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タイトル:Groundhog Day /「恋はデジャブ」(1993)
監督:ハロルド・ライミス
出演:ビル・マーレイ、アンディ・マクダウェル
制作:コロンビア
公開日:1993年

先日リチャード ・カーティスの"About Time"見てたんですけど、見ながら昔見た"Groundhog Day"ばかり思い出していて、そっちの方が見たくなっちゃってムズムズしていた。速攻で借りた。

"About Time"も面白かったですよ。
タイムトラベルものとしてはめちゃくちゃだけど、
「もし好きな時、好きなだけ人生をやりなおせるとしたら・・」と考えるのはすごく楽しいし、時間がいくらでもあると思うのも素敵だし、それでも結局人って似たようなエンディングを選ぶのではないかと私も思う。


で、"Groundhog Day"。
「恋はデジャ・ブ」みたいなあまり引かれないラブコメ系の邦題をつけられてしまったために認知度がイマイチですが名作です。おすすめ。


グラウンドホッグとは、大型のリスというか小型のビーバーというかそんな感じの動物です。そのグラウンドホッグを中心に、毎年2月2日に春の訪れを予想する田舎風の可愛らしい(つまり地味な)伝統行事がグラウンドホッグデー。

お天気キャスターのフィル(ビル・マーレイ)は、このイベントを報道するために新人プロデューサーのリタ(アンディ・マクダウェル)と、カメラマンの3人で、グラウンドホッグデーで有名なペンシルバニアのとある田舎町に訪れています。

無事イベントの取材も終えて街に戻ろうとするのですが、天候の悪化で道路が閉鎖。やむなくホテルに引き返しもう一泊することに。

ところが翌朝目覚めると、再びグラウンドホッグデーの朝なのです。ここからフィルは永遠にグラウンドホッグ・デーを繰り返すことになります。

起きると毎朝同じグラウンドホッグ・デー。道で出会う人、店にいる人、通る車、イベントに集まる人、きっちり同じ時間に、同じ人がそこにいて、同じ事件が起きる。そして毎朝同じ取材。淡々とした繰り返しに、見ているこちらもうんざりしてきます。ただでさえこのイベントにうんざりしているフィルは、この無限の一日から脱するためにいろんな試みをします。

フィルの心理変化が面白い。思い詰めて自殺を計ったり、開き直って楽しんだり。最終的には、時間なんていくらあっても、自分のためには何をしても空しいということ、意義があるのは芸術性を高め、学べることは可能な限り学び、人のために行動することで始めて人生は満たされるのだということを教えてくれる。

そして、無限の毎日とは、実は私たちの日々の生活のことでもあるわけです。時間なんて本来は存在せず、人は毎日、今日という日しか生きられない。つまり私たちも、毎日グラウンドホッグデーを繰り返しているようなもの。今日は人生そのものだし、覚醒すれば、同じ一日でもここまで完成されるものなのね。

ラストのフィルのように、永遠にグラウンドホッグ・デーが続くように願えて始めて、世界は本来の輝きを見せるのかもしれませんんねー。


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