29冊目:The Great Gatsby


Book No.29

Title: The Great Gatsby
Author: F. Scott Fitzgerald
Publication Date: 1925
[Classic]

今月1冊目。これからクラシック本も取り入れていく予定だけど、古典名作って意外と日本語で読んでしまっているから選ぶのが難しい。

未読で、100 Best Novelsの上位に常にランキングされている本を少しずつ読んで行きたい☆

******

Gatsby believed in the green light, the orgastic future that year by year recedes before us. It eluded us then, but that's no matter—tomorrow we will run faster, stretch out our arms farther. . . . And then one fine morning—So we beat on, boats against the current, borne back ceaselessly into the past.

小説のナレーターであるNick Carrawayはビジネスを学ぶため1922年の夏、ニューヨークにやってくる。郊外のロングアイランドにコテージを借りると、隣人が、夜毎パーティーを開くとてもリッチで、あちこちで噂される謎の人物であることを知る。隣人の名はJay Gatsby。夜毎開かれるパーティーとは裏腹に、寂しさを漂わせたこの人物にNickは興味を覚える。

一方でNickは、シカゴからNYに越してきたいとこのDaisyと、その夫である金持ちでスポーツマンでもあるTomとの友好を復活させるが、Tomが浮気をしていることを聞かされる。

そしてある日、NickはGatsbyの夜毎のパーティーの目的と、DaisyとGatsbyの二人の過去を知る。そして過去を取り戻そうとするGatsbyに悲劇が訪れる。

**
1920年代、大恐慌前の金融バブルで沸くアメリカ。たかだか数年で大豪邸で盛大なパーティーを夜毎開くGatsbyは、まさに時代が生んだ成功者であろう。すべての人が金を追い求め、そしてすべてが金で買える時代である。

"Can't repeat the past? Why of course you can!...I'm going to fix everything just the way it was before."(pg.100)>

「時」と「金」。儚く実態のないこの二つのものが本の中心にある。そして人はこの時と金に魅了されてやまない。だからこそ物悲しく、刹那的で、美しいのだろう(バブル期というのは、人間の生き様が凝縮されているから興味深いのだ)。そしてGatsbyにとってDaisyは、おそらく唯一堅固なもので、だからこそあきらめるわけにはいかない。
まるで影絵を見ているような、そんな物悲しく美しいトーンが本全体に流れている。
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*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
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