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[映画] Her 完璧な恋人

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"Her" (2013)

監督: スパイク・ジョーンズ
出演: ホアキン・フェニックス、スカーレット・ヨハンソン(声のみ)、エイミー・アダムス
配給: ワーナーブラザーズ
公開: 2013年12月18日(USA)

"I’ve never loved anyone the way I love you."

あなたのことを100%理解してくれて、あなたの日常から仕事から趣味に至るまですべてに関心を持ってくれて、朝でも昼でも夜中でもいつでも耳を傾けて話を聞いてくれて、落ち込んでいたら慰めてくれて、元気のない時は笑わせてくれて、臆病になっている時は一歩前に出る勇気をくれる。

そんな異性が現れたら、みなさんはどうしますか。恋しちゃうでしょうか。ああでも一つだけ条件があるんです。その理想の恋人とは、決して会うことは出来ません。写真すら、もらえません。なぜならその恋人は、声だけしか持っていないのですから・・・・



こちらも結構前に見た映画で、今年のお正月映画の中では一番印象に残った作品です。"ビーイング・ジョン・マルコヴィッチ"の監督さんだけあって、テーマとか新しい試みがとても興味深い。一方で本質的にはクラッシックなラブストーリーというね。

舞台はちょっと未来のL.A.(撮影場所には上海とかも使われている)。人々の生活はほとんど今と変わらないけど(服装はハイウェストのパンツが流行らしい)、ハイテクだけが少し進んでいる感じです。

ホアキン・フェニックス演じるセオドアは、最近離婚したばかりで少々うつっぽくなっている孤独な男性。ロマンチックな手紙を、家族や恋人にかわって創作する仕事をしています。

なんとなく日々空しく過ごしているセオドアは、ある日、新ビジネスの人工知能を備えたオペレーティングシステムを利用することにした。ちょっとしたインタビューを受け、OSの声を男にするか女にするか選択する。女性の声を選んだセオドアの前に"彼女"が現れ、自分はサマンサだと名乗ります。そこからセオドアとサマンサ(スカーレットヨハンソン)の交流が始まります。

セオドアとサマンサは、普通の恋人以上に親密になっていきます。二人はデートもするし、ある形で肉体関係も持つし、一緒に旅行にだって行きます。どれも完璧です。セオドアにとって、サマンサはなくてはならない存在になっていきます。生活には張りが出て、仕事にも精が出る。しかしこの恋は、一体どこに行き着くのでしょうか。

コンピューターと人間、ラブストーリーとテクノロジー、孤独とコミュニケーション、親密さと決して近づけない場所。

面白いのはこの映画の感想が、本当みんな違うのですよ。私の周りは比較的女性の反応がイマイチだった。自分の話はしない徹底的な聞き上手のコンピューターと恋愛ねえ・・・みたいな。

私は結構楽しかった。OSとの恋愛も、遠距離恋愛とかメール(文通?)恋愛もあるわけだし、あながち離れた世界ではないかなと。それでも最後の女友達(エイミー・アダムス)と二人で屋上で寄り添うシーンがいい。言葉なんて一つもなくても、ただ肩によりかかるだけで満たされる何か。百万の言葉よりも、海より深い理解よりも、ただぬくもりが欲しいのが人間だったりするのよね。

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