202冊目 Trading Christmas ロマンス小説と多読

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この時期、本屋にもスーパーにもずらっと並ぶのがクリスマス仕様のシーズナルロマンスブック。カバーのイラストはどれも、雪に包まれたコテージやキャビンやキャンドルライトがとても魅力的で、部屋に籠って読みたくなる。

それにしてもロマンス小説とはなんでしょう。ロマンス小説はハーレクインロマンスを代表とするシリーズものがありますが、例えばロマンス小説の女王ノラ・ロバーツを始めとしたシングルタイトルのロマンス小説があります。こちらも何気にシリーズ化されていたりしますが、小説の長さも350〜450ページと普通の小説と変わらないし、マスマーケット版でスーパー直行ってわけでもなく、ハードカバーでも売られます。

今回読んで思ったことは、ロマンス小説の特徴は、ストーリー展開と設定が全てで、キャラに深みがない。同じくロマンティックな小説でも、ニコラススパークやクリスティハンナがロマンスコーナーではなく一般書扱いなのも、たぶん登場人物の魅力やキャラ作りでしょう。一方のロマンス小説の登場人物には、感情移入はほぼ不可能です。で、これはたぶん理由があって、感情移入や共感よりも、もっとダイレクトに自分がその立場になれるようにRPG的に描かれているような気がします。映像で言えば、ロマンス小説はお昼のソープオペラで、読書というより妄想を楽しむみたいな。

英語はティーンノベルよりも簡単で読みやすく、その気になれば1日で読めますから多読にいいです。私もまだまだ読みます。やり直し英語で洋書を読みたいけれど、児童文学ではどしても続かないという人はこういう本の方がいいと思う(女性に限る)。日常生活や主婦の暮らしぶりなど舞台が身近ですし。そしてご都合主義的な展開なので、軽く読まないとかえって疲れるので気楽に読めます。そして語学はリラックスした方が身に付きます。でも語彙が少ないので単語力は鍛えられませんから、TOEICのスコアとか勉強が目的な人には向かないかも。またロマンス小説を千冊読んでも、Hilary Mantelがスラスラ読めるようには決してならないでしょう。その辺ですね問題は。

今回読んだデビー・マッコーマーさんも、多作でたくさん出版されています。こちらの本の内容は、映画「ホリデイ」のお昼のテレビ版です。ワシントン州に住む娘離れ出来ない母親と、ボストンに住む堅物なハーバード教授が、事情があって家を取り替えることになります。そこに母親の友人や、教授のお兄さんが加わって、あっちでこっちでラブラブな展開に。突っ込みどころ満載。

Title: Trading Christmas
Author: Debbie Macomber
Publisher:Mira; Rep Mti edition
Publication date: October 25, 2011
ISBN-13: 978-0778313342
Format: Paperback
Pages: 368 pages

興味深かったのは、ワシントン州のレブンワースという場所が、そんなにクリスマスで盛り上がるとは知らなんだ。ドイツ村なんですね。調べてみたらとても行きたくなった。シアトルしか行ったことがないので、ワシントン州をもっと観光してみたい。

日本でもシリーズミステリー小説などで、半分旅行や料理のガイドになっているものも多いですが、ロマンス小説もそんな感じなのかな。

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*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
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