過ぎ去りしdays

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185冊目"Auggie Wren's Christmas Story" 煙に巻かれて

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Title: Auggie Wren's Christmas Story
Author: Paul Auster
Publisher: Henry Holt and Co.
Publication date:
ISBN-13: 978-0571249770
Format: Hardcover

先日テレビで久しぶりに映画 "Smoke"(1995)を見た。

ちょうど原作であるポールオースターのAuggie Wrens Christmas Storyも年末に読んでいたのね。とてもいい話だったのだけど、あまりにも短いから感想も書かずにいたのですが、せっかくの機会なので。

" As long as there's one person to believe it, there's no story that can't be true."



映画と原作の違いは、映画は原作の部分を最初と最後に使っただけで、後はいろいろ話を加えています。映画を見たのはもう何年も前なんだけど、スキーの親子の話なんて今でも鮮明に記憶している(この挿話は同じオースターだけど、別の小説からのもの)。
映画はオーギー役をハーヴェイ・カイテルが演じていて、とても味のあるいい仕上がりになっています。
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さて原作。

原作は非常に短いです。ネットでも原作が読めますが、NPRで作者自身が朗読してくれています→NPR

物語はざっくり二つに分けることができます。

まず語り手(Paul)がいて彼は小説家なのね。Auggie Wrenというのは語り手Paulの行きつけの煙草屋のカウンターで働いている人で、彼は毎朝同じ場所、同じ時間に写真を取り続けているの。

クリスマスも近いある日、語り手Paulは、新聞社からクリスマスの朝に掲載するストーリーを何か書いてくれと依頼を受ける。何もアイデアが浮かばないとAuggieに愚痴っていると、Auggieが自分の知っているクリスマスの面白い話を教えてくれるの。

ここからがもう一つの話で、Auggieの語るクリスマスストーリーの始まり。それはなぜAuggieが毎朝同じ場所で写真を撮るようになったかというもの。

本、とくに小説が好きな人は、物語が好きなんですよね。それが作られたお話であっても、時にその物語は、現実よりももっと現実味をもって読者に語りかけてくる。私たちは魅入られ、引き込まれ、そして物語を体験する。そのエッセンスって何なのだろうとよく思うんだけど、オースターの小説をじんわり読んでいると、なんとなくわかるような気がしてくる。
て、やっぱりわかんないんだけどね(笑)。

心に残るよいお話ですよ。

ハードカバー本の方は、絵も素敵なの。次のクリスマスプレゼントにどうでしょう。

・・かなり先ですけど。



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