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先日寝る前のちょっとした時間にスマホいじってたんですね。
いつものようにAmazonをだらだらとブラウズしていたら、おすすめにこの本が出て来たわけですよ。
キンドル版を即買い。そこからは電気を消し、夫が寝入った横で、遅くまでスマホで一気読み。

”Illusions”に続編があったなんて知りませんでした。しかも今年の始めに出版されたのですね。リチャードバック氏も70代後半ですって。”Illusions”の初版は1977年だそうですので、37年後の続編です。

Title: Illusions II: The Adventures of a Reluctant Student
Author: Richard Bach
Publication date: February 7, 2014(Kindle)
Format: Kindle
File Size: 574 KB

若い頃”Illusions”を読んで影響を受けた私としては、(オリジナル版の感想Iluusions)こちらの続編も当然のように読みました。

ニューエイジというのかスーパーナチュラルというのか知りませんが、若い頃にその手の本にはまった時期があって。ライアルワトソン氏とか好きでしたね。ワトソンさんは猿の話で捏造問題なんかもあったけど、想像もしなかった新しい視点を与えてくれる、ワクワク冒険心溢れる本が多かった。
そしてリチャードバック氏も、新しい視点と可能世界を見せてくれる作家でした。「かもめのジョナサン」、「ONE」、そして「イリュージョン」は、日本でも有名なバック氏の三大ヒット作ですね。

で、こちらはそのイリュージョンの2です。量はそれほどなく15章に分かれていて、どの章もバック氏らしいフレーズで始まる。例えば、
CAPTER 2 : Before believing, we choose what we want to believe. Then we test it for true.
みたいな。

リチャードバック氏はまあいいお年なんですが、現役でまだ空を飛んでいたんですね。で、2012年に、始めての大事故を起こし、臨死体験をし、回復見込みが絶望的といわれた中、短期間で復活されたようです。その体験記を元にしたフィクションがこちらの本です。

”Illusions”の名で出す以上、売れることは売れると思う。でも読者がそれなりのものを要求してくるのは承知で書かれているはずなんだけど、、、。どうも期待値に合わない分、残念。
メッセージ的には同じですね。この世に存在するたった一つの現実は愛で、それ以外はすべてイリュージョン。
We are perfect expressions of perfect Love。

全体的に抽象的過ぎで、言い回しが多過ぎ。D. Shimodaは健在でこれは嬉しい。確かにフィクションのキャラクターなのにリアルに友人のような懐かしさです。

読み物として興味が続くので一気には読めたのですが、読後に”Illusions”のような感銘はなく。スピリチュアルよりも宗教っぽい感じがしないでもなく、一歩間違えると臨死体験を熱く語るお年寄りのような。。最初の本とは対照的に、メッセージよりもご自分の経験を語りたがる高齢者の傾向が出てしまったのは残念ですが、リアルに修行するとはそういうものかもしれませんね。

”Illusions”ほどの期待を持たずに読めば、楽しめる本でしょう。しかしなによりも、事故にあっても年齢を超えて元気に早期回復されたのはさすがだと思うし、まだまだ書けそうだし、イリュージョンに存在し続けてほしいものです。
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