過ぎ去りしdays

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173冊目: The Good House

Book No.173
Title: The Good House
Author: Ann Leary
Publication date: January 15, 2013
Pages: 304 pages



積読崩し実践中。こちらは今年始めに勢いで買った本のうちの一冊。

前作"Outtakes from a Marriage"に続き、こちら作者の本を読むのは2冊目です。
作者のAnn Leary さんは、Rescue Meでおなじみのハリウッドスター、デニス・リアリーの奥さんで、ご自分でも本や脚本をいくつか手がけている方です。

Hildy Good is a townie. A lifelong resident of an historic community on the rocky coast of Boston’s North Shore, she knows pretty much everything about everyone. Hildy is a descendant of one of the witches hung in nearby Salem, and is believed, by some, to have inherited psychic gifts. Not true, of course; she’s just good at reading people. Hildy is good at lots of things.  A successful real-estate broker, mother and grandmother, her days are full. But her nights have become lonely ever since her daughters, convinced their mother was drinking too much, staged an intervention and sent her off to rehab.  Now she’s in recovery—more or less.

さて今回の新作。面白いとは思うんだけど、プロットというかメインの流れが見えにくい上にジグザクと進む感じでイマイチのめり込めなかった。キャラクターが興味深い分、残念。
主人公は60歳のアルコール依存症(と疑われる)女性、Hildy Goodです。本人は絶対違うと言い張っていますが、娘たちに28日のリハブ、アルコール依存症更生施設に送られてしまいます。
一方で彼女は、普段はやり手の不動産ブローカー。ボストンに近いニューイングランド沿岸の小さな町で、裕福層の顧客を抱えている優秀なキャリアウーマン。離婚し、娘たちも巣立ったので、犬と暮らしています。職業柄か人間観察に長けていて、あまりにあれこれ見抜いてしまうので、魔女の血でも流れているのではないかと(セーラムの近くなので)言われたりする。

そしてこの町に、ビリオネラーの夫を持つ良家出身の若い奥さんRebeccaが引っ越してくることから話が進んで行きます。このRebeccaもかなりクセのある女性です。そしてHildyとRebeccaの間に、奇妙な友情が芽生えて行くのですが、Hildyは持ち前の洞察力でRebeccaの秘密を知ってしまいます。

小説は、このHildyとRebecca、またはHildyと娘達、孫との話、もしくは昔のボーイフレンド、または元夫との関係、Rebeccaの複雑な交友関係、もしくはHildyの顧客家族の話と複数に及び、それはまあいいのですが、3/4くらい読見終わらないとつながりが見えてこないのですよ。

会話や出来事は個別に興味深いし、全体的にゴシップやらご近所トラブルで面白味もあるし、大きな流れを掴もうとせず、目先のストーリーを楽しむぶんには何の問題もないです。でもやっぱり短時間で読むべき本ですかね。1週間とかそれ以上かけるタイプの本ではないです。

主人公はアルコール中毒(もしくは魔女と)(疑われる)女性ですから、話をどこまでまともに聞くは読者次第。
問題はありますが、正直だし、自立しているし、初老にさしかかりながらもバリバリ現役だし、自己憐憫でメソメソしないキャラクターなので好感が持てます。そして強い女性だからこそ、奥に奥に押しやられる孤独。ハリウッドスターの妻だけあり、成功者や強者の闇の部分がうまく描けているのではないでしょうか。

作者のブログはこちら。

さてさて今日はサブウェイシリーズ2日目で黒ちゃんの日。応援がんばります。



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