過ぎ去りしdays

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31冊目:Crank


Book No.31

Title:Crank
Author:Ellen Hopkins
Publisher: Simon & Schuster(2004)
Paperback: 544 pages

今月、3冊目の本。ブッククラブのメンバーに薦められた本。

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Life was good
before I met the monster.
After,
life was great,
At least
for a little while.--Crank


Kristinaは16歳の高校生。何一つ問題を起こさない、おとなしく完璧な女の子。母と継父、そして姉と弟の5人で暮らしている。ある夏休み、8年前の離婚以来一度も会っていない父親に会いにニューメキシコに行く。

常日頃から本当の自分を隠して暮らしているKristinaは、その見知らぬ地で、Breeと名前を変え、別人となる。モンスターの入り口だ。Adamという男の子と知り合い恋に落ちるが、そこでCrank、麻薬を覚える。
少しの解放感から、あまりにも自然に、しかし強力な流れで、ボーイ、セックス、麻薬、レイプ、妊娠と続く。高校生の娘を持つ親ならみな一度は見る悪夢の中で、Kristinaは孤独に溺れる。

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文章スタイルが非常に独特で、e.e.カミングスの詩集を読んでいるような気がした。この文体と配置のおかげで、言葉の一つ一つが最大限に生かされていて、とても力強い小説に仕上がっている。

この小説は、作者の娘の話がベースになっている。母親である作者は、娘の苦しみを理解するため全てを追体験し、娘以上に苦しんだはずだ。子供たちがこれ以上被害に合わないようにと、徹底的に麻薬と向き合い、その奥に潜む孤独を捕らえたからこそ生まれた小説だ。

Crank is more than a drug. It's a way of life. You can turn your back. But you can never realy walk away.(pg537)

My Rating : 4 out of 5

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