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監督:ジョン・カーニー
出演:キーラ・ナイトレー、マーク・ラファロ、アダム・レヴィーン
公開日 2014年6月27日(USA)

これ、だいぶ前に映画館で見たんですけどね。感想が遅れたということはそれほど感動はなかったようです。

でも、普通に見ると悪くないですよ!

でもでも、あの"Once"(2006)の監督さんなんです。

同じように音楽がテーマだし、比べてはダメだと思いつつも、どうしてもどうしても比べてしまうと思います。で、Onceと比べると半分くらいの感動です。これは仕方ないですね。

Onceは素晴らし過ぎました。暗い冬のダブリンを舞台に、素人に毛の生えた役者だけを使って、素朴で繊細で宝石のような映画をつくりあげた。ストリートミュージシャンのもう若くない男と、チェコ出身の子連れの移民の娘が、恋愛や男女の関係では辿り着けない場所まで、観衆を連れて行ってくれる映画です。それはまさに音楽の美しさそのもの。言葉では表せない儚さが音色とともに心に留まり続ける。パーフェクト。

そしてBegin Again。主演はキーラとマーク・ラファロ。ラファロはNYCが舞台だと必ず出てくるけど住んでるのかしら。それとマルーン5のアダム。

ダブリン&無名俳優が、華やかなニューヨーク&ハリウッドスターになったわけですね。

恋人でミュージシャンの彼(アダム・レヴィーン)の成功とともに捨てられてしまったイギリス人の娘(キーラ)がロンドンに帰ろうと決めた夜に、すっかり落ちぶれてしまった冴えない業界の中年男(マークラファロ)と出会い、自分の音楽をニューヨークの街角で冴えない仲間と作っていく。パターン的同じですね。

Onceと同じように、男女の関係にはならず、それよりももっといい関係を音楽を通して築いていく感じは同じです。本当に悪くはないんですよ。音楽は人を救うのか?もちろんYESです。

ただちょっとキーラがお洒落過ぎるというか、かっこ良過ぎるというか。飾らない感じが、素朴な娘じゃなくてクールな娘になっちゃうのね。振られた感じもしないし、捨てられた感じもしないし、成功にもお金にも執着しない。でも健気、みたいな。ラストも何の成功もお金も約束されていないOnceと比べると、わかりやすい(でもイージーな)満足感を与えますね。

キーラ好きなにはお進めですかね。ワンピースと自転車でニューヨークを走る姿がキュート。ロンドンはもちろんだけど、ニューヨークもキーラ似合うわ〜。
そしてOnceのような音楽がガッツリと胸を打つ作品を期待して見るとちょっと期待外れになると思う。


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