの主人公、Fernもまさにそんな感じの”invisible”な12歳の少女です。
父と母と、大学を保留にして家を手伝っている姉と、14歳の兄と、3歳の弟Charlieの6人家族。
家族でレストラン経営をしていることもあり、常に忙しく、Fernは怒られることはあっても、褒められることも心配されることも一度もない。母親と二人きりになれた思い出は一度だけ。
とくに弟のCharlieが一家のアイドルでしてね。彼の遊び相手になることもFernの仕事です。

中間子の空しさが良く伝わってきます。同士よ。しかしFernは、親友のRanや、Fernよりも重い問題を抱えている兄のHoldenを通し、自分で自分を”invisibleにしていたことに気がつきます。
そこで起きる事件。家族が二度と立ち直れないのではないかと思わせるものです。
実際家族は二度と元の形には戻りません。特に母親とFern、父親とHoldenの間に入った亀裂は、修復不可能に見えます。

しかし逆にこれできょうだいたちは団結を見せます。そしてきょうだいっていいよなあ(例えポジションは次女でも)と思えるし、また子供の頃って結構大変だったよなと思い出させてくれた本でもあります。

それにしても、Holdenが最後には14歳らしい決断をしてくれて少し安心しました。女の子でも心配ですが、男の子のボーイフレンド問題って、さらに大変そう。


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