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155冊目:Wonder

2012年12月04日

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Book No.155

Title: Wonder
Author:R.J.Palacio
Publication date: 2012
pages: 315pp

"Shall we make a new rule of life…always to try to be a little kinder than necessary?"


こちらも話題の書。ガッツガツ読んでしまいました。一度読み始めると止まらないです。

遺伝的な病気で、生まれつきアブノーマルな顔を持つ主人公のAugust(Auggie)は、ずっと家族に守られて生活してきました。彼の顔がどれくらいアブノーマルかというと、

I won't describe what I look. Whatever you're thinking, it's probably worse.

だそうです。
小さい頃から何度か手術を受け、学校には行かず自宅療養&ホームスクーリングで10歳まできたAuggie。さすがに一生このままというわけにも行かないし、体も今では普通に元気なので、ミドルスクール入学をきっかけに人生で初めて学校へ通うことになります。体は小さめですが、顔以外はいたって普通の10歳です。

けれどもやはりこの「特別な顔」のせいで、クラスの、いや学校中の生徒は誰も彼に近づきません。そんな中でも数少ない友人が出来たり、学校に慣れたり、でもイジメられたり、裏切られたり、仲間を得たり。それはいろいろなことが起きます。

Augustは非常にユーモアのある少年で、この小説の面白さもそこにあります。Auggieは自分で自分の顔を冗談に出来る。もちろんたくさん傷つくけれど、最後はいつも笑いが勝つ。彼の性格の素直さを支えている家族がまたすごくいいです。お母さんの心配は半端じゃないし、実際家族が心配する以上のことが学校で起きるんだけれどね。でも人間って、追いつめられることよりも、逃げ場がないことの方が辛かったりしますよね。Auggieにはいつも逃げ場があって、打ち明けられる人たちがいて、笑い飛ばしてくれる仲間がいて、それが素敵だなあと思いました。

Auggieが通うミドルスクールは私立なので、公立だとこうはいかないのでしょうが、でもイジメや仲間はずれに対する先生たちの配慮や観察も、こうしっかりしているといいですね(同時に驚くようなモンスターペアレントも登場するんだけど)。

またナレーターはAuggie一人ではなく、彼の友人達(つまり本音のところはどうなの?)が語ったり、Auggieのお姉さんが語ったり(家族の注意を100%奪ってしまうきょうだいを持つってどういうこと?)、お姉さんの彼氏や友達が語ったり(直接的なつながりじゃない場合の立ち位置)するので興味深いです。

正しいことと親切なこと、どちらか選ばなければならないのなら、親切を選びましょう。学校でこれを言い切るのも、勇気があることではないですか。


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