Book No.161
Title: Gathering Blue
Author: Lois Lowry
Pages: 215 pages
Publication date: 2000

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“Mother?”
There was no reply. She hadn’t expected one. Her mother had been dead now for four days, and Kira could tell that the last of the spirit was drifting away.


作者は児童文学では大変有名な方で、彼女の一番有名な"The Giver"は、20年経った今でも、学校の指定図書になっています。

私はこちらの"Gathering Blue"が初めてなのですが(The Giverは、どうもあの表紙のおじいさんが・・)、これもざっくりとシリーズものみたいですね。

"The Giver"(1993)、"Gathering Blue"(2000)、 "Son"(2012)、"Messenger"(2004)と、すべて、舞台はユートピアを目指した結果のディストピアな世界で、その完全に管理された味気ない世界で生きる子供たちの試練みたいです。

主人公のKiraは、母親を亡くしたばかりで足の不自由な少女。この世界では、用のないもの、役に立たなさそうなものは、コミュニティから追い出されます。でも外は森で、森には恐ろしい『beasts』がいると言われていて、Kiraの父親もこのbeastsに連れ去られていません。

コミュニティは貧しく、もともと足が不自由なKiraを快く思っていない人は大勢います。織工職人の母親は、必死でKiraを守りながら、彼女が一人でも生きていけるように、自分の刺繍の技術をKiraに叩き込んできました。そしてKiraが、天分として織物職人であることを知り喜びます。しかし母親の保護がなくなった途端、Kiraは早速仲間から、住処を奪われ、追い立てられてしまいます。

Kiraはコミュニティの議会にかけられ、織工職人とし、村の管理下で生活するようになります。そこではKiraが想像すらしなかった生活が待っていて、Kiraは特別な技術を持った他の子供たちと一緒に、ここで働きます。そしてコミュニティの大切なローブを任されます。

Kiraは、刺繍は出来るのですが、まだ糸を染める技術は持っていません。この技術を取得するため、母親のかつての恩師を探し出します。全ての色の付け方を覚えたKiraですが、ただ一つ、ブルーの出し方だけは習得出来ずにいます。

Kiraはとても色に敏感です。そして色は感情を表します。このコミュニティは感情を押し殺す世界で、人々は力と機能性に支配されています。だからこそいっそう、感情を持つ子供たちのアーティスト性が貴重になっていきます。

さてKiraはブルーを見つけることができるのでしょうか。そしてBeastsのこと、父親のこと、Kiraたちを導いてくれるガーディアンの真実とは。

そして本当のところは、このコミュニティの人々が恐れているものは何だったのでしょうか。

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今週は比較的穏やかな気温でしたが、先週の寒波は凄かった。左はセントラルパークの湖で、右はボストンコモンのスワンボードの湖。写真では分りにくいけれど、両方とも丸々凍っています。
そして寒い中、歩き回ったり、人を待ったり、外にいる方が長くて辛かった。週末で家に戻ってきたけど、来週は水曜日頃からまたホテル暮らしになりそうです。




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