過ぎ去りしdays

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166冊目:The Light Between Oceans

Book No.166
Title: The Light Between Oceans
Author: M. L. Stedman
Publication date: July 31, 2012
Pages: 352 pages



泣きました。

くさいんですけど、くさいところで思いっきり泣いてしまいました。

Tom Sherbourne is a lighthouse keeper on Janus Rock, a tiny island a half day’s boat journey from the coast of Western Australia. When a baby washes up in a rowboat, he and his young wife Isabel decide to raise the child as their own. The baby seems like a gift from God, and the couple’s reasoning for keeping her seduces the reader into entering the waters of treacherous morality even as Tom--whose moral code withstood the horrors of World War I--begins to waver.

舞台は1920年前後のオーストラリア。第一次大戦で兵士として戦ったTomは、トラウマを抱えながら灯台守として働いている。ある時本土で出会った若い娘Isabelと恋に落ち、結婚する。

灯台はメインランドから舟で軽く半日はかかる孤島、Janus Rockにあります。ヤヌスというその名が暗示するように、大海の入り口であり出口であり、大海の狭間で小さな光を放っているこの島は、まさにいろんな意味でこの小説の象徴となっています。

このJanus Rockでの二人だけの生活は、若く恋する二人には最高だった。けれどIsabelの度重なる流産と死産で、孤独はそれほど素敵なものでもなくなってくる。そんなある晩、なぞの舟が漂着。舟には男の死体が乗っていて、傍らには元気な女の赤ちゃんが。本土に報告を入れようとするTomと、一日待ってくれと嘆願するIsabel。そしてこの決断が、さらに深い悲しみの種になるわけですが。。

あまり書くとネタバレになるのでこれ以上は書きません。二人の、子供を失った母親両方の叫びに引き裂かれそうになりました。もう誰が悪いとかも咎めたくない。いろんな人の気持ちがわかるぶん、余計辛い。物語って、悪人が出て来る方がスムーズにハッピーエンドになるものなんですよね。悪人が出て来ないと、どうしてこうやって悲劇になってしまうのだろう。

悲しいです。けれどとてもドラマ性が高く、引き込まれます。特にラストに向かい、涙涙です。

舞台もロマンチックだし、風の音、波の音、灯台の光やランタンの灯りが映像的に迫ってくる美しさもあります。

作者はオーストラリアの方ですが、英語のクセも少なく比較的読みやすかったです。






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